lannlannmc’s blog

光り輝く島

徒然なるままに(6): 四国八十八箇所霊場第46番札所、子宝の浄瑠璃寺

2013年、チカちゃんも還暦が視野に入り始めたころ、友達から孫の話がちらほら聞こえて来るようになりました。

そのような折り、知人から子宝のご利益についての情報が飛び込んで来ました。

 

場所は四国八十八箇所霊場の一つ浄瑠璃寺というお寺で、愛媛県松山市にあります。

松山空港から約20km、車で30分ほどです。

 

機会を捉えて、参拝することに。 機中から富士山に願いを込めます。

 

四国八十八箇所霊場の第四十六番札所、医王山 養珠院 浄瑠璃寺(いおうざん ようじゅいん じょうるりじ)。本尊は薬師如来、ご利益は心願成就となっています。  

子宝について特筆されていないのが気になりますが、薬師如来様には子授けや安産のご利益もありますので、心から願えば叶えられることを信じて参拝します。

 

境内には樹齢1000年ともいわれるイブキビャクシンの霊木がそびえ立っています。

 

その大木の下には、籾をかたどった石の中にお大師様(弘法大師)が刻まれていて、豊作や長寿のご利益があるとのことです。

 

お釈迦様の指紋が刻まれた「仏手花判」(ぶっしゅけはん)、撫でて心身堅固や分筆達成を願います。

 

お釈迦様の足跡が刻まれた「仏足石」、裸足で踏むと交通安全や足が丈夫になるそうです。

 

お釈迦様の手を刻んだ「仏手石」に自分の両手を重ねて祈ると、知恵や技能にご利益があるといわれています。

 

九つの災難から護ってくれる「九横封じの石」です。

九横(くおう)とは、①不治の病 ②暴力非行 ③淫酒 ④やけど ⑤水難 ⑥獣蛇に咬まれる ⑦崖から転落 ⑧毒呪 ⑨渇き飢え といった災いです。

 

お釈迦様が説法・修行されたインドの「霊鷲山」の石が埋め込まれている「説法石」。腰を掛けることが出来ます。  

小さな境内ですが、ここに来ればあらゆる願い事を叶えてくれそうです。

 

本尊の薬師如来を祀っている本堂。 

写真はありませんが、本堂の左側に一つだけ願い事を叶えてくれる「一願弁天堂」があります。ご利益万能のお寺ですが、叶うのは一つだけ。もちろん、私たちの願いは唯一つ。

 

本堂には「だっこ大師」が置かれてます。

 

早速、願いを込めて「だっこ大師」を抱かせて頂きます。

これまで紹介してきたように、赤毛のアンの島から始まって男性と記念写真を取るたびに肩を抱かれていましたが、今回はチカちゃんの番です。

 

本堂の右手に弘法大師を祀った「大師堂」があります。

 

その大祠堂には、お大師さまの子供のころを象った「誕生佛」があります。こちらも抱っこすることが出来ます。

 

しっかりと抱きしめ、願いを込めます。 

何かご利益がありそうな気がして来ました。

 

あれから4年近く、チカちゃんが三歳前の女の子を抱っこ。節分の日の鬼に、孫が大泣きをしながらおばあちゃまにしがみ付いています。   

ところで、チカちゃんには気になっていることがありました。それは、ご利益を頂いたことへのお礼参りをしていないということです。

 

ということで、再び浄瑠璃寺へお礼参りをします。

 

本堂の「だっこ大師」に孫の誕生を伝えます。

 

お大師さまの「誕生佛」にも感謝を伝えます。

 

今日はお礼参り、の筈ですが。 チカちゃん、何か願っていそう!

 

そして1年が経ち、さらに1年近くが経ちました。

今日は二人目の孫の1歳の誕生日。「一生健康でありますように」との願いを込めて約2㎏の一升餅を背負わせて、祝っています。大泣きをしながらも、足を踏ん張って懸命に起き上がろうとしています。元気な男の子です。

一人目も二人目も大泣き。外国人が見たら、孫ハラと思うかもしれませんが、これもちゃんとした日本の伝統行事です。 

 

それにしても「医王山 養珠院 浄瑠璃寺」の子宝パワー、恐るべし、でした。

徒然なるままに、これにておしまい。

 

徒然なるままに(5) : カリブ海クルーズでカウントダウン

今回はクルーズ船でカリブ海バハマを旅した時の想いでの写真を紹介します。2008年末から2009年元旦にかけての年越しクルーズです。

 

バハマ国 : 700余りの小島から成り、面積は福島県とほぼ同じ13.9平方キロメートル、人口は39万人ほどです。マイアミから首都ナッソーまで約300kmと近いこともあり、カリブ海諸国の中でも人気のリゾート地です。

 

カーニバル社のクルーズ船でカリビアンブルーの海が広がるカリブ海を巡ります。寄港地はバハマのフリーポートとナッソーで4泊5日の予定です。

船の大きさは7万トン、全長261m、旅客は定員2600名で従業員は約1000名です。

 

乗船時にパスポートを預け、代わりにクルーズカードを受け取ります。このカードはルームキーですが、クレジットカードとしての機能も有しています。また身分証明書でもあり寄港地ではパスポートの代わりになります。

 

部屋のタイプには、窓なし(水面下や船体内側の部屋)、喫水線(水面)から上の窓付き、その上のバルコニー付き、更に上の広々としたデッキ付きの部屋などがあり、上の階ほど豪華になっています。私達の部屋は一般的な窓付きで、広さや設備はビジネスホテルのような感じです。

 

部屋代は時期や部屋のタイプによってピンキリですが、3食付きで各種アトラクションも充実していますので、コスパに優れているのではないでしょうか。私達はお得な早割りを利用しました。

 

船の中央付近に24時間対応のフロントがあります。豪華ホテルと見間違えるほどですね。

 

ショーラウンジやカジノもあります。他にもバーやラウンジ、フィットネスルーム、スパ、免税店そして医療施設などが備わっています。船自体が海を漂うIR(統合型リゾート)そのものですね。

 

食事にはドレスコードのあるレストラン形式とカジュアルなブッフェスタイルとがあります。ドレスコードといっても襟付きのシャツにスラックス、女性はワンピ-スなどがあれば問題ありません。TシャツやGパンはカジュアルになります。

 

屋上デッキにはプールやウォータースライダー、パットゴルフもあります。

 

クルージングの心地よい風を受けながらサマーベッドでのんびりしたり、ランチやアフタヌーンティーを楽しむことも出来ます。

 

翌朝、バハマ諸島の北部に位置するフリーポートに寄港。船内に残って楽しむことも出来ますが、もちろんバハマに入国します。パスポートコントロールなどはありません。

 

現地の会社が主催するツアーに参加。バハマもスキューバダイビングなどマリンスポーツが盛んですが、手軽に楽しめるのはグラスボート。サメがうようよしていました。

 

ツアー後はカリビアン料理にバハマのビールでランチ。

船外でのツアーや食事などは全て個人負担になります。

 

夜の間にカリブ海をクルーズして、翌朝にバハマの首都ナッソーに到着。上陸後、ナッソーの街を散策します。

 

土産物屋さんでカリブらしいものを探します。

 

午後から、ブルーラグーン・アイランドでイルカと出会えるツアーに参加。港から船で30分ほどの所にあります。

 

イルカがやって来ました。

 

ウェットスーツに着替えて、イルカとご対面。ダンスなど、イルカとの触れ合いを楽しみます。

(水中用のインスタントカメラですので、画像が悪くなっています)

 

イルカとのキッス(スタッフさんが撮ってくれました。もちろん有料)

 

最後はイルカと泳ぎます。  

2匹のイルカがチカちゃんの足の裏を押し始めました。

 

イルカジェット! チカちゃん、うまく波に乗っています。人類最速男ウサイン・ボルトもびっくり仰天の速さです。  

イルカのキスにジェット、大興奮の体験でした。 

 

2008年最後の太陽がカリブ海に沈んで行きます。

 

カリブ海洋上で、カウントダウンの始まり。

 

デッキ上はカウントダウンに向けて大盛り上がり。

 

船長さんも正装して出て来ました。ロバートデニーロ?のような渋さです。

早速、記念撮影! さすが船長さん、チカちゃんの肩に手を回して雰囲気を盛り上げてくれます。

 

カウントダウンが始まり、2008年から2009年に変わりました。

 

2009年元旦、フロリダの港に帰って来ました。

クルーズ船の旅は、時間を気にすることもなく、あくせくと歩き回って体力を使うこともなく、のんびりと過ごすことが出来ました。年配者や子供連れの家族にはもってこいですね。

徒然なるままに!



























徒然なるままに(4) : その後のブッチャー

昭和を代表する外国人プロレスラーと言えばアブドーラ・ザ・ブッチャーではないでしょうか。平成になってプロレスを見る機会はほとんどなくなりましたが、その後のブッチャーはどうしているのでしょう? 

 

アブドーラ・ザ・ブッチャー。史上最凶の悪役レスラーとして鳴らしましたが、一方で地獄突きと称される空手のポーズや愛嬌のあるキャラクターが受けて超人気者になりました。 

優しそうな目、とても悪役とは思えません。

 

そのブッチャーが米国ジョージア州アトランタでレストランを営んでいるとのこと。  お店はアトランタ市の環状線の南西にあります。

 

そのお店がこちら。2009年に訪れました。

 

その名もずばり「Abdullah the Butcher」という、バーベキューと中華のレストランです。

 

店に入ると、ブッチャーの写真や記念品が所狭しと飾られています。

 

チャンピオンベルトやトロフィーの写真

 

感謝状やフィギュアなどもあります。

 

ブッチャーのトレードマークとも言える額の傷。ここから試合の度に血が吹き出ていましたが、写真には「幸福な流血」だったと書かれています。まさしく ”汗と血と涙” の人生だったのでしょうね。

 

ブッチャーは引退セレモニーで、「若者よ、親を大事にしろ。老人ホームなんかにぶち込むな」と語ったそうです。こちらが彼のご両親。

 

レストランそのものがブッチャー・ミュージアムのようです。

 

中でも、ジャイアント馬場はブッチャーにとってかけがえのないパートナーでした。彼と出会わなかったら、ブッチャーはただの悪役レスラーで終えたかもしれません。

 

ところで、お目当てのブッチャーが見当たりません。マダムに尋ねると「店を引退して、もう来ていない」とのこと。残念! 仕方なく食事をして帰ることにしました。

 

バーベキューリブとチャーハンを注文。超大盛です。半分ほど食べたところで、お腹が一杯に。そこへマダムが来て、「ブッチャーがやって来た」との知らせです。連絡してくれたのですね。

 

杖をつきながら巨体をひきずるようにして椅子に腰掛けると、さっそくサイン会。持参した色紙を渡すと、すらすらと書き始めました。

 

ブッチャーのサインと似顔絵、お店の名刺を添えてくれました。

 

その名刺には、お店自慢のバーベキューリブにフォーク? ならぬ、対戦レスラーの額にフォークを突き刺すブッチャーの得意技が載っています。ブッチャーのロープを嚙みながらフォークを突き刺している顔も額から血を吹き出している相手の表情も身の毛がよだつほどの凄まじさです。

 

サインの後は記念撮影です。

 

チカちゃんとツーショット、ですが、プリンスエドワード島のおじいさんやスリランカのバカタレ君のように肩に手を掛けていません。でも、よく見ると、チカちゃんの腰に手をまわしています。さすが、心優しきアブドーラ・ザ・ブッチャー様ですね。

この時(2009年)、ブッチャーは68歳。とっくの昔にプロレスから引退したものと思っていたのですが、現役でした。最後の試合は2012年だったそうです。

 

ところで最近グーグルマップで確認したところ、お店は廃業したのか移転したのか定かではありませんが、空き家のようになっていました。

 

徒然なるままに!

 

徒然なるままに(3) : スリランカのバカタレ君

スリランカの旅については2021年12月から2022年3月に渡って既に掲載済みですが、その旅の最後に出会った学生4人組をもう一度紹介したいと思います。

 

「光り輝く島」という意味を持つスリランカはインドの南東に位置し、面積は北海道の80%弱、人口は2100万人ほどの小さな島国で、「インド洋に浮かぶ真珠」とも称せられる美しい国です。

 

仏教発祥の地インドが仏教の本家なら、スリランカは分家のようなもの。ところがインドではヒンドゥー教が主流(仏教徒は1%弱)となってしまったため、今ではスリランカが仏教の聖地と言っても過言ではありません。事実、東南アジアの国々から多くの信者が巡礼の旅にやって来ています。

 

スリランカは自然も豊かです。2019年に14日間の日程で、北部の古代遺跡地区から南部の美しいビーチまで、歴史や自然に触れながら旅を満喫しました。そして最後に訪れたのが、スリランカ最大の都市コロンボ、そのコロンボでの思い出の一枚です。

 

コロンボにも見どころはたくさんありますが、一番のお気に入りは市の中心部に位置するベイラ湖に浮かぶように建てられたシーマ・マラカヤ寺院です。スリランカの天才建築家ジェフリー・バワによって設計されたものです。

 

彼の作品はコロンボ市内にいくつかありますが、閑静な住宅街にあるナンバー11というバワが暮らしていた家もその一つです。予約制で内部を見学することも出来ますが、今回はパスして帰国の途に就きます。

 

ホテルへ歩いて帰る途中、BAGATALLEという道路がありました。 バカタレ? なんとなく楽しくなりそう! 

ちなみに、「バカタレ」とは人をののしる言葉ですが、地方によっては「バカ」は ”すごく” という意味でも使われています。「タレ」はタレント (才能のある人) だとすれば、「バカタレ」は ”すごく才能のある人” なの かもしれませんね。”馬鹿と天才は紙一重” とも言いますから。

 

そのバカタレ道路を歩いていると、4人組の学生に出会いました。爽やかで個性豊かな青年達です。あだ名を付けるとすれば写真右から、はにかみやの ”シャイ君”、二人目がまとめ役の ”俺リーダー君”、三番目が優等生の ”ガリベン君”、そして左端の子は? 特に取りえもなさそう、普通っぽい子です。

 

でも、よく見るとチカちゃんの肩に手をまわしてポーズをとっています。このバカタレが! ところで、プリンスエドワード島の爺さんもそうでしたが、これが女性の隣りに並んだ紳士の心得なのかもしれませんね。

この ”バカタレ君”、すごい才能を秘めていそうな気がして来ました。

 

あれから3年余り、スリランカも破産状態で大変なことになっていますが、バカタレ君達、ガンバレ!

 

徒然なるままに(2) : 赤毛のアンの舞台 プリンス・エドワード島

今回は「赤毛のアン」の舞台となったプリンスエドワード島での思い出の写真を紹介します。2008年に旅した時のことです。

 

プリンスエドワード島はカナダの東部に位置する島で、ポルトガルのロカ岬が西の果てならば、この島は東の果てのようなところでしょうか。

 

面積は愛媛県とほぼ同じ5660平方km、人口約16万人(愛媛132万人)、緯度は日本最北端の稚内と同じくらいです。

 

プリンスエドワード島の州都はシャーロットタウン。  街の中心となるピークス・ワーフにはショッピングエリアやレストランなどがあり観光客で賑わっています。

 

水陸両用の観光バス(船)でシャーロットタウンの歴史地区巡りや湾内クルーズを楽しむことが出来ます。

 

レンタカーでホテルへ。周辺は牧歌的な風景がどこまでも広がっています。

 

プリンスエドワード島は農業・漁業が盛んで、名物はロブスターや牡蠣・ムール貝そしてジャガイモなどです。

夕食はホテルからほど近い町ノースラスティコのロブスター専門店で、サイドディッシュはジャガイモ。

 

赤毛のアン」の物語の舞台は島の北部にあります。なかでもグリーンゲイブルズの家があるキャベンディッシュ村が人気の観光地です。その手前に当時の様子を再現した郵便局がありますので、立ち寄ってみます。

 

赤毛のアン」の作者モンゴメリーの等身大のパネルやアンの肖像画などが展示されていました。

アンはこの郵便局の前で入学試験の結果が届くのを今か今かと待っていたそうです。

 

アンは少女時代をグリーンゲイブルズ(緑の切り妻屋根)の家で過ごします。そのモデルになったのがこの家です。当時はモンゴメリーの従兄弟の家族が住んでいました。

 

家の周りには色とりどりの花が咲いています。

 

グリーンゲイブルズの家の中に入ると、1階にはリビングやダイニング、キッチンなどがあります。

 

アンの部屋がある2階への階段は花柄の壁紙で覆われていて、花のトンネルをくぐり抜けて行くような感じです。

 

アンの部屋です。リンゴの花壁やモスリンのカーテン、そしてシングルベッドが置かれています。椅子の上には孤児院から持って来た古い手提げかばん、壁にはワンピースそして床に編み上げブーツなどがあり、赤毛のアンらしい雰囲気の可愛い部屋です。

 

周辺にはアンが学校に通った「恋人の小径」や親友ダイアナの家へと続く「お化けの森」があります。アンになったつもりでのんびりと散歩するのもいいですね。

 

敷地内には当時を偲ばせる建物などがあり、アイスクリームも売っていました。

 

キャベンディッシュ村から20kmほど西へ行ったところにグリーンゲイブルズ博物館があります。その手前に「輝く湖水」があり、アンが初めてアイスクリームを食べたのがこの湖の畔です。

 

「銀の森屋敷」と呼ばれているグリーン・ゲイブルズ博物館。モンゴメリーはここで結婚式を挙げましたが、その時、愛の誓いを立てたのがこの暖炉の前だそうです。

 

この博物館にはモンゴメリーゆかりの品々が展示されていて、土産物も販売されていました。

 

プリンスエドワード島は「世界一美しい島」とも言われています。島特有の赤土の海岸がどこまでも広がっています。  

 

水平線に広がる雲をかき分けるように太陽が沈んで行きます。日本では今この太陽が昇り初めているのでしょうね。

 

家の形をした灯台やおとぎの国の家のような灯台プリンスエドワード島には美しい海岸線にマッチした個性的な灯台が数多くあります。

 

1845年に建てられたポイントプリム灯台。この島で最も古く、カナダで唯一レンガで出来た丸い灯台です。中に入るとレンガが積まれているのが分かります。

 

初日に訪れたロブスター専門店の近くにあるノースラスティコ灯台

この灯台の裏手に民家があって、その庭のベンチで白いあご鬚のおじいさんが腰掛けてひと時を過ごしていました。

 

悠久の大地の片隅で、白く長い鬚が彼の人生を語っているかのようです。

この穏やかなひとコマを写真に収めたかったのですが、断りもなく撮るのは失礼ですね。そこで、チカちゃんと一緒に撮らさせて頂くことに!   

 

おじいさんがチカちゃんの肩にそっと手を置いて、初めて会った彼女を優しく包み込んでくれています。赤毛のアンの物語りが生まれたプリンスエドワード島の穏やかな雰囲気そのものです。

 

徒然なるままに!

 

 

 

 

 

徒然なるままに(1) : 伊豆半島大瀬崎 神池の鯉

新型コロナの影響でリタイヤ後の旅が中断したままです。withコロナ時代になっても旅先で感染したら! と考えると、海外へは二の足を踏まざるを得ません。しかも今年で古希、 気力も体力も衰えて来ました。このままでは、このブログも自然消滅しそう。  そこでブログの維持を兼ねて、徒然なるままに、思い出のアルバムの中から記憶に残る一枚を紹介したいと思います。   

1回目は2011年に訪れた伊豆半島の西側にある大瀬崎の神池から。

 

伊豆半島西側の付け根に大瀬崎があります。

 

駿河湾にポツンと飛び出た小さな岬が大瀬崎で、その先端に直径100m弱の神池があります。

 

富士山ビュースポットから大瀬崎が見渡せます。岬の先端にある神池には鯉や鮒などが生息しています。周りはすぐ海、にもかかわらず、なぜか淡水です。

 

少し霞がかっていますが、大瀬崎 神池の向こうに富士山が望めます。

 

岬の付け根の駐車場から歩いて神池に向かいます。途中にきれいなビーチがありましたが、この日は12月末で海水浴客はいません。その代わりウェットスーツを着た人達がいました。ここはダイビングスポットのメッカとして知られたところだそうです。

 

大瀬神社が見えて来ました。

 

神社の境内には国の天然記念物に指定されているびゃくしんの樹が130本余り植わっています。

 

この巨木は周囲が7mもあり、樹齢1500年以上だそうです。

 

岬の先端では真っ白な大瀬崎灯台駿河湾の安全を見守っています。

 

海岸からは海越しに富士山が拝めます。この日は生憎のかすみ空。

 

饅頭のように脹らんだ岬の先端に直径80~100mくらいの卵型をした神池があります。海岸から池までは50mくらい、狭い所では15mほどしかありません。神が宿るため池底を調査する人もなく、この池が何故淡水かは今もって謎だそうです。   

池を覗くと、鯉が集まって来ました。

 

無人販売の餌を買って池にバラまくと、彼方此方からおびただしい数の鯉が丸い口を大きく開けてパクパクしながら群がって渦巻きながらやって来ました。

 

ここには私達二人だけ、今にも池の主が現れて池底に吸い込まれそうな薄気味の悪さです。チカちゃんはといえば、後ずさりして立ちすくんでいました。

 

写真だと、鯉がコーラスをしているように見えなくもありませんが!

 

次回はほのぼのとしたものを紹介したいと思います。徒然なるままに!

 

 

 

 

光り輝く島スリランカ:(3章)リゾート地ウナワトゥナからコロンボへ

スリランカ編第1章及び第2章では車をチャーターしてバンダラナイケ国際空港からスリランカ北部の遺跡地区や自然豊かな中央部を旅して来ました。第3章では南部に位置するウナワトゥナを拠点としてその周辺を観光し、帰国前にスリランカの最大都市コロンボを訪れます。

 

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車チャーターの最終目的地はウナワトゥナ。世界の美しいビーチ100選に選ばれたこともあるほどのかわいいビーチがあります。ここに4泊して世界遺産のゴールや最南端の町ミリッサでホエールウォッチングを楽しみます。その後、タクシーでコロンボまで移動、翌日夕方のフライトで帰国の途に就きます。

 

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地球の歩き方より :

ウナワトゥナが他のリゾート地と違うのは、ビーチがメインロードから離れているということだ。まるでプライベートビーチのような感覚で過ごせることが最大の魅力だ。以前、このビーチはヌーディストたちの楽園として人気を集めていた。全裸になることがタブーとなったいまでは、素っ裸で砂浜を闊歩する姿を見かけることはない。それでも、当時の自由気ままな雰囲気は色濃く残されている。ちなみに、ウナワトゥナのビーチの砂の色は黄金ではなく、白に近い。

 

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宝石の産地ラトゥナプラからウナワトゥナまで約150km、車で3時間程です。

コロンボからゴールに向かう列車、ウナワトゥナが近くなって来ました。メインロードから路地のようなウナワトゥナのメインストリートに入り、夕方前にホテルに到着。 ここでドライバーのランカさんとお別れです。1週間ありがとうございました。

 

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ホテルはハイディング・ウナワトゥナ。ミッキーマウスのようにカットされたキングココナッツジュースのおもてなし。

本館は改装中で、私達が泊まるのは離れの建物です。ハイディングという名前の通り、隠れが的な雰囲気が漂っています。

 

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部屋は広々、シャワールームには内庭があって解放感たっぷりです。ビーチのホテルといった感じ!

 

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私達の部屋の前に、アヒルが卵を3個産み付けていました。ネット予約した時には孔雀が写っていたのですが、アヒルに変身? 宿泊客が連れて来て、そのまま居着いたそうです。

 

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夕食のためメインストリートをぶらぶらしていると、入り口がカウンターバーのようなレストランがありました。バーを通り抜けるとビーチです。

 

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砂浜の上にテーブルと椅子が並んでいます。ハッピーアワーでビールが半額。浜辺で心地よい風を受けながらのビールは最高。食事中、椅子が砂の中に埋めり込んでいくので、時々引き上げたりもします。

 

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朝食は向いのホテル・ハッピーバナナで頂きます。私達のホテルのオーナーと同じファミリーで、こちらはビーチに面しています。白い砂浜に青い海と空、とってもさわやか!

 

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チカちゃんの後ろでおどけたポーズのお兄ちゃん。ごっつい顔に似合わずとてもフレンドリー!  

朝食後、世界遺産のゴールを訪れます。

 

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小さな半島にポツンと取り残されたようにゴールの旧市街があります。1988年に城塞都市として世界文化遺産に登録されました。  

ウナワトゥナからはコロンボ方面(北)へ7km程のところにあります。

 

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地球の歩き方より :  

以外にも小さなゴールの鉄道駅を出て、まず最初に目に飛び込んでくるのは、赤茶色の石造りの時計塔と高い塀。旧市街を取り巻く砦だ。ゴールはスリランカ南部最大の町。首都コロンボより、南へ約120kmに位置する。港町としての歴史は古く、14世紀頃にはアラビア商人たちの東方貿易地として繁栄していた。その後、1589年にはポルトガル人たちが最初の砦をここに築く。これをきっかけとしてゴールの外国人による支配がはじまり、1640年にはオランダが砦を拡張し、その中に町を築いた。これが現在のゴール旧市街の原型である。イギリス植民地時代にも、支配の拠点として重要な位置を占め、堅固な砦を持つ城塞都市として完成されてきた。ゴールの歴史はそのまま、スリランカで繰り返された被支配の歴史だといえるだろう。

 

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ウナワトゥナからトゥクトゥクでゴール旧市街のメインゲートにやって来ました。  まず最初に目に飛び込んできたのは、”赤茶色の石造りの時計塔” と ”高い塀” です。

 

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メインゲートから500mほどのところに旧市街への入口となるオールドゲートがあります。ゲートの上には大英帝国の紋章が刻まれています。

 

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ゲートをくぐった内側の壁には世界初の株式会社であるオランダ東インド会社の紋章が刻まれています。表と裏の紋章で、オランダからイギリスに統治が移ったことが見て取れます。

 

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オールドゲートから海側に進むと、白い建物が見えて来ました。オランダ統治時代のダッチ・ホスピタルで、元々は病院でしたが、現在はレストランやショップが入っています。2階のテラス席で潮風に当たりながらビールで小休止。

 

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ダッチ・ホスピタルから海沿いの城壁に沿って進んで行きます。

 

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ゴールのシンボルともいうべき白亜の灯台が見えて来ました。   

その灯台の下の海岸がムーンストーンのようにキラキラと輝いています。その中にカップルがいて、足を清めているかのようです。さすが、仏教の聖地ですね!

 

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イギリス統治時代に建てられた灯台。その後、焼失しましたが、1939年に再建されました。

 

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灯台から、半島先端の海岸沿いの土手を、海に突き出たフラッグロックに向けて歩いて行きます。

 

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フラッグロックから見るインド洋。右手には半島を囲むように城壁が伸びています。

 

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炎天下を避けて木陰で一休みした後、旧市街を散策します。

 

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風変わりなカフェでティータイム。ミシン台がテーブル代わり。ジュースも再利用した瓶に入っています。

 

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再び街を散策。こちらの通りにはスリランカ産の宝石を扱っているお店が並んでいます。

 

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植民地時代に集められた骨董品などを展示している博物館もあります。   

ゴール旧市街を歩いていると、ヨーロッパの旧市街に迷い込んだような、そんな感じがして来ます。その筈で、

 

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左はオランダ統治時代に建てられたダッチ教会、右はイギリス統治時代のオール・セインツ教会です。見学出来ますが、昼休みでした。

植民地時代のコロニアル調の街並みが、200年ほど経った今も、遠く離れたこの小さな島国の片隅にそのまま取り残されています。

 

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土産物を探すために新市街に行きます。1kmほどですが歩くには暑すぎ、トゥクトゥクに限ります。

 

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遅めの昼食はバスターミナルのレストランで。チカちゃんはホットドッグ、私はカレー。出てきたのは、大盛りのライスとその上の赤いスパイス、それとカレー汁のみ。このスパイスがめちゃくちゃ辛いのですが、汗だくになりながらいつのまにか完食していました。

 

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スリランカ最南端の町ミリッサ。美しいビーチやサーフポイントとして欧米人に人気の町です。加えて、ミリッサ周辺の海域には11月から4月頃にかけてクジラが回遊して来ることから、ホエールウォッチングの拠点としても賑わっています。

 

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トゥクトゥクで朝6時にホテルを出発。船の出向は7時、ミリッサまでは約30km、間に合うのでしょうか。

夜明けの国道をぶっ飛ばし、なんとかセーフ。

 

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最後に乗船。1階はガラガラ、皆さん2階にいました。

 

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仲間の船に続いて我々も出航!

 

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快調に沖合を目指しています。波は穏やかな方ですが、船酔いが心配な方には酔い止めの薬も配られています。出航すると、やがて朝食タイム。

 

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ミリッサ港の沖合10kmほどにやって来ました。

 

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皆さん舳先(へさき)に陣取っています。見張り役の船員さんは屋根に上って海面をじっと見つめています。

 

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他の船がクジラを見つけたようです。そちらに近寄って行きます。

 

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コビレゴンドウクジラ、体長4~6mくらいの小型のクジラです。

 

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ブオウ~と大きな声を発して潮を噴き上げています。迫力満点ですが、小型だけに噴き上げる潮はそれほど高くありません。

 

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コビレゴンドウクジラが見えなくなって暫くすると、船員さんが指さす方向に潮しぶきが上がりました。先ほどのコビレゴンドウクジラより高く上がっています。

 

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ニタリクジラです。全長12~15m、体重は14~30トンくらいあるそうです。

 

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潜っては浮上して潮を噴き、これを何度か繰り返しています。  

やがて一段と高く潮が噴き上がると、「最後のジャンプだ」と船員さんが発しました。

 

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大きく浮上し、頭をより下げて、海の中へ消えてしまいました。深く潜って行ったようです。

 

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港に帰る途中、海面に波しぶきが!   イルカの大群です。

 

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遠くでは、ジャンプしているイルカもいます。

 

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船に近づいて来ました。体長2~3mほどのバンドウイルカです。

 

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船の下を通り抜けたり、ジャンプをしたり、猛スピードで泳いでいます。

 

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キングココナッツジュースを頂きながら港へ帰ります。

 

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ウナワトゥナに帰る途中にアハンガマという町があります。海に立てた棒につかまって魚を釣るストルトフィッシングという漁法で知られている町です。私も44年前に実際に釣っているところを間近で見ました。が、ドライバーさんによると、今では観光客相手にそのような恰好をするだけで、しかも法外な値段を要求されるとのことでした。

 

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昼頃にウナワトゥナに帰って来ました。このトゥクトゥクで約60kmの距離を走ったわけで、決して安全とは言えませんが、爽快なドライブでした。

 

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ホテルに帰ると、アヒルの雛が卵からかえっていました。3匹いますが、1匹だけ色が違います。灰色で、まるで ”みにくいアヒルの子” ?、それとも孔雀の子でしょうか。

 

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こじゃれたレストランで昼食。ピザとメキシカンのナチョス。ビールに合いそうですが、残念ながら置いていませんでした。

 

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食後はアーユルヴェーダ・タイム。チカちゃんは2時間コース、私は1時間のオイルマッサージを受けることに。終わった後はビーチでのんびり。

 

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今夜もビーチで夕食。お座敷のような席もあり、カップルで埋まっています。ヌーディストビーチの名残りでしょうか!

 

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魚介類のバーベキューもやっています。おいしそう!

 

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野菜のカレーにイカ焼き。

 

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三日目の朝もハッピーバナナで朝食。お兄ちゃんが大きなオマールをゲストに見せて回っています。これまで見たこともないような超ビッグサイズです。

 

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朝食後はビーチでのんびり過ごします。  

ビーチパラソルとチェアは無料で時間無制限。あっという間に埋まってしまいました。

 

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午前中のせいか、砂浜に人はまばら。犬も気持ちよさそう。

 

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重そうなリックを背負ったバックパッカーや、大きな袋を抱えて土産物を売り歩く人達が砂浜を行ったり来たり。かつてはヌーディスト達が素っ裸で砂浜を闊歩していたそうですが!

 

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きれいなビーチです。

 

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海もきれいで、心地よい水温です。ビールをメインに軽めの昼食で、5時間くらい浜辺にいたのでしょうか。久々にのんびりしました。

 

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ホテルから4kmほどのところにあるジャパニーズ・ピース・バゴダにトゥクトゥクでやって来ました。日本山妙法寺が世界平和を願って建立したそうです。

 

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白くて美しい仏塔、床面もきれいに掃除されています。  

対岸にはゴール旧市街の半島が見渡せます。

 

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バゴダの隣に日本山妙法寺があります。 私達を日本人と見てか、管理人と思しき男性がやって来て、お堂の扉の鍵を開け、中を拝見させてくれました。

 

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平和の鐘をついて、来た時と同じトゥクトゥクでウナワトゥナに帰ります。

 

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ウナワトゥナ最後の晩餐はカレー。欧米からの観光客に大人気のカレー専門店です。2階がジャングルの山小屋のような雰囲気でよかったのですが、満席でした。

 

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壺に入ったライスやカレーを好みで皿に取ります。お代わり自由、バックパッカー風の人はてんこ盛りで2度3度。ただ、西欧人好みにしているせいか、スパイスが物足りないかな!

 

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朝食を取っていると、いつものお兄ちゃんがウミガメの子を見せに来ました。スリランカでは子ガメの放流も観光資源で、そこから迷い込んで来たようです。  

食後、タクシーでコロンボへ移動します。

 

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スリランカ最大の都市コロンボ。ウナワトゥナから120kmほどです。人口は75万人、周辺を含むコロンボエリアだと200万人余りになります。かつての首都ですが、1984年にコロンボから10kmほど東にあるスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテという小さな町に移されました。

 

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地球の歩き方より :     

植民地時代の香りを強く残すコロニアルな街並み。街の中心におかれた時計塔や、当時の伝統を守り続けるホテル。コロンボを代表する、これらの無国籍的な風景は、この町の歴史そのものでもある。まだ世界が広い海を知らなった時代、コロンボは小さな漁村に過ぎなかった。やがて、ここへアラブ商人たちがやってきて、西の地の富と引き換えに、この島の香料や宝石を手に入れる交易場として使うようになる。コロンボは外へと開かれた港となり、以降のポルトガル、オランダ、イギリスと続く植民地支配の中では、本格的な港湾都市として発展してきた。スリランカにありながら、外国人によってつくられた町。それがコロンボなのだ。

 

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ウナワトゥナからタクシーで高速道路を使ってコロンボのホテルへ向かいます。距離は約120km、タクシーで2時間余り。タクシーといっても普通の車で事前交渉のお値段は8500Rs(6000円)でした。  

ホテルではポーターのイシャーラ君のお出迎え。彼も研修で2年間日本に滞在したことがあり、日本語が達者です。 

 

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海沿いにあるマリノビーチコロンボホテル。 

屋上にはプールと海を一体化させたインフィニティプールがあります。スリランカの天才建築家バワが設計したヘリタンスカンダラマホテルのプールと同じ原理です。

 

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コロンボには1泊のみ。先ずは昼食、ホテル前のトゥクトゥクでバワが設計したレストラン The Gallery Café にやって来ました。

 

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入口にはだれもいません。中へ中へと入って行くと、蓮池やツタが垂れ下がった中庭などバワらしさが漂って来ます。

 

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ビールとスパゲッティで軽めのランチ。

 

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”PickMe”という配車サービスでキャラニヤの寺院に向かいます。携帯がメーター替わり、値段交渉をする必要もなく安くて便利です。

コロンボは大都会だけあって渋滞だらけ。目的地まで10kmほどでしたが、50分もかかってしまいました。着いたのは寺院の前にあるキャラニヤ河、かつてはここで沐浴をしてから参拝したそうです。

 

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キャラニヤにあるラジャ・マハー・ヴィハーラ寺院。キャラニヤ寺院とも言われています。中に入ると大きな菩提樹があり、その下の白い仏像の前で信者の方が熱心にお参りをしています。

 

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キャラニヤ寺院。  

仏陀スリランカを3度訪れています。3度目の紀元前520年にこの地を訪れ、キャラニヤ河で沐浴をして説法を説いたそうです。その聖地としてキャラニヤに寺院が建てられ、その後の内戦で破壊、修復が繰り返され、20世紀初めに現在の姿になっています。

 

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本堂周囲は、建物を支える人や動物の彫刻、ヒンドゥー教ガネーシャ神、ワニを踏みつけているなまめかしい美女の像などで飾られています。

 

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入口の天井には八芒星(はちぼうせい:八角形の星図形)が描かれ、その周りを天女が踊っています。

お堂内部は撮影禁止。壁や天井には一面にびっしりとフレスコ画が描かれていました。また、涅槃仏や黄金の仏像などもあり見どころ満載です。

 

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キャラニヤ寺院からタクシーでコロンボ市内へ帰り、コロンボ市民の憩いの場となっている海沿いの広場ゴール・フェイス・グリーンにやって来ました。

 

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多くの市民が夕涼みがてら集まっています。子供達も海辺で打ち返す波に洗われてビショビショ。

 

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コロンボの中心フォート地区にあるダッチホスピタル。オランダ統治時代に建てられた病院をショッピングセンターに改装したもので、人気のお店が入っています。その中でも超人気の蟹専門店 Ministry of Crab で夕食。

 

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お値段は蟹のサイズで決まっています。1キロサイズで14600Rs(約1万円)、スリランカの物価からすれば、破格のお値段でしょうね。

 

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チカちゃんも大満足の美味しさでした。 

ところで蟹といえばシンガポールのチリクラブが有名ですが、その蟹のほとんどがスリランカ産だそうです。

 

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スリランカ14日目、最後の日です。

テラス席で海を眺めながらの朝食。

 

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その海岸線沿いをゴール行きのディーゼル列車が煙を吐きながら走って行きます。乗降口にはドアもなく、人が溢れていました。

 

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市街中心部のベイラ湖の畔に建つコロンボ最大の仏教寺院「ガンガラーマ寺院」にやって来ました。入り口で靴を籠に入れて、見学開始。

 

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この寺院には仏像をはじめとして美術品や骨董など、アジア各地から集めてきた数多くのオブジェがそこら中に置いてあります。

 

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本堂は極彩色で、中央に大きな座像の仏陀が安置されています。

ところで皆さん仏像に背を向けて写真を撮っています。背を向けるなど御法度の筈ですが、ここでは問題ないようです。

 

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本堂を出ると仁王像のようなものや、象の牙に護られた白い仏像が置かれています。

 

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壁の装飾も煌びやか。

 

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実物大の象、剥製でしょうか? それとも作りもの?   

隅っこに展示前の立派な仏像がポツンと置かれていました。後ろに回ると中は空洞、しかも、なんと、樹脂で出来ているではありませんか。レプリカ? 訳が分かりませんが、これだと背を向けても問題なさそうです。  

 

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中庭に大きな菩提樹、その幹は建物の中まで伸びています。アヌラーダブラの神木から移植されたもので、その根元には穏やかなお顔の仏様が置かれていました。

 

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こちらには多くの仏像と仏塔が並んでいます。インドネシア・ジャワ島のボロブドゥール遺跡で見た仏像や仏塔を彷彿とさせます。

 

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象牙に護られ、ケースに入った小さな仏塔、通り過ぎてしまうところでしたが、「仏陀の頭髪」と書かれています。

 

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よく見ると仏塔の中に髪の毛があります。手の届くようなところに仏陀の髪の毛があるなんて信じられません。が、係員に尋ねると本物とのことでした。

 

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エメラルド仏もあります。タイのエメラルド寺院(ワット・プラケオ)から寄贈されたものでしょうか。タイでは見れなかったので、こちらの分身を拝まさせて頂くことに。

 

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アジアの文化がぎっしりと詰まっていて、欧米人にも人気のガンガラーマ寺院でした。

 

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ガンガラーマ寺院の近くに、ベイラ湖に浮かぶように建てられたシーマ・マラカヤ寺院があります。天才建築家ジェフリー・バワの設計によるものです。

 

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本堂の周囲は黄金の仏像で囲まれています。

 

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本堂北側には僧侶になるための儀式を行うお堂、南側には仏陀の像があります。

 

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菩提樹の下で瞑想する仏陀の座像や涅槃仏が安置されています。

 

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本堂に入ると、湖面で冷やされた空気が四方の透かし格子から通り抜け、心穏やかにさせてくれます。

 

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シーマ・マラカヤ寺院を後にして、トゥクトゥクでナンバー11というジェフリー・バワが暮らしていた家に立ち寄ります。時間外で見学出来ませんでしたが、バワにお別れをしてホテルへ歩いて帰ります。

 

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途中、学生と記念撮影。最後は道端の屋台でキングココナッツジュース。

 

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ホテルで着替えをして、バンダラナイケ国際空港へ。   

空港ロビーは大混雑、チェックインに時間がかかりましたが、14日間の日程を終えて日本へ帰ります。

 

リタイヤ後の旅第9弾は、ルビー婚記念で40年ぶりのグァム島を予定していましたが、新コロナ第一波に見舞われたため、断念せざるを得ませんでした。いつになったら安心して海外に行けるようになるのでしょうか。

もう一度行きたい国、私はスリランカに行けて大満足ですが、チカちゃんにとってはスペインの未完のサクラダファミリア教会が心残り。その完成はガウディ没後100年となる2026年の予定でしたが、観光客の入場料で賄われている建設費がコロナの影響で激減したため目途がたっていません。私達が元気なうちに完成することを願うばかりです。