lannlannmc’s blog

光り輝く島

徒然なるままに(6): 四国八十八箇所霊場第46番札所、子宝の浄瑠璃寺

2013年、チカちゃんも還暦が視野に入り始めたころ、友達から孫の話がちらほら聞こえて来るようになりました。

そのような折り、知人から子宝のご利益についての情報が飛び込んで来ました。

 

場所は四国八十八箇所霊場の一つ浄瑠璃寺というお寺で、愛媛県松山市にあります。

松山空港から約20km、車で30分ほどです。

 

機会を捉えて、参拝することに。 機中から富士山に願いを込めます。

 

四国八十八箇所霊場の第四十六番札所、医王山 養珠院 浄瑠璃寺(いおうざん ようじゅいん じょうるりじ)。本尊は薬師如来、ご利益は心願成就となっています。  

子宝について特筆されていないのが気になりますが、薬師如来様には子授けや安産のご利益もありますので、心から願えば叶えられることを信じて参拝します。

 

境内には樹齢1000年ともいわれるイブキビャクシンの霊木がそびえ立っています。

 

その大木の下には、籾をかたどった石の中にお大師様(弘法大師)が刻まれていて、豊作や長寿のご利益があるとのことです。

 

お釈迦様の指紋が刻まれた「仏手花判」(ぶっしゅけはん)、撫でて心身堅固や分筆達成を願います。

 

お釈迦様の足跡が刻まれた「仏足石」、裸足で踏むと交通安全や足が丈夫になるそうです。

 

お釈迦様の手を刻んだ「仏手石」に自分の両手を重ねて祈ると、知恵や技能にご利益があるといわれています。

 

九つの災難から護ってくれる「九横封じの石」です。

九横(くおう)とは、①不治の病 ②暴力非行 ③淫酒 ④やけど ⑤水難 ⑥獣蛇に咬まれる ⑦崖から転落 ⑧毒呪 ⑨渇き飢え といった災いです。

 

お釈迦様が説法・修行されたインドの「霊鷲山」の石が埋め込まれている「説法石」。腰を掛けることが出来ます。  

小さな境内ですが、ここに来ればあらゆる願い事を叶えてくれそうです。

 

本尊の薬師如来を祀っている本堂。 

写真はありませんが、本堂の左側に一つだけ願い事を叶えてくれる「一願弁天堂」があります。ご利益万能のお寺ですが、叶うのは一つだけ。もちろん、私たちの願いは唯一つ。

 

本堂には「だっこ大師」が置かれてます。

 

早速、願いを込めて「だっこ大師」を抱かせて頂きます。

これまで紹介してきたように、赤毛のアンの島から始まって男性と記念写真を取るたびに肩を抱かれていましたが、今回はチカちゃんの番です。

 

本堂の右手に弘法大師を祀った「大師堂」があります。

 

その大祠堂には、お大師さまの子供のころを象った「誕生佛」があります。こちらも抱っこすることが出来ます。

 

しっかりと抱きしめ、願いを込めます。 

何かご利益がありそうな気がして来ました。

 

あれから4年近く、チカちゃんが三歳前の女の子を抱っこ。節分の日の鬼に、孫が大泣きをしながらおばあちゃまにしがみ付いています。   

ところで、チカちゃんには気になっていることがありました。それは、ご利益を頂いたことへのお礼参りをしていないということです。

 

ということで、再び浄瑠璃寺へお礼参りをします。

 

本堂の「だっこ大師」に孫の誕生を伝えます。

 

お大師さまの「誕生佛」にも感謝を伝えます。

 

今日はお礼参り、の筈ですが。 チカちゃん、何か願っていそう!

 

そして1年が経ち、さらに1年近くが経ちました。

今日は二人目の孫の1歳の誕生日。「一生健康でありますように」との願いを込めて約2㎏の一升餅を背負わせて、祝っています。大泣きをしながらも、足を踏ん張って懸命に起き上がろうとしています。元気な男の子です。

一人目も二人目も大泣き。外国人が見たら、孫ハラと思うかもしれませんが、これもちゃんとした日本の伝統行事です。 

 

それにしても「医王山 養珠院 浄瑠璃寺」の子宝パワー、恐るべし、でした。

徒然なるままに、これにておしまい。