ベルギーの首都ブリュッセルから汽車でブルージュを訪れます(2013年8月)
ブルージュはブリュッセルから西の方角へ80キロ程の所にあります。特急列車で1時間弱で行けます。日帰りでも十分楽しめますが、折角ですから私達は1泊します。
ブルージュには3つの世界文化遺産があります。1998年に「フランドル地方のベギン会修道院」、1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」、そして2000年に「ブルージュ歴史地区」として街の中心部が登録されました。運河が張り巡らされた水の都は「北のヴェネツィア」と称され、中世の街並みがそのまま残る景観は「天井のない美術館」とも謳われています。
ブルージュの主な見どころです。マルクト広場の周辺が最も賑わっている所で、その近くのホテルに泊まります。
ブルージュの駅に着きました。ホテルまで1キロ程。歩ける距離ですが、ベルギーは石畳が多く、荷物を引っ張っての移動は大変。タクシーで行きます。
ホテルの前の小さな広場は人で溢れていました。
ホテルに到着。このホテルのレストランで昭和天皇が食事をされたそうです。
ホテル入口のレリーフ。レリーフには当時の職業が描かれているとのこと。牛の乳を搾っていますので酪農家だったようです。
白い建物が私達のホテル。”運河沿いの可愛らしいホテル” です。まるで聖子ちゃんの「ブルージュの鐘」の歌詞そのもの。その歌のなかでは ”向こう岸は古い教会ね” ともありますが、私達のホテルの向こう岸にも古い教会(聖血礼拝堂)があります。ということは、ひょっとしたら聖子ちゃんと同じホテル?
部屋の窓からの眺め
運河を巡るボートが見えます。
ホテルの近くのボート乗り場
ブルージュは水路が発達しています。
ホテルから歩いて街の中心マルクト広場に向かいます。
途中にブルグ広場がありました。
広場にある聖血礼拝堂、キリストの聖血が収められています。
りっぱな市庁舎もあります。
ブルグ広場からマルクト広場はすぐそこです。
大道芸人。最近は銅像のようにじっとしているだけの芸人?が多いですね。
マルクト広場にやって来ました。ブルージュの象徴ともいえる鐘楼、世界遺産です。聖子ちゃんの「ブルージュの鐘」のモデルになっています。
鐘楼の前の広場にはブルージュの英雄ヤン・フレーデルとヒーデル・デ・コーニングの銅像があります。
鐘楼の高さは83m、366段の石で出来た螺旋階段で、登ることが出来ます。
階段状になった破風屋根のギルドハウス。建物の下はカフェやレストランになっています。
西フランドル州の豪華な州庁舎
マルクト広場には多くのレストランがあります。ベルギー名物ビールを飲みながら一休みするのもいいですね。
マルクト広場を出て、世界遺産の街並みを散策します。
絵描きさんもいます。
見たような3匹の猿です。
サルヴァトーレ大聖堂(救世主大聖堂)、ブルージュ最古の教会です。
中に入ってみましょう。
大きな広場に出ました。街の西側にあるザントZand公園。公園の下には大駐車場があります。ちなみに車でもブリュッセルから1時間程です。
広場の周辺にはレストランが並んでいます。
公園(駐車場)から街の中心マルクト広場まで通じるブルージュのメインストリートです。
門が開いていたので入ってみると、きれいな中庭がありました。
建物に1713とありますので、300年前の歴史的建造物で世界遺産ですね。
どこを歩いているのか分かりませんが、気ままにブラブラするだけでも楽しい街です。
愛の湖 Minnewater にやって来ました。本来は共有の湖という意味だったそうですが、Minneが誤訳されて愛の湖となったそうです。それはともかく、雰囲気も愛の湖そのもの。
湖の近くに世界遺産のベギン会修道院があります。今回はスルーしましたので、「Andre De Bockさん」の写真をお借りしました。
愛の湖からマルクト広場への帰り道にドゥハルヴマーン醸造所がありました。500年もの歴史をもつ由緒ある醸造所です。レストランも併設されていますので、ビールを飲みながら食事も出来ます。
街のあちこちにカフェレストランがあります。
運河は街を取り囲むように、そして街の中を結ぶように走っています。
ホテルの近くに帰って来ました。
運河クルーズの船乗り場
ホテルの前の小さな広場で夕食。8時半ですが、緯度が高いこともあって、まだ昼間のような明るさです。
9時40分、暗くなり始めたので白鳥も寝床へ帰って行きます。
朝です。私達が泊まっている ”運河沿いの可愛らしいホテル” の後方に見えているのが市庁舎、その左に聖血礼拝堂があります。
聖子ちゃん、いえ、チカちゃんも起きて来ました。
運河を眺めながらの朝食。爽やかです。
白鳥達が列をなしてやって来ました。
運河の掃除をしているようです。
午前中、街中をブラブラした後、ブリュッセルへ戻ります。ブリュッセルで1泊し、翌朝パリへ向かいます。
夕食は日本レストラン(やぐら)で頂きます。ベルギーは美食の街としても知られていますが、日本食もなかなかのクオリティです。
翌朝、ブリュッセルの南駅からフランスの新幹線TGVでパリに向かいます。駅ではスリや置き引きに要注意。特に旅行者は!
出発まで時間があったので、カフェでモーニングコーヒーを頂くことにしました。「変な人がコーヒーを」と思ったら、馬のオブジェでした。