タイ王国 : 天使の都バンコク
リタイヤ後の旅第6弾はタイの首都バンコク、カンボジアの観光都市シェムリアップ、そしてベトナムの首都ハノイです。
2016年12月、12日間の日程で3地域を巡ります。
最初の訪問地はタイの首都バンコクで、4泊の予定です。
羽田から約7時間のフライト、真夜中に飛び立ち、早朝に到着します。時差は2時間、日本が進んでいます。
タイの人口は6600万人でそのうち仏教徒は94%、まさしく仏教王国と呼ぶにふさわしい国です。
その首都バンコクではエメラルド仏陀で知られるワット・プラケオなどの三大仏教寺院や周辺の観光地を訪れます。
イーストングランドホテル・サトーン。高級ホテルですが、バンコク中心地から少し離れていることもあり格安で利用できます。しかもBTS(スカイトレイン)スラサック駅のホームに直結していてとても便利です。
早朝のチェックインでしたが、それほど待つことなく部屋を準備してくれました。
ホテルの部屋から見えるバンコクの高層ビル群。
スカイトレインでサイアムスクエアに行きます。日本でいえば渋谷や原宿のようなファッションの街です。
とりあえず昼食。適当な場所を探します。
おいしそう!
バンコク名物の渋滞。バイクも多いですね。
通りをぶらついた後、サイアムセンターにやって来ました。
サイアムセンターはサイアム・ディスカバリーと繋がっていて、2棟で巨大なショッピングモールを形成しています。
お洒落で、東南アジアのイメージではありません。こちらがお上りさんのよう!
こじゃれたカフェで一休み。タイで有名なファッションブランドが運営するグレイハウンドカフェです。
サイアム・ディスカバリーの6階でハリウッドの大スター、トム・クルーズとバッタリ。チカちゃんとツーショット。ヤッターと思いきや、マダムタッソウでした。
夕食はホテルのレストランで。
14階のレストランの屋外にはインフィニティプールがあります。
プールサイドで食後のひと時。
朝食はビュッフェスタイル。私はお腹にやさしいお粥、チカちゃんはクロワッサン。
今日はバンコク市内の寺院巡り。
ホテルからスカイトレインで隣駅のサパーンタクシンへ行き、高架下の船着場から水上バスに乗ります。
バンコクの中央を流れるチャオプラヤ川。流域にワットプラケオやワットポー、ワットアルンといった三大寺院やショッピングで人気のカオサン通りがあります。
20分ほどでワットアルンに着きました。正面に見えているのが高さ75mの大仏塔。
ワットアルンはアユタヤ王朝の時代(1351年〜1767年)に建てられ、19世紀前半に仏塔が造られました。”暁の寺” という意味を持つワットアルンは、三島由紀夫の小説「豊饒の海」の第三巻「暁の寺」の舞台になったことでも知られています。
その小説の中で、「そもそもバンコックの名は、アユタヤ王朝時代、ここに橄欖樹が多かったところから、バーン(町)コーク(橄欖)と名附けられたのにはじまるが、古名は又、天使都(クルン・テープ)と謂った」とあります。バンコクは「天使の都」だったのですね。 (注)橄欖樹;カンラン、オリーブに似ていることからオリーブの誤称として使われることもある。
ワットアルンのシンボルである仏塔は、高さ75mの大仏塔とその周りに4基の小仏塔があります。こちらは小仏塔。
カラフルなモザイク。仏塔を両手で支えている像、バリ島で見たケチャックダンスに出てくる猿の大将ハマーンにどことなく似ています。
それもそのはず、ワットアルンはヒンドゥー教の影響を色濃く受けた仏教寺院で、塔の周りにはガルーダや猿など「ラーマキエン物語」の場面が描かれています。古代インドの大叙事詩「ラーマーヤナ」のタイ版です。
大仏塔は2013年から修復中で上れませんでした。
バンコクの暑い日差しを受けてタイルが眩しく照り輝いています。
民族衣装をまとった人たちが記念撮影をしていました。
本堂への入り口で番をする青鬼と白鬼。
本堂。ラーマ2世の菩提寺です。
本堂の回廊には120体の仏像が並んでいます。
ご本尊の台座の下にラーマ2世の遺骨が納められています。
貸衣装屋さんがありました。
タイの民族衣装とアクセサリーを付けて記念撮影。
先ほど記念撮影をしていたグループの民族衣装は略式のものです。こちらはフォーマルな衣装。
店員さんがポーズの取り方を教えてくれます。
ワットアルンの次は、チャオプラヤ川の対岸にあるワットポーに船で渡ります。
ワットポーは18世紀後半にラマ1世によって建てられた古い歴史を持つ寺院です。
ワットポー最大の見どころはお釈迦様の涅槃仏です。
先ずはお釈迦様のお顔を拝顔するところからスタート。
全長46m、高さ15m、全身金箔の涅槃像。金色の輝きは、人々を喜ばせ願いを叶えるという意味があるそうです。
足の指先が揃っています。悟りを開いた仏陀が安らぎの境地に入っているところです。
長さ5m、幅1.5mの足の裏。偏平足ですが、悟りを開いた証だそうです。
足裏には仏教の世界観を表した108の絵図が描かれています。極めてありがたい足裏です。そのためかどうかは兎も角、ワットポーはタイ式マッサージの総本山としても知られています。
アルミ皿に小銭が入っています。20バーツを寄進すると頂けます。
足裏から背中側に回ると、108個の鉢が並んでいます。この鉢に小銭を入れると音が響き渡り、108の煩悩が消えていくそうです。ありがたや、ありがたや。
お釈迦様の後ろ姿。
後頭部が見えて来ました。
枕の装飾も繊細で優美。
石の上で休憩。後ろに変わった像があります。よく見ると、ヨガをしている行者の石像です。
境内には大きな仏塔が4基あります。ラーマ1世から4世まで歴代王の遺骨が納められています。
装飾タイルで覆われた仏塔。
青色ベースの繊細でカラフルな模様です。
こちらは緑色のタイルがベース。色の違いによってどの王様の仏塔か分かるようになっています。ちなみに緑色の仏塔にはラーマ1世の遺骨が納められています。
本堂回廊の黄金の仏像。
敷地内でもタイ古式マッサージを受けられるそうですが、今回は諦めて、
ショッピングやグルメを楽しむならカオサン通り、ということでやって来ました。
バックパッカーの聖地でもあり、手頃なお値段の商品を扱うお店が並んでいます。
若い人たちの街といった感じですね。
タクシーでホテルに帰って来ました。8kmほどの距離でしたが、渋滞だらけで1時間以上かかってしまいました。
夕食はホテル周辺の居酒屋風のお店を探します。
途中、おまわりさんかと思いきや、バイクタクシーでした。興味がありましたが、乗るだけの勇気はありません。
アラカルトで注文。
バンコクは昼も夜も渋滞!
バンコクから北へ80kmほどのところに古都アユタヤがあります。14世紀からアユタヤ王朝の首都として栄華を極めましたが、18世紀なるとビルマの侵攻によって400年余りの歴史に幕を閉じました。
1991年に世界文化遺産に登録されています。
現地ツアーでアユタヤの世界遺産巡りと象乗り体験を楽しみます。
早朝にホテルを出発。他の参加者をピックアップした後、アユタヤのワット・ヤイ・チャイ・モンコンに到着。
まずはワットヤイ本堂を参拝。みなさんお線香や花を供え、お祈りをしてます。
私たちも! その後、遺跡見学です。
ワット・ヤイ・チャイ・モンコンは、初代のアユタヤ王がセイロン(スリランカ)から帰国した修行僧たちの瞑想場として建立した寺院です。
高さ72mの巨大な仏塔。16世紀末のビルマ軍との戦いで、アユタヤ王とビルマ(現ミャンマー)の王子が象に乗って一騎打ちをし、ビルマ軍に勝利したことを記念して建立されました。スリランカの釣鐘型の仏塔に似ていることからも、当時のセイロンの影響を受けていることが伺えます。
仏塔に上って行くことも出来ますが、時間の関係もあり下から見上げるだけ。上部回廊には白い仏像が並んでいるそうです。
巨大仏塔に加え、もう一つの見どころはお釈迦様の白い涅槃仏。やまぶき色の袈裟が仏像の白に映えています。
全長は30mくらい。ワットポーの涅槃仏よりやや小さめです。足の裏にコインを貼り付け願い事をすると叶うといわれています。
漆喰の仏像。金ぴかもいいけれど、漆喰の白さが何とも言えない穏やかさを感じさせてくれます。
こちらはワット・マハタート遺跡。先ほどのワット・ヤイ・チャイ・モンコンから4kmほどのところにあります。
ワット・マハタート寺院は14世紀後半に建立されましたが、18世紀のビルマ軍侵攻によって壊滅的な打撃を受けました。
マハタートの最大の見どころは、菩提樹の木の根に包み込まれた仏像の頭部です。
ビルマ軍によって切り取られた頭部を、木の根が優しく包み込み250年もの歳月を守り通して来ました。
注意書きには「頭部より上に立たないよに」とあります。?、ガイドさんによると、写真を撮る際には仏頭より高くならないように注意しましょう、とのこと。仏像に敬意を払うためです。
ということで、ガイドさんに撮っていただきました。
当時、黄金の仏塔とその周囲に仏堂などがあったそうです。
アユタヤ王朝はビルマ軍の徹底的な破壊攻撃によって廃墟と化してしまいました。
修復された仏像。よく見ると、痛々しいほどに破壊されていたことが伺えます。
こちらには頭部のない仏像が無残な姿でずらりと並んでいます。
当時、仏像の頭部には金箔が貼られていたそうです。その頭部をビルマ軍がことごとく持ち帰ってしまいました。
”仏頭や 兵どもが 夢の跡” でした。
アユタヤ・エレファント・キャンプにやって来ました。先ほどの遺跡の近くにあります。
お楽しみの象乗り体験。
二人乗りのベンチのような椅子が象の背に取り付けられています。
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象の背の高さは2m50cmくらいでしょうか。それに椅子が乗っかっているので、かなりの高さに感じます。チカちゃんも恐る恐る象車。
出発。のっしのっしと歩むたびに結構揺れます。乗り心地はよくありませんが、それがかえって象に乗っているという実感を与えてくれます。
片道500m程の距離を往復します。
車道も歩道もお構いなし。象優先道路ですね。
大人も子供も楽しめます。
スタッフが撮影してくれました。もちろん有料です。
10分足らずで帰り着きました。
事前にチケットを購入していますが、降りる際にチップ(20バーツ/約60円)を象さんに渡します。このチップが象と象使いの収入なので必ず渡すように、とガイドさんから説明がありました。中には興奮して忘れる人もいましたが。
その後、有料で小象さんと記念撮影。
こんなポーズまで。やってくれますよね。
象乗り体験の後は、ワット・プラ・シーサンペット遺跡を見学。
14世紀中頃にアユタヤ王朝の王宮がこの地に築かれました。その後400年余り栄華を極めましたが、18世紀のビルマ軍侵攻によってあらゆるものが破壊されたのです。
当時はこのような街並みでしたが、今は見る影もありません。
現在では3人の王が眠る3基の仏塔が残るのみ。
スリランカ様式の釣鐘型の美しい仏塔です。
かなり風化していますが、当時は漆喰で塗り固められた白い仏塔だったようです。
ことごとく破壊された中で、何かを語り掛けようとしている、そんな「古都アユタヤ」でした。
バンコクに帰りインターコンチネンタルホテルで遅めの昼食を取り、そこでツアー終了。
昼過ぎの暑い盛りですが、バンコク三大寺院の一つであるワット・プラケオを訪れます。
白い塀に囲まれたワット・プラケオが見えて来ました。
ワット・プラケオにはエメラルドグリーンの翡翠で出来た仏像が本堂に祀られています。このことからエメラルド寺院とも呼ばれています。
タイでは去る10月にプミポン国王がご崩御され、国を挙げて喪に服しているところでした。そのためか本堂は閉ざされおり、エメラルドブッダを拝むことは叶いませんでした。
エメラルドブッダは紀元前にインドで作られ、スリランカなどを経て、18世紀後半にラオスからタイに持ち帰ったとされています。そしてエメラルドブッダを納めるために本堂が建立されました。
エメラルドブッダ。スリランカのコロンボにあるガンガラーマ寺院で撮影したレプリカです。参考までに!
本堂の隣にある鐘楼。
鐘楼の壁面にほどこされた精緻な装飾タイル。
プラサート・プラテープ・ビードン。内部は非公開です。こちらも装飾が見事ですね。
こちらは仏教の経典が納められている建物プラ・モンドップ。
壁の緑と模様がエメラルドのようです。
黄金の仏塔、プラ・シー・ラタナ・チェディー。
王宮の入り口を守る鬼神のヤックと猿神のモック。
黄金の仏塔、プラ・スワナ・チェディー。
この仏塔を支えているのもヤックとモック。緑がヤック、白がモックです。
ポーズをまねて、パチリ。
蛇神ナークが祀られているウィハーン・ヨート。ナークはヒンドゥー教の乳海攪拌という天地創造の神話に出てくる神様です。
金ぴかの像もあります。
顔はいかめしいですが、衣装はエメラルドやルビーをちりばめたかのようにゴージャス。
王室の守護寺院として建立されたワット・プラケオ。煌びやかで美しく、格式を感じさせる寺院でした。
ぶちゃいくで愛嬌たっぷり、ライオンですね。
ブッサラカム・ロイヤル・タイ・レストラン。
国賓や著名人も訪れるタイ宮廷料理を代表するレストランです。
ホテルから近くの静かな通りにあるお洒落なレストランです。
ところが、宮廷料理は提供していないとのこと。残念ですが、セットメニューを注文することに。(国王の喪中期間中のためですね。旅の予約は国王が亡くなるずっと前でしたから、想定外でした)
セットメニューとはいえ、宮廷料理の雰囲気は楽しめます。
「美しく、香り高く、美味しい」が宮廷料理の基本だそうです。
どれも美味しくて洗練された味でした。
サワディカップ
本日はバンコクから南西70Kmほどのところにあるメークロン市場と水上マーケットを現地ツアーに参加して訪れます。
早朝6時過ぎにホテルを出発して8時前にメークロン市場に到着。メークロン線の線路上にある市場です。
道路を挟んで反対側にメークロン駅があります。
メークロン駅は終着駅。その先にはタイランド湾に注ぐメークロン川があります。
列車の運行は1日4往復。列車の到着予定は8時30分。それまで周辺をぶらぶら。
線路を挟むようにして品物が並べてあります。
ここでは魚、野菜、果物、日用品など生活に必要なあらゆるものが売られています。が、観光客向けの土産物屋さんは見当たりませんでした。
市場の外に出ることに。
路上の屋台で焼きバナナを売っていました。おいしそう!
ココナッツジュースもあります。栄養満点、しかも安心です。
列車到着のアナウンスが流れると、店員さんが片づけ始めました。
線路脇の商品を1mほど後ろにずらしています。あっという間。
次はテントの折りたたみ。メークロンの別名はタラート・ロムフッブで、傘をたたむ市場という意味だそうです。
片づけが終わるや否や列車がやって来ました。
観光客のみなさん、写真を撮るのに夢中です。
真横を通り過ぎて行きます。危険ですが、みんなへっちゃら。私たち観光客の方が危険ですね。
通り過ぎると同時に、再開準備に取り掛かっています。
あっという間に終了。片づけ始めてから、列車が過ぎ去り、再開完了まで4~5分ほどの出来事でした。
道路の遮断機も上がり、何事もなかったかように、普段の生活に戻りました。
ところが、駅構内は観光客でごった返しています。列車と記念撮影ですね。
ココナッツの花。
メークロン市場の次はココナッツファームで見学を兼ねて休憩。
花の中にピンポン玉のように見えているのがココナッツの実になる部分です。
ココナッツの内部の白い果肉を削りココナッツミルクやココナッツ砂糖を作ります。
削り取った果肉を大きな釜戸でぐつぐつと煮込みます。
キャラメル状になったものを乾燥させると、
おせんべいのようですが、ココナッツ砂糖の出来上がり。
こちらが試食用のココナッツ砂糖。甘くって、健康にもいいそうです。
メークロン市場から北へ15kmほどのところにダムヌンサドゥアック水上マーケットがあります。
ボート乗り場で、大きな木彫りの象のお出迎え。
モーター付きのボートに乗って運河巡りを楽しみながら水上マーケットに向かいます。
運河を張り巡らせることによって水上交通が発達し、街が発展しました。
運河沿いには高床式の家屋が並んでいます。
真っ直ぐなところでは猛スピードで飛ばします。スリル満点!
ウェルカムの看板。ボート乗り場から20分程で水上マーケットに到着しました。
運河沿いにレストランや土産物店があります。
ここで手漕ぎボートに乗り換え、買い物タイムです。
漕ぎ手のおかあさん。
まるでラッシュアワー。ボート同士がぶつかり合いながら進んで行きます。
爆買いをしている観光客もいれば、楽しむだけの人も。
お店の人はボートを掴んで引っ張り込んで来ます。
手漕ぎボートを降りて上陸。
ガス器具をボートに載せて調理しています。ラーメン屋さんですね。果物屋さんのボートもあります。
高床式の土産物屋さんからの眺め。
船着場は大渋滞。
ツアー仲間も帰って来ました。楽しかったようですね。
ガイドさんがドリアンのようなものを持ってきてくれました。ジャックフルーツだそうです。慣れるととても美味とのこと。
バンコクに帰りツアー終了。その後の予定はありませんでしたが、どうしても行きたい場所がありました。
父が残した戦争体験記の中に「転属のため一人、インドネシアのスラバヤからシンガポールを経てマレー半島を汽車で縦断し、バンコクに着いた時に最初に目に飛び込んで来たのが丘の上に燦然と輝く”黄金の仏塔” だった」 とあります。これまでに訪れた三大寺院の中の一つだと思っていたのですが、しっくりしませんでした。
そこでもう一度調べてみるとそれらしきものがありました。何はともあれ、トゥクトゥクで行くことに。
ゴールデン・マウントとあります。目的の場所で間違いなさそう。「金色の丘」とも称されるワット・サケット寺院です。
入り口になぜか「見ざる聞かざる言わざる」の三猿が。猿の下に「344の階段」と書かれています。344段も! この暑いのに、と躊躇しましたが、三猿が「何も考えないで上りなさい」とでも言っているようです。
さあ、上りましょう。
頂上付近まで上ると、鐘が並んで吊るされています。
大きなドラも! 突いてみると、重くて低い音が響き渡ります。
そこから見上げると、白い壁の上にお堂が見えます。
更に階段を上ると、金色の屋根や柱で出来たお堂がありました。
靴を脱いでお堂に入ります。お堂の中の階段を上り、
屋上に出ると、そこにまさしく ”燦然と輝く黄金の仏塔” がありました。
高さ80mの小高い丘の上にあり、回廊からは360度のパノラマビューが広がっています。
バンコクの三大寺院は観光客で溢れ返っていましたが、ここにはツアー客など見当たりません。穏やかな雰囲気の中に黄金の仏塔が佇み、下界の喧騒を見守っているかのようです。
三島由紀夫もここに立ち、天使都(クルン・テープ)に思いをはせたのではないでしょうか。
下りていく途中にも、釣鐘があります。鐘を突きながら煩悩を払って下りて行きます。
黄金の丘の模型もありました。
バンコク最後の夜はチャオプラヤー川のリバーサイドにあるナイトマーケット ”アジアティーク・ザ・リバー・フロント” に行きます。営業時間は17時~24時。
ホテルの隣り駅から無料のシャトルボートで10分ほど。
東京ドーム2.5個分もあるエリアは大きく4つに分かれています。川沿いから、高級レストランやバーが並ぶウォーターフロント エリア、次に高級ショップなどが集まるファクトリー エリア、その奥にレストランや屋台などがあるタウンスクエア エリア、そして一番奥が雑貨や土産物などを扱っているチャルンクルン エリアとなっています。
実物大の象さん。
日本食もあります。
手軽にイタリアンで。
今夜のお目当てはタイ名物のニューハーフショー、バンコクの老舗キャバレー「カリプソ」です。
華やかな衣装をまとった美人のニューハーフさん達が歌い踊ります。
ギャグあり、派手なパフォーマンスありで、1時間余り飽きることはありません。
終了後には、美人の元お兄さんと記念撮影。すり抜けようとしたのですが、捕まってしまいました。
中には男も惚れ惚れとするような美人が!
バンコクの夜を満喫した後は、水上ボートとスカイトレインを乗り継いでホテルへ帰ります。
次の旅先はカンボジアです。