lannlannmc’s blog

光り輝く島

徒然なるままに(3) : スリランカのバカタレ君

スリランカの旅については2021年12月から2022年3月に渡って既に掲載済みですが、その旅の最後に出会った学生4人組をもう一度紹介したいと思います。

 

「光り輝く島」という意味を持つスリランカはインドの南東に位置し、面積は北海道の80%弱、人口は2100万人ほどの小さな島国で、「インド洋に浮かぶ真珠」とも称せられる美しい国です。

 

仏教発祥の地インドが仏教の本家なら、スリランカは分家のようなもの。ところがインドではヒンドゥー教が主流(仏教徒は1%弱)となってしまったため、今ではスリランカが仏教の聖地と言っても過言ではありません。事実、東南アジアの国々から多くの信者が巡礼の旅にやって来ています。

 

スリランカは自然も豊かです。2019年に14日間の日程で、北部の古代遺跡地区から南部の美しいビーチまで、歴史や自然に触れながら旅を満喫しました。そして最後に訪れたのが、スリランカ最大の都市コロンボ、そのコロンボでの思い出の一枚です。

 

コロンボにも見どころはたくさんありますが、一番のお気に入りは市の中心部に位置するベイラ湖に浮かぶように建てられたシーマ・マラカヤ寺院です。スリランカの天才建築家ジェフリー・バワによって設計されたものです。

 

彼の作品はコロンボ市内にいくつかありますが、閑静な住宅街にあるナンバー11というバワが暮らしていた家もその一つです。予約制で内部を見学することも出来ますが、今回はパスして帰国の途に就きます。

 

ホテルへ歩いて帰る途中、BAGATALLEという道路がありました。 バカタレ? なんとなく楽しくなりそう! 

ちなみに、「バカタレ」とは人をののしる言葉ですが、地方によっては「バカ」は ”すごく” という意味でも使われています。「タレ」はタレント (才能のある人) だとすれば、「バカタレ」は ”すごく才能のある人” なの かもしれませんね。”馬鹿と天才は紙一重” とも言いますから。

 

そのバカタレ道路を歩いていると、4人組の学生に出会いました。爽やかで個性豊かな青年達です。あだ名を付けるとすれば写真右から、はにかみやの ”シャイ君”、二人目がまとめ役の ”俺リーダー君”、三番目が優等生の ”ガリベン君”、そして左端の子は? 特に取りえもなさそう、普通っぽい子です。

 

でも、よく見るとチカちゃんの肩に手をまわしてポーズをとっています。このバカタレが! ところで、プリンスエドワード島の爺さんもそうでしたが、これが女性の隣りに並んだ紳士の心得なのかもしれませんね。

この ”バカタレ君”、すごい才能を秘めていそうな気がして来ました。

 

あれから3年余り、スリランカも破産状態で大変なことになっていますが、バカタレ君達、ガンバレ!