オーストリア後編 <世界一水と空気がきれいな島タスマニア>
オーストラリア本島の南に位置する自然豊かなタスマニア、世界一水と空気がきれいな島と言われています。島といっても北海道の80%程でスリランカとほぼ同じくらいの大きさです。
シドニーから南へ直行便で1時間半程のところにあるタスマニア、なぜか行ってみたかった場所です。
日本では1990年に公開された映画「タスマニア物語」で話題になった島ですね。
そのタスマニア物語では絶滅したとされるタスマニアタイガーを捜し求める子供の姿が描かれていましたが、車のナンバープレートにもタスマニアタイガーがデザインされていました。
タスマニア州の州都はホバートで、人口20万人程のオーストラリアでは最も小さな州都です。ホバートでは歴史ある街並みや近郊ののどかな自然に触れ合います。
ホバートに到着
タスマニアでは移動手段が限られていますのでレンタカーを利用します。
セブンマイルビーチ。飛行場の近くにあったので立ち寄ってみました。名前の通り美しいビーチが7マイル(約11km)続いています。
ホテルに到着
チェックイン後、ホバートのウォーターフロント周辺をブラブラします。
今日は土曜日、朝市が開催される日です。
市場の手前ではスコットランド風の音楽隊が演奏していました。
大勢の人が詰めかけています。
ここでは生活に必要なあらゆるものが売られています。
サラマンカ・マーケットのロゴが入った袋。エコバック用に買いました。
コーヒー屋さんもあります。
こちらは揚げ物屋さん。
マッシュルームの天ぷら
これは何でしょう。
木で出来たボタンですね。
石鹸もあります。
タスマニア特産のラベンダーで出来た石鹸。これも買っちゃいます。
ハリモグラ、楊枝刺しになっています。
お店の種類も豊富で見たり食べたり結構楽しめました。
ところで、左後方にホバートのシンボルともいうべきMt.ウェリントンが見えています。これから向かいます。
Mt.ウェリントンの頂上、標高1270m。ホバートから車で30分程で来れます。
頂上は岩だらけ。
木々も厳しい環境に耐えているかのよう。
ホバートの街が眼下に広がっています。
この日はあいにくの曇り。天気がよければ夕焼けが見事だそうです。
この山特有の強風に吹き飛ばされそう。
ここにもハリモグラがいました。
ボール&チェイン、ホバートでステーキハウスといえばここ。
リブアイ、絶品です。
今日はレンタカーでグリーン・ポイント自然保護区、ノースホバートそしてバッテリポイントを訪れます。
グリーン・ポイント自然保護区の周辺を川沿いにドライブ。観光地としてポピュラーではありませんが、ピュアなタスマニアを肌で感じ取ることが出来ます。
ドライブしていても人を見ることはほとんどありません。庭の手入れをしている人がいましたので、写真を撮らさせて頂きました。
おとぎの国をイメージしたお庭ですね。
魔除けのガーゴイル
のどかな風景が続きます。
タスマンブリッジ。この橋を渡ればホバート。
ドライブを終えて、ホバートの北に位置するノースホバートにやって来ました。
ホバートの港から2km程のところにあります。
素敵なカフェやレストランがあり、週末はナイトスポットとして賑わうそうです。
カフェでコーヒーブレイク。Beltaというホバートでは名の通ったお店です。
チカちゃんは紅茶。
居酒屋風のレストラン。昼休みで閉まっていました。他にも日本食レストランが1件ありました。
続いてホバートの港に面した小高い丘の上にあるバッテリ・ポイントにやって来ました。19世紀前半に建てられた古い邸宅が立ち並ぶオシャレな住宅街です。
ジョージアン様式のお家が立ち並んでいます。
ジョージアン様式とは、英国生まれの左右対称を基本としたデザインが特徴の建物です。
今夜はタスマニアワインを楽しみます。
*ブルーニー島へボートでクルーズ
今日はブルーニー島ツアーに参加。タスマン半島までツアーバスで行って、そこからボートで3時間のクルーズ。船上からブルーニー島の大自然を楽しみます。
タスマン半島の船乗り場。
出発前のモーニングコーヒー
乗船開始。小さな船ですが、予約時に確認したところトイレも付いているとのこと。使いませんでしたが!
水しぶきに備えてレインコートを着用。
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海鳥のフンで岩がまっ白。
岩穴を通り抜けます。
岩が柱のようになっています。柱状節理というもので、伊豆半島でも見た気がします。
奇岩もあります。
潮吹き岩
大自然を眺めながら南下を続けます。
海鳥がいます。
風景が変わって来ました。
海の中に手のようなヒレが!
オットセイがいました。
岩の上で寝そべっています。
大量のオットセイ
あちらにも
こちらにも
泳いでいます。
みなさん、写真を撮るのに忙しそう!
とにかく、ものすごい数です。実は、大量のフンでとっても臭いんですよ。
ここにも海鳥が!
帰りは猛スピードで飛ばします。曲がりくねったり、Uターンしたりと曲芸のようでスリル満点。波しぶきも襲いかかって来ます。
酔い止めを飲んでいたので、船酔いすることもなく楽しい3時間でした。
最後はランチ
のどかな自然を眺めながらホバートに帰ります。
ホバートが見えて来ました。
以前は日本食レストランがありましたが、残念ながら無くなっていました。
シーフードで評判のドランケン・アドミラル。
世界一きれいな水と空気のなかで育ったプリプリのオイスター。
ポテトの上に乗ったタスマニアサーモン。澄みきった自然のなかで自然の餌を与えて養殖されていますので、世界一美味しいといわれています。
こちらはトマトの上に乗っています。
タスマニアワインで乾杯!
夜も更けて来ました。
翌朝シドニーへ帰ります。
タスマニアの上空から