スリランカ15. バワの世界:ヘリタンスカンダラマホテル
ヘリタンスカンダラマホテル:地球の歩き方より
ダンブッラ旧市街から東へ10kmほど入った所にある、森と湖に囲まれた大型高級ホテル。緑に埋もれるように建てられたホテルの全長はなんと968mにも及び、近くからその全貌を見ることは不可能だ。岩肌がむき出しとなったロビー、カンダラマ湖と一体になったかのように見えるプール。まるで自然との境界をなくしてしまったかのような建築は、バワの設計ならではのもの。ホテルそのものが観光名所といっていいほど、見どころ沢山のホテルだ。バワ唯一の内陸部リゾート。
午前中シギリヤロックに登頂した後、スリランカが生んだ奇才の建築家バワの代表作であるヘリタンスカンダラマホテルに向かいます。ホテル見学後、スパイスガーデンのあるマータレーに立ち寄り、クルネガラを経て本日の宿泊地であるビンナワラまで移動します。
カンダラマ湖。対岸に目的地のヘリタンスカンダラマホテルがあります。
ヘリタンスカンダラマ・ホテルに到着
ホテルの入口。岩肌がむき出しとなったロビー、ですね。
スペイン・バルセロナのサグラダファミリアに代表されるアントニ・ガウディの建造物が大好きなチカちゃんにとっては興味津々!
受付。壁やドアといった外部との仕切りになるものはありません。
受付側からの眺め
受付から奥へ入って行きます。見学自由ですが、スタッフにことわりを入れています。
ロビーが見えて来ました。
ホテルのレイアウト図。印のある中央部分が現在地です。全長が968mとのことですが、入口から現在地まで100mほどですから計算してみるとその位はありそうです。なお、宿泊者以外はこの先立ち入り禁止になっています。
現在地(レイアウト図で人が立っている位置)からの眺め
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現在地からの眺め
現在地からの眺め。このホテル特有のツタが絡んでいます。
ロビー
ロビー、広々としています。
ロビーから湖が見えます。ヘリタンスカンダラマ湖です。
手前と向こうで水の色が違います。また、ロープが張られていて、外側が遊泳禁止区域のような感じです。
手前はプールでした。湖とプールの境をなくすような造りになっています。これはバワが初めて取り入れた手法で、今では世界中で見受けられるようになりました。シンガポールのマリーナベイサンズホテルの屋上にあるプールがインフィニティプールとして有名ですが、それよりも先にバワが設計しています。
プールを側面から見たところ。この段差が、インフィニティプールの秘密かな? 人の目の位置、プールの端っこ、そして湖(あるいは海)が一直線になると、プールと湖の境がなくなることになりますね。
ロビーからの景色
建物が緑に埋もれるように建てられています。もちろん建てた当初はこのような姿ではありません。こうなることを見越して設計したところがバワの凄さです。
ロビーでアフタヌーンティ。高級ホテルにしてはそれほど高くはありませんでした。
チカちゃんはもちろん紅茶
私はセイロンコーヒー。お湯がぬるめだったのが残念。
私達の後方から湖を撮ってもらうつもりでしたが、背中だけになりました。
ロビーを出て、上の方に行きます。
山というよりも岩山ですね。
見晴台がありました。
見晴台からの眺め
かすかにシギリヤロックが見えています。
上にもプールがあります。奥の建物では結婚式が行われていました。
インドから来た若者です。服を着た人は、日本で2年間働いていたそうです。
ヘリタンスカンダラマ・ホテルを後にします。
スパイスガーデン
キャンディから1時間位のところにあるマータレ市のスパイスガーデンにやって来ました。名前の通り、色々な薬草やスパイスの木があり、販売も行っています。
中央右の小さな木がビャクダン、高価な香木です。
カカオ、幹に直接なります。
ペッパーの木
バニラ
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赤いパイナップル
パイナップル
コーヒー
ドリアンに似ているジャックフルーツ。
ガーデン内には薬草や胡椒の販売店もあります。
ガーデン内にあるレストランで遅めの昼食。観光客向け用でビュフェスタイルです。
スパイスガーデンから近くにあるヒンズー教の寺院。この日は休みで中には入れませんでした。
大きな寺院です。
スリランカは仏教徒のシンハラ人が多数派ですが、これほど大きなヒンズー教の寺院があるということは、この地域には少数派のタミル人が多く住んでいるのでしょうね。
仏教寺院に比べると極彩色できらびやか!
これからクルネガラを経て、今夜の宿泊地であるビンナワラに行きます。ここから3時間余りかかりそうです。