lannlannmc’s blog

光り輝く島

スリランカ17. 古都キャンディ

キャンディ:地球の歩き方より 

キャンディの町は、標高300mほどのなだらかな山々に囲まれた狭い盆地にある。北に栄えていたシンハラ王朝が、インドからの侵入者に追われて南下を続け、最後に選んだのがこの地だった。周囲の山が敵の侵入を阻み、イギリスによって滅ぼされるまでの300年以上にわたり、シンハラ文化の華を咲かせた。「スリランカで最もスリランカらしい町」といわれるように、訪れてみれば、その落ち着いた町の雰囲気が、スリランカに住む人々がもつ独特の穏やかさによるものだと、うかがい知ることができる。

 

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ビンナワラの象の孤児院を後にして、スリランカ第二の都市キャンディに向かいます。キャンディも1988年に世界文化遺産に登録されています。 

 

 

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道路沿いの果物屋さん。種類も豊富です。

 

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赤バナナ。ドライバーのランカさんがずっと探していて、やっと見つけました。食べてみましたが、味の違いはそれほど分かりませんでした。

 

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マンゴスチン。果物の王様はドリアンですが、こちらは果物の女王と言われています。

 

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イカとパパイヤ

 

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地元の食堂に立ち寄りました。ランカさんは観光客向けのビュッフェレストランに案内しようとしたのですが、地元の店をお願いしました。観光客向けは安全・安心・味よし・値段も一人1000Rs(700円)位でコスパもよいのですが、どこも同じような感じです。

 

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ここもビュッフェ形式でした。値段は1人175Rs(85円)で、ランカさんの分を入れても3人で250円程です。

 

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ローカルのお店といった感じです。ハエが一匹ウロチョロしていましたが、食べる時には気を利かしたのかどこかへ消えていました。

 

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ちょっと辛目ですが、なかなかの味です。ランカさんも「美味しい」とつぶやいていました。

 

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キャンディ近くの給油所でガソリンを補給。1リットル129Rs、約90円です。

スリランカの物価からみると、庶民にはまだまだ高価ですね。

 

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ガソリンの計り売りをしているようです。東南アジアではガソリンを瓶に詰めて道端で売っているのをたまに見かけます。

 

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小高い丘のビューポイントから見たキャンディ。美しい街並みです。

 

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ホテルへ向かいます。市内の中心部は車でごった返していました。

ドライバーのランカさんとは、本日はここまでです。我々二人でキャンディ市内をのんびり過ごします。

 

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ホテルは最もにぎやかな場所にありましたが、中は静かです。値段的にはゲストハウスの倍程度でしょうか。

 

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ベッドルーム。テレビもあります。

 

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シャワールームとトイレは分かれています。

 

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コンセントもマルチタイプで日本のプラグが使えます。

  

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これからキャンディアンダンスを見に行きます。

 

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ビルの中にある郵便局で切手を購入し、柱の中のポストに絵はがきを投函。

 

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先ずはカフェで一休みします。

 

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仏歯寺の近くにあるNatural Coffeeというお店です。日本の方が経営されているようです。スリランカは紅茶のイメージが強いですが、イギリスの統治以前はコーヒーが栽培されていました。それが病気で枯れてしまい、その後、イギリス人が紅茶を植えたわけです。最近、日本人によってコーヒーの復活プロジェクトが進められていて、2018年にテレビで放送されていました。その際、このNatural Coffeeも紹介されました。

 

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セイロンコーヒー:350Rs(250円)なお、コーヒーだけでなく日本食もありました。夜はここにしよう! 確か7時くらいまでやっていると思います。

 

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プレス式コーヒー、砂時計の砂が落ち切った時が飲み頃です。

 

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キャンディアンダンスの会場に行く途中に、仏歯寺の入口がありました。仏歯寺へは明朝訪れます。

 

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キャンディ湖。19世紀初めに造られた人造湖です。

 

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湖の中にある島はかつて王宮とトンネルで結ばれていて、王様のハーレムだったそうです。

 

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湖沿いにぶらぶら歩いて行くと、キャンディアンダンスの行われるKandyan cultural centreに着きます。

 

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入口は2つあります。湖側と反対の道路側です。こちらは道路側で、階段の上でチケットを売っていました。1人1000Rs(700円) 名前を書いた紙をくれますので、館内に入って空いている座席の上に置いておきます。あとは時間になるまで待つだけ。

 

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雨が降り始めました。その中を子供達が裸足で歩いてやって来ました。仏歯寺に入るために靴を脱いで来たようです。スリランカでは、3月は学校の野外研修の時期だそうです。日本のような修学旅行ではなく、日帰りのツアーです。それでこの時期、小中学生の団体に出くわす機会が多いのですね。偶然ですが、ラッキーでした。

 

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すれちがう観光客に手を振っています。

 

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別のグループがやって来ました。こちらは靴を履いていました。彼女達も観光客に手を振っています。

 

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キャンディアンダンスの始まり

 

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激しいリズムで太鼓をたたいています。

 

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男性の踊りは激しく、迫力があります。

 

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館内は薄暗いため写真がうまく撮れません。

 

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そこでKandyan cultural centreの写真をお借りします。

 

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Kandyan cultural centreより借用

 

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Kandyan cultural centreより借用

 

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最後は外に出て、ファイヤーダンスです。

 

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口に火を入れています。

 

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肌に火を当てています。

 

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口に灯油?を含み、一気に火を吐き出しました。

 

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熱い火の上を裸足で歩く、火渡りです。

 

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約1時間のショーが終わりました。

 

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トゥクトゥクでホテルまで帰ります。途中、道路でもない大勢の買い物客がいる商店の中を人をかき分けて通り抜けました。なんでもありのようです。

ホテルまで直線だと700mくらいですが、一方通行で回り道をするため実質1km以上あります。値段は事前交渉で300Rs(200円)、相場は100~200Rsだと思いますが、外国人ですからやむを得ないでしょう。

 

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ホテル近くのパブで夕食。Natural Coffeeの日本食は諦めました。ビールがないかもしれませんから。店内は欧米の観光客で賑わっていました。

このパブの生ビールのお値段は570Rs(400円)、缶ビールは410Rs(270円)。

 

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スパゲッティ(1160Rs、800円)とパパイヤのハム巻(670Rs、450円)。2階のベランダ席で鳥の鳴き声を聞きながらのビールは最高。

 

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翌朝5時。トゥクトゥクを捕まえて仏歯寺へ向かいます。200Rs(130円)で交渉成立。

 

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仏歯寺入口の前で献花用の花を売っています。

 

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10個くらいの蓮の花で出来ています。値段は500RS(350円)だったと思います。

 

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セキュリティチェック。女性は左、男性は右の列に並びます。

 

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セキュリティーチェックを出て、仏歯寺への参道を進みます。

 

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正面に白くライトアップされているのは八角堂です。日の出前のせいか神秘的な感じです。

 

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皆さん、ここを左に曲がっています。私達もついて行くことに。

(外国人用のチケット売り場は右手に100m程行った所にあります)

 

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外国人用の靴保管場所で靴を預けて入口に行くと女性が一人いるだけ。するとセキュリティチェックの所で出会ったイタリア人夫婦がやって来て、チケットを買ったかと聞いて来ました。ここだと思っていたので、買っていません。八角堂の先に売り場があるようですが、かなり離れています。裸足て走って買いに行きました。

 

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自動券売機になっています。1人1500RS(1000円)でぴったりの金額を入れるように書かれていますが、ありません。しかも誰もいません。大声で叫び続けたところ、やっと係員が出て来ました。両替をしてもらい、チケットを購入。急いで帰りましたが、既に多くの人が入場しているところでした。

 

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何はともあれ、入って行きましょう。

 

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キャンディアンダンスと思しき彫刻です。

 

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突然、大渋滞。なかなか進みません。2階には仏歯を納めた部屋があります。日に3回行われるプージャ(お祈り)の時間にその部屋の扉が開きます。本日1回目のプージャで、その部屋を見るため多くの信者がお参りに来ていました。

 

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渋滞の列のわきをすり抜けて、どんどん先に行く人がいます。ズルい、と思っていると、係員が誘導して先に進めています。私たちも先に行きたい誘惑にかられましたが、じっと我慢です。

 

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2階まで上がったところで、ぴたっと流れが止まりました。お祈りの音楽が流れています。プージャの真っ最中のようです。隣の人に聞くと、30分くらいかかるそうです。私達は左の列に並んでいますが、右の方に先ほど列をすり抜けて行った人達がいました。

 

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献花台に花を供えています。

 

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やっと動き始めました。仏歯の間の扉が開いています。列に並んでいた人達はこの扉のところで献花出来ます。撮影禁止です。

参考までに、列に割り込みをする人はいませんでした。

 

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仏歯の部屋の前で花をお供えします。

 

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仏歯を入れているダーガバ(ストゥーパ)の形をした容器を拝むことは出来ましたが、撮影禁止ですので、並んでいる時に見つけたポスターを載せておきます。

 

(マーちゃんの昔話)

むかーしむかーし紀元前4世紀の初め頃、インドは乱れに乱れていました。仏陀の遺骨が盗賊に奪われることを恐れたダンタ王子とヘーママーラ王女は乞食の姿に身を変え、王女の髪の毛の中に仏陀の歯を隠してインド洋に浮かぶ小さな島に向かいました。シンハラ王朝の王様は2人を港まで出迎え、仏歯を象に載せて都のあるアヌラーダブラに持ち帰ったのです。以降、仏歯は王権の証として、都が変わる度に仏歯を安置する仏歯寺も移動しました。

現在は、キャンディの仏歯寺に祀られています。そして年に一度、当時を偲び、仏歯を象の背中に乗せて、煌びやかに着飾った100頭ほどの象と共に街を練り歩きます。これがヘラペラ祭りで、アジアを代表する壮大なお祭りです。私は42年前に社長さんのご家族と一緒に特別席で見ています。

 

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係員に確認したところ、後ろの方であれば写真撮影OKとのこと。でも、仏歯の入った容器を見ることは出来ませんでした。

 

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列に並ばない人達はここまで。扉の近くに行くことは出来ません。我慢して良かった!

 

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仏歯の部屋の扉まで10m近くあります。中央に象の牙が見えている所が、仏歯の部屋です。

 

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仏歯寺内にはいくつもの小部屋がありますが、撮影禁止です。

 

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真剣にお祈りをしています。

 

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外に出ると、夜が明けかけていました。

 

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夜明けの八角

 

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仏歯寺を後にします。

 

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出口付近で、新婚さんが写真撮影をしていました。

 

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お美しいですね。

 

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別のカップルが待っています。ここは新婚さんの撮影スポットのようです。

 

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トゥクトゥクでホテルへ。帰りは遠回りになるので300Rs(200円)でした。

 

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朝食はホテルの屋上です。カラスがいました。

 

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コンチネンタル・ブレックファースト

 

食後、紅茶の産地ヌワラエリアに向かいます。