lannlannmc’s blog

光り輝く島

スリランカ21. 城塞都市ゴール

城塞都市ゴール:地球の歩き方より

以外にも小さなゴールの鉄道駅を出て、まず最初に目に飛び込んでくるのは、赤茶色の石造りの時計塔と高い塀。旧市街を取り巻く砦だ。ゴールはスリランカ南部最大の町。首都コロンボより、南へ約120kmに位置する。港町としての歴史は古く、14世紀頃にはアラビア商人たちの東方貿易地として繁栄していた。その後、1589年にはポルトガル人たちが最初の砦をここに築く。これをきっかけとしてゴールの外国人による支配がはじまり、1640年にはオランダが砦を拡張し、その中に町を築いた。これが現在のゴール旧市街の原型である。イギリス植民地時代にも、支配の拠点として重要な位置を占め、堅固な砦を持つ城塞都市として完成されてきた。ゴールの歴史はそのまま、スリランカで繰り返された被支配の歴史だといえるだろう。

 

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小さな半島にポツンと取り残されたようにゴールの旧市街があります。1988年に城塞都市として世界文化遺産に登録されました。ウナワトゥナからはコロンボ方面へ7km程で、トゥクトゥクで行くことにします。 

 

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ゴール旧市街の入口であるメインゲートにやって来ました。”まず最初に目に飛び込んできたのは、赤茶色の石造りの時計塔と高い塀” ですよね。

 

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ゲートの入口付近にトゥクトゥクが数台たむろしていて、1000円、10ドルあるいは10元と言って旧市街の案内を誘ってきます。もちろんお断りしました。こじんまりとした町ですから、ぶらぶら歩いて回るのがベストです。

 

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旧市街の案内図

 

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オールドゲートまで500m位ありそうです。歩ける距離ですが、午前中とはいえ暑くなって来ましたので、トゥクトゥクに100Rs(70円)で行ってもらいました。

 

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オールドゲートの外側に到着。郵便局があります。

 

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かつての港です。重機もあります。

 

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オールドゲートの外側の壁には大英帝国の紋章、内側にはオランダ東インド会社の紋章があります。

 

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ゲートの外側にある大英帝国の紋章

 

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大英帝国の紋章の下に1668とあります。1668年はオランダの統治時代のはずですが、紋章は大英帝国のものです。1668の数字の部分は黒っぽくなっていますので、恐らく、外側は額縁のようにそのまま使って、白っぽく見える内側のみを英国の紋章に入れ替えたのではないかと思います。

 

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オールドゲート、城壁の内側です。

 

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中央にオランダ東インド会社の略称であるVOCが刻まれていますから、オランダ統治時代のものです。後から来た英国がこの紋章を自国のものに替えなかったのが不思議ですが、結果としてよかったですね。

 

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オールドゲートから海側に進むと、白い建物があります。オランダ統治時代のダッチ・ホスピタルで、元々は病院でしたが、現在はレストランやショップが入っています。

 

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2階に上がると、時間が早いせいかひっそりとしていました。

 

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2階のレストランのテラス席で潮風にゆられてビールを飲むつもりでしたが、工事中でお休みとのこと。残念。

 

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テラスからの眺めもまったりとしています。

 

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1階には宝石店やショップが並んでいます。

 

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ダッチ・ホスピタルから灯台を目指して海沿いに進みます。

 

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木陰に入ると気持ちいいですね。

 

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小さな互屋根にも時代を感じます

 

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木彫りの大きな象さん

 

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白亜の灯台が見えて来ました。

 

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1848年に英国によって建てられましたが、火災によって焼失。

 

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1939年に再建されました。

 

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空は真っ青

 

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海は透き通っています。

 

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海に入るために身を清めるムーンストーンのようです。

 

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灯台からフラッグロックへ歩いて行きます。日差しを遮るものもありません。暑い!

 

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植民地時代のなごりを感じます。

 

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海に突き出たフラッグロック

 

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左に振り返れば、先ほどの白い灯台が見えます。

 

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右には城壁が続いています。

 

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フラッグロックから見たインド洋

 

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フラッグロックの下に大きな木があり、皆さんその木陰で休んでいます。

 

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チカちゃんも暑さをしのいでいました。

 

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これから街並みを散策します。

 

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宝石店が並んでいます。買うつもりはありませんが、店内を見せて頂きました。

 

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コーヒータイム

 

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ミシン台をテーブル代わりにしています。

 

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瓶のようなグラス

 

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再び街を散策

 

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至る所に宝石店があります。

 

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宝石の原石でしょうか。それとも、ただのきれいな石でしょうか。

 

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代わった人形もありました。

 

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ヒストリカル・マンション。入館料? 無料だったと思いますが、寄付金を入れた気がします。

 

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植民地時代に集められた骨董品を中心に色々なものが展示されていました。宝石カットのデモンストレーションや宝石の販売コーナーもあります。

 

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ヨーロッパを彷彿とさせる街並みです。

 

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オール・セインツ教会。1871年、イギリス統治時代の教会。昼休み時間で中に入れませんでした。

 

 

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ダッチ教会。1755年、オランダ統治時代の教会。こちらも昼休み時間でした。

 

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トゥクトゥクで新市街に行きます。

 

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スリランカらしさが戻って来ました。

 

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旧市街から新市街のバスターミナルまで1km程です。

 

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両替をしたあと、スーパーで買い物。

 

 

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胡椒の詰め合わせ。象や家の形をした木枠に入っています。

 

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その後、バスでコロンボへ移動するため事前に乗り場を確認しておくことにしました。しかし、バスターミナルと乗り場との間に交通量の激しい道路があり、現地の人は平気で車をかき分けて横切っているのですが、私達は渡ることが出来ませんでした。これはバスを使うなということだろうと思い、諦めることにしました。また、コロンボ行きのバスの終点は市中心から10km程郊外にあり、荷物を持っての移動は大変。バスで旅したい思いはありましたが、時間のロスが大きそうです。結果は諦めて正解かな!

 

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気が付くと3時近く。バスターミナル内のレストランで遅めの昼食です。ショーケースにサンプルがありましたので、チキンカレーとホットドッグを注文。

 

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カレーといっても極めてシンプル。ライスだけ食べている感じですが、別にまずくもありません。そこそこの味です。

半分程食べたころ、チカちゃんが「赤いスパイスと一緒に食べたら?」とアドバイス。余りにも辛そうなので、ほとんど手を付けていませんでしたが、試しにスパイスを多めに混ぜて食べると、味がしっかりして旨味を感じます。おかげで汗だくです。スリランカカレーの美味しさはこのスパイスに隠されているのですね。 

 食後はトゥクトゥクウナワトゥナに帰ります。