lannlannmc’s blog

光り輝く島

スリランカ19. 宝石の産地ラトゥナプラ

ラトゥナプラ:地球の歩き方より

宝石の産地として、スリランカは古来から世界に知れわたっていた。紀元前10世紀、ソロモン王はシバの女王スリランカ産のルビーを贈って心を射止めたとされるし、アラビアン・ナイトの物語では、シンドバッドがここラトゥナプラを訪ねたという話が出てくる。13世紀、中国からの帰りにこの国に寄ったマルコ・ポーロも東方見聞録の中で、セイロン島の宝石がどんなにすばらしく、貴重なものであるかを記している。現代でもチャールズ皇太子が故ダイアナ妃に贈り、長男ウィリアム王子がキャサリン妃に贈った婚約指輪の、スリランカ産ブルーサファイアが有名だ。スリランカの歴史そのものであるかのような宝石。それらをたどっていった先に、ここ宝石の町ラトゥナプラがある。

 

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ヌワラエリアとラトゥナプラとの中間にある山あいの町ハプタレーに1泊し、翌朝、宝石の町ラトゥナプラへ向かいます。 

 

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夕方、ハプタレーのゲストハウス(G.H.)に到着しました。

 

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曇っていますが、G.H.からの眺めは穏やかなものを感じさせてくれます。

 

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今日はドライバーのランカさんとの最後の夜です。夕食はG.H.で頂きますが、酒類は置いていません。そこでランカさんの慰労を兼ねて、食事前に別のG.H.でビールを飲むことにしました。

 

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ハプタレーの町は山あいの傾斜地にあるため、商店は国道沿いに集中しています。私達のG.H.から町中まで距離はさほどありませんが、急こう配の坂道になっていました。

 

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食料品店では色々な種類のお米が売られていました。

 

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線路も歩道代わりに使われています。

 

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町中のG.H.のロビーで乾杯。

 

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そのロビーに木彫りの漁夫の置物がありました。海の中に立てた棒の上で魚を釣るストルト・フィッシングという漁法をかたどっています。今もやっているのでしょうか!

 

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G.H.に帰って夕食

 

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ランカさんも一緒です。(ちなみにランカさんは別のG.H.に泊まっていますが、食事代の追加請求はありませんでした。)

 

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ライスとそうめんのカレーです。

 

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手で食べると触感も加わり美味しさ倍増。

 

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G.H.のご家族。本当に穏やかな人達です。ヒンズー教、つまりタミル人です。この方々と接していると、シンハラ人との間でいがみ合いがあることなど想像もつきません。

 

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チカちゃんがグーグル翻訳を使ってタミル語で話しています。静かな環境で、簡単な会話なら十分楽しめます。

 

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朝5時10分、突然、大きな音で眠りからたたき起こされました。ヒンズー教の礼拝の音が拡声器を通じて村じゅうに流れているのです。こんな早朝に迷惑千万? とんでもない、穏やかな気持ちにさせてくれます。15分程続いたでしょうか、チカちゃんはぐっすり寝ていました。 5時50分、今度は汽車が遠慮会釈もなく汽笛を鳴らしてガタゴト、ガタゴトと通り過ぎて行きました。こちらも、うるさいというより、ノスタルジックな気分にさせてくれます。相変わらずチカちゃんは何ごともないように爆睡しています。

 

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爽やかな朝です。谷底は朝靄につつまれていました。この環境がおいしい茶葉を生み出すのでしょうね。

 

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チカちゃんも起きて来ました。

 

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朝食はナン、トースト、クロワッサン

 

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トーストの上に目玉焼きを載せて頂きました。

 

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地球の歩き方より)

ハプタレーに来たら、ぜひとも紅茶を、山から湧き出た清水を使って入れてもらうといい。それはどんな高級なブレンドティよりもおいしいものだということを知るだろう。

朝食後、宝石の町ラトゥナプラに向かいます。

 

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道端にトラックを止めて果物を売っていました。ランブータンという栄養価の高い果物です。

 

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葉っぱにかえるが、今朝採れたばかりですね。試食をさせて頂くと、見た目はライチのようですが、さっぱりとしてチカちゃんお気に入りの味でした。10個で100Rs(70円)

 

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ラトゥナプラに着きました。車を畑に駐車して、採掘場のオーナーさんと待ち合わせです。

 

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採掘場へ向かいます。

 

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エンジンの音が響き渡っています。採掘場での作業に使っているようです。

 

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小川がありましたが、濁っています。採掘場から出る泥水のせいでしょうか。

 

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小道に緑色の蛇がいました。猛毒を持っていそうです。50cm程で、じっとしています。オーナーさんが小枝で突っつきますが、それでも動きません。動きは鈍そうです。(蛇は大の苦手で写真も撮れませんでした)

 

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採掘場に到着。

 

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ところで、誰でも好きに掘れる訳ではありません。採掘権を取得する必要があります。当たれば大儲け、外せば借金まみれ、の世界かも!

 

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エンジンが大きな音をたてて、坑道内に酸素を送り込んでいます。

 

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地下の坑道に通じる縦穴です。深さは15mくらいありそうです。

 

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作業者が滑車を回して何かを引き上げています。

 

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重そうです。

 

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袋が出て来ました。

 

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すでに10袋程引き上げられています。

 

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袋を開けています。通常、袋の紐をほどくことは許されていません。今日はオーナーさんがいますので、特別に許可がおりました。

 

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袋の中は泥です。この中に宝石の原石が入っているかもしれません。先ほどの川の濁りはこの泥を洗い流すためですね。

 

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坑道に行こうと誘ってくれますが、年寄りには無理です。何度も断りましたが、替えのズボンまで持って来てくれました。こうなれば行くしかありません。

 

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カメラを持って行きたかったのですが、ポケットがありません。

 

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ドロドロで滑りそうです。

 

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竹の棒につかまって下りて行きます。落ちそうになった時に手助けをしてくれる人が真下にいますが、その時、間に合うのでしょうか。もちろん命綱などありません。

 

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なんとか、下に到着です。坑道を5mくらい進んで右に曲がると、その先10m程のところに採掘をしている現場がありました。

 

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中には4名の作業者がいました。私が行くと大歓迎です。酒を飲むような身振りをして、酒が飲める、酒が飲める、酒が飲めるぞ、と言っているようで、まるでお祭りのような騒ぎです。とにかく明るい連中です。作業そのものは、長さが1m20cmくらいの丸い鉄棒を使って土を掘りだすだけです。その鉄棒の先端は片方が尖がっていて、もう一方は平たくなっています。尖がっているほうで泥壁を突っついて崩し、平べったい方でかき出します。その泥土を袋に詰めて、地上に引き上げるわけです。私も鉄棒を使ってトライしてみましたが、泥壁が硬くて上手くささりません。重労働です。拳くらいの大きな石が出て来たので持ち帰ろうとしましたが、大きすぎて持ったまま縦穴を登る自信がありません。仕方なく小さな原石で我慢することにしました。

 

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これから上がります。坑道にいたのは15分程でした。

 

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滑らないように慎重に登ります。

 

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竹の棒から手が離れたらそれまで。

 

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無事、登り切りました。

 

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これが採掘場で採ってきた石です。サファイアの原石? ただの石でした。

 

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現場の人達と。ドライバーのランカさんのアドバイス(2000Rs以上)もあり、お礼として3000Rs(2000円)を作業員のまとめ役である番頭さんに渡しました。番頭さんがこのお金で酒を買って来て、作業者8名にお酒を振る舞うそうです。まさしく坑道内でのあの騒ぎは、酒が飲める、酒が飲めるぞ、状態だったのです。

 

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アーユボーワン。頑張って、一攫千金を当てて下さい。

 

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高級そうなホテルのレストランで昼食。ビュッフェスタイルです。参考までに、ここは観光客相手のレストランではありませんので、ドライバーさんの分も請求されます。この場合は私達が負担します。飲み物も含めて1人1000Rs(700円)弱です。

 

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数種類のカレー

 

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デザート

 

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ローカル食堂に比べると、種類も豊富で、見た目も奇麗ですね。

 

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おいしそうでしょう! (でも、個人的にはG.H.のカレーの方が好きです)

 

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左がマンゴージュース、右がパパイヤジュース。パパイヤが大好きですが、ジュースとしてはマンゴーの方が美味しいかな!

 

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ラトゥナプラの中心街へ

 

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大小の宝石店、それに個人の宝石商が集まる場所です。

 

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日曜日で多くの宝石店が閉まっていました。

 

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個人商がやって来ました。

 

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むこうのおじさんがスターサファイヤを見せて10000Rs(7000円)といっていましたが、間違いなく偽物です。無視していると、5000Rsに下がり、さらにいくらだったら買うかと言い始めました。

 

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こちらのおっちゃんが原石を2000Rsで売りつけて来ました。原石が欲しかったので、1000Rs(700円)で交渉成立。でもおっちゃんの左手に500Rsがあります。おつり用? とすれば、500Rsが妥当な線かもしれませんね。

ところが、お金を払ったとたんに大変なことになりました。10人くらいのバイヤーに取り囲まれて、身動きも出来ない状況です。ブルーサファイヤやスターサファイヤを見せて、口々にいくらだ、いくらだと言って希望価格を聞いて来ます。もちろん偽物です。それにしても異常な雰囲気で、危険ですので早々に退散しました。

 

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原石とはいえ、くず石で、磨いても宝石にはならないと思います。あくまでも記念です。

 

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これから車チャーターの最終地であるウナワトゥナに向かいます。途中でコンビニのような店で休憩。

 

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ミロを売っていました。

 

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カレー味のもちもちドーナツ

 

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 ウナワトゥナが近くなってきました。

 

スリランカ18. 紅茶の産地ヌワラエリア

ヌワラエリア地球の歩き方より

 キャンディを出た列車はガンポラを過ぎると、緩やかな傾斜をあえぐように上っていく。車窓の景色は一変し、あたりは山また山。そしてその山々はすべて茶畑になっており、目をどこへ移しても茶の明るい緑一色になる。茶畑の合間合間には清流が筋を造り、ところどころで小さな滝となって流れ落ちる。窓から入ってくる風も涼やかで心地よい。スリランカの高原地帯はそんなさわやかさに包まれている。

 

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キャンディの仏歯寺を早朝に参拝した後、紅茶の産地ヌワラエリアに向かいます。所要時間は2時間半から3時間。

紅茶の三大産地はインドのダージリン、中国のキーマンそしてスリランカのウバとされていますが、ヌワラエリアもウバ同様1300m以上の高地にあり、そこで生産される紅茶は最高級品にランクされています。 また、イギリスの植民地時代に避暑地としても開発されており、多くの観光客で賑わっています。

 

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ヌワラエリア行きの列車でしょうか?

 

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ヌワラエリアが近くなってきました。

 

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オーク・レイ・ホテル・ティブッシュ・ランボダの隣にある土産物店の見晴台

 

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見晴台からの眺め。右に見えるのが、オーク・レイ・ホテル

 

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見晴台の上から

 

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早速、オーク・レイ・ホテルでティタイムです。

 

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ホテル名にもあるティブッシュ・ランボダの紅茶

 

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こちらがオーク・レイ・ホテル・ティブッシュ・ランボダの見晴台。

 

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ホテル土産物店のおねえさんと

 

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ヌワラエリアの茶工場に向かいます。

 

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茶工場のあるラブ―ケリー・ティ・センターに到着。オーナーはDAMRO。辺り一面、Damroさんの茶畑です。

 

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茶工場の見学をさせて頂きます。無料です。

 

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まん中の小さな葉は超高級品のホワイトティ用です。その下の2枚がグリーンティ又はブラックティになります。精製方法でグリーンとブラックに分かれます。この工場ではホワイトティとブラックティのみを作っているそうです。

 

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茶摘み後の乾燥場。本日は土曜日のため、工場は稼働していませんでした。

 

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乾燥後の工程は、もみこみ、発酵、乾燥、選別、梱包出荷の順になります。

 

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最終乾燥、ここでグリーンティが出来上がります。

 

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選別工程

 

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工場見学後、ロビーに戻ります。

ブラックティ(紅茶)の種類が展示されています。左は茶葉が大きくストレートティ向き、右は細かくミルクティ向きだそうです。茶葉の大きさによる品質の差はなく、すべて高級品だと言われました。

 

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お楽しみのティタイムです。

 

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紅茶の販売も行っています。右手前がホワイトティです。

 

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まだ先が長いので、少しだけ買いました。

 

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 帰国後、ホワイトティを飲んでみました。茶葉がホワイトティ特有の白い粉をふいています。

 

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沸騰したお湯を注ぎ3~5分で出来上がりです。ほんのりと甘い香りがしますが、コーヒー派の私には良し悪しは分かりませんでした。 

 

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工場見学後、ヌワラエリアの町中へ向かいます。

 

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グランドホテル、イギリス植民地時代に建てられた老舗ホテルです。

 

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郵便局

 

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ヌワラエリアで一番古い建物だそうです。

 

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郵便局前のポスト

 

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絵はがき投函のスポットになっています。

 

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昼食は地元の食堂で。

 

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入口の陳列棚にワディやロティといった手軽に食べられる揚げ物が並んでいます。

 

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ナンです。ということはインド系、つまりヒンズー教でタミル系のレストランのようです。そのはずで、茶摘み作業には多くのタミル人の女性がかかわっており、その関係でヌワラエリア周辺には多くのタミル人が住んでいるそうです。

 

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陳列棚にあった揚げ物

 

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2種類のカレーが小さなバケツに入っています。右の黄色い方は辛そう。

これまで食べて来たカレーとは異なりますね。

 

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ナンにカレーをかけて食べます。

 

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これならピザのように手で食べれます。

 

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ミルクティ。お会計は飲み物も含め3人分で700Rs(500円)くらいです。

 

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町中のスイーツ店。ギターや熊さんのカラフルなケーキがありました。

 

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午後は2件目の茶工場を見学します。

 

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1885年創業のペドロ社です。見学は有料で1人250Rs(170円)、お茶の試飲も含まれています。

 

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茶葉が運び込まれています。

 

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見学中はエプロンを着用。

 

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工場内は撮影禁止です。工程としてはラブ―ケリーと同じようなものです。

 

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ティタイム。工場案内をしてくれたお姉さんが紅茶を入れてくれます。

 

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左がウーロン茶、右がブラックティ(紅茶)

 

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茶葉にお湯を注ぎ、蓋をします。

 

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その間にカップをお湯で温めておきます。

 

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先程の紅茶を、茶葉が入らないように蓋をしたまま、温めたカップに注ぎます。

 

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ウーロン茶

 

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注いだ後の茶葉。これでデモンストレーション終了。

紅茶の販売もしていますが、6箱単位で、ばら売りはしていません。

 

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美人のお姉さんとツーショットで、ドライバーのランカさんもご満悦のよう!

 

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キリンの”午後の紅茶”。このペドロ社と提携しているそうです。

 

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茶畑が広がっています。

 

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工場見学終了です。

 

ヌワラエリアから今夜の宿泊先であるハプタレーに移動します。山道でもあり2時間余りかかりそうです。

 

スリランカ17. 古都キャンディ

キャンディ:地球の歩き方より 

キャンディの町は、標高300mほどのなだらかな山々に囲まれた狭い盆地にある。北に栄えていたシンハラ王朝が、インドからの侵入者に追われて南下を続け、最後に選んだのがこの地だった。周囲の山が敵の侵入を阻み、イギリスによって滅ぼされるまでの300年以上にわたり、シンハラ文化の華を咲かせた。「スリランカで最もスリランカらしい町」といわれるように、訪れてみれば、その落ち着いた町の雰囲気が、スリランカに住む人々がもつ独特の穏やかさによるものだと、うかがい知ることができる。

 

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ビンナワラの象の孤児院を後にして、スリランカ第二の都市キャンディに向かいます。キャンディも1988年に世界文化遺産に登録されています。 

 

 

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道路沿いの果物屋さん。種類も豊富です。

 

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赤バナナ。ドライバーのランカさんがずっと探していて、やっと見つけました。食べてみましたが、味の違いはそれほど分かりませんでした。

 

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マンゴスチン。果物の王様はドリアンですが、こちらは果物の女王と言われています。

 

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イカとパパイヤ

 

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地元の食堂に立ち寄りました。ランカさんは観光客向けのビュッフェレストランに案内しようとしたのですが、地元の店をお願いしました。観光客向けは安全・安心・味よし・値段も一人1000Rs(700円)位でコスパもよいのですが、どこも同じような感じです。

 

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ここもビュッフェ形式でした。値段は1人175Rs(85円)で、ランカさんの分を入れても3人で250円程です。

 

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ローカルのお店といった感じです。ハエが一匹ウロチョロしていましたが、食べる時には気を利かしたのかどこかへ消えていました。

 

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ちょっと辛目ですが、なかなかの味です。ランカさんも「美味しい」とつぶやいていました。

 

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キャンディ近くの給油所でガソリンを補給。1リットル129Rs、約90円です。

スリランカの物価からみると、庶民にはまだまだ高価ですね。

 

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ガソリンの計り売りをしているようです。東南アジアではガソリンを瓶に詰めて道端で売っているのをたまに見かけます。

 

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小高い丘のビューポイントから見たキャンディ。美しい街並みです。

 

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ホテルへ向かいます。市内の中心部は車でごった返していました。

ドライバーのランカさんとは、本日はここまでです。我々二人でキャンディ市内をのんびり過ごします。

 

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ホテルは最もにぎやかな場所にありましたが、中は静かです。値段的にはゲストハウスの倍程度でしょうか。

 

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ベッドルーム。テレビもあります。

 

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シャワールームとトイレは分かれています。

 

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コンセントもマルチタイプで日本のプラグが使えます。

  

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これからキャンディアンダンスを見に行きます。

 

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ビルの中にある郵便局で切手を購入し、柱の中のポストに絵はがきを投函。

 

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先ずはカフェで一休みします。

 

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仏歯寺の近くにあるNatural Coffeeというお店です。日本の方が経営されているようです。スリランカは紅茶のイメージが強いですが、イギリスの統治以前はコーヒーが栽培されていました。それが病気で枯れてしまい、その後、イギリス人が紅茶を植えたわけです。最近、日本人によってコーヒーの復活プロジェクトが進められていて、2018年にテレビで放送されていました。その際、このNatural Coffeeも紹介されました。

 

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セイロンコーヒー:350Rs(250円)なお、コーヒーだけでなく日本食もありました。夜はここにしよう! 確か7時くらいまでやっていると思います。

 

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プレス式コーヒー、砂時計の砂が落ち切った時が飲み頃です。

 

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キャンディアンダンスの会場に行く途中に、仏歯寺の入口がありました。仏歯寺へは明朝訪れます。

 

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キャンディ湖。19世紀初めに造られた人造湖です。

 

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湖の中にある島はかつて王宮とトンネルで結ばれていて、王様のハーレムだったそうです。

 

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湖沿いにぶらぶら歩いて行くと、キャンディアンダンスの行われるKandyan cultural centreに着きます。

 

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入口は2つあります。湖側と反対の道路側です。こちらは道路側で、階段の上でチケットを売っていました。1人1000Rs(700円) 名前を書いた紙をくれますので、館内に入って空いている座席の上に置いておきます。あとは時間になるまで待つだけ。

 

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雨が降り始めました。その中を子供達が裸足で歩いてやって来ました。仏歯寺に入るために靴を脱いで来たようです。スリランカでは、3月は学校の野外研修の時期だそうです。日本のような修学旅行ではなく、日帰りのツアーです。それでこの時期、小中学生の団体に出くわす機会が多いのですね。偶然ですが、ラッキーでした。

 

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すれちがう観光客に手を振っています。

 

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別のグループがやって来ました。こちらは靴を履いていました。彼女達も観光客に手を振っています。

 

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キャンディアンダンスの始まり

 

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激しいリズムで太鼓をたたいています。

 

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男性の踊りは激しく、迫力があります。

 

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館内は薄暗いため写真がうまく撮れません。

 

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そこでKandyan cultural centreの写真をお借りします。

 

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Kandyan cultural centreより借用

 

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Kandyan cultural centreより借用

 

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最後は外に出て、ファイヤーダンスです。

 

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口に火を入れています。

 

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肌に火を当てています。

 

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口に灯油?を含み、一気に火を吐き出しました。

 

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熱い火の上を裸足で歩く、火渡りです。

 

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約1時間のショーが終わりました。

 

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トゥクトゥクでホテルまで帰ります。途中、道路でもない大勢の買い物客がいる商店の中を人をかき分けて通り抜けました。なんでもありのようです。

ホテルまで直線だと700mくらいですが、一方通行で回り道をするため実質1km以上あります。値段は事前交渉で300Rs(200円)、相場は100~200Rsだと思いますが、外国人ですからやむを得ないでしょう。

 

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ホテル近くのパブで夕食。Natural Coffeeの日本食は諦めました。ビールがないかもしれませんから。店内は欧米の観光客で賑わっていました。

このパブの生ビールのお値段は570Rs(400円)、缶ビールは410Rs(270円)。

 

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スパゲッティ(1160Rs、800円)とパパイヤのハム巻(670Rs、450円)。2階のベランダ席で鳥の鳴き声を聞きながらのビールは最高。

 

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翌朝5時。トゥクトゥクを捕まえて仏歯寺へ向かいます。200Rs(130円)で交渉成立。

 

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仏歯寺入口の前で献花用の花を売っています。

 

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10個くらいの蓮の花で出来ています。値段は500RS(350円)だったと思います。

 

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セキュリティチェック。女性は左、男性は右の列に並びます。

 

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セキュリティーチェックを出て、仏歯寺への参道を進みます。

 

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正面に白くライトアップされているのは八角堂です。日の出前のせいか神秘的な感じです。

 

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皆さん、ここを左に曲がっています。私達もついて行くことに。

(外国人用のチケット売り場は右手に100m程行った所にあります)

 

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外国人用の靴保管場所で靴を預けて入口に行くと女性が一人いるだけ。するとセキュリティチェックの所で出会ったイタリア人夫婦がやって来て、チケットを買ったかと聞いて来ました。ここだと思っていたので、買っていません。八角堂の先に売り場があるようですが、かなり離れています。裸足て走って買いに行きました。

 

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自動券売機になっています。1人1500RS(1000円)でぴったりの金額を入れるように書かれていますが、ありません。しかも誰もいません。大声で叫び続けたところ、やっと係員が出て来ました。両替をしてもらい、チケットを購入。急いで帰りましたが、既に多くの人が入場しているところでした。

 

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何はともあれ、入って行きましょう。

 

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キャンディアンダンスと思しき彫刻です。

 

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突然、大渋滞。なかなか進みません。2階には仏歯を納めた部屋があります。日に3回行われるプージャ(お祈り)の時間にその部屋の扉が開きます。本日1回目のプージャで、その部屋を見るため多くの信者がお参りに来ていました。

 

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渋滞の列のわきをすり抜けて、どんどん先に行く人がいます。ズルい、と思っていると、係員が誘導して先に進めています。私たちも先に行きたい誘惑にかられましたが、じっと我慢です。

 

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2階まで上がったところで、ぴたっと流れが止まりました。お祈りの音楽が流れています。プージャの真っ最中のようです。隣の人に聞くと、30分くらいかかるそうです。私達は左の列に並んでいますが、右の方に先ほど列をすり抜けて行った人達がいました。

 

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献花台に花を供えています。

 

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やっと動き始めました。仏歯の間の扉が開いています。列に並んでいた人達はこの扉のところで献花出来ます。撮影禁止です。

参考までに、列に割り込みをする人はいませんでした。

 

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仏歯の部屋の前で花をお供えします。

 

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仏歯を入れているダーガバ(ストゥーパ)の形をした容器を拝むことは出来ましたが、撮影禁止ですので、並んでいる時に見つけたポスターを載せておきます。

 

(マーちゃんの昔話)

むかーしむかーし紀元前4世紀の初め頃、インドは乱れに乱れていました。仏陀の遺骨が盗賊に奪われることを恐れたダンタ王子とヘーママーラ王女は乞食の姿に身を変え、王女の髪の毛の中に仏陀の歯を隠してインド洋に浮かぶ小さな島に向かいました。シンハラ王朝の王様は2人を港まで出迎え、仏歯を象に載せて都のあるアヌラーダブラに持ち帰ったのです。以降、仏歯は王権の証として、都が変わる度に仏歯を安置する仏歯寺も移動しました。

現在は、キャンディの仏歯寺に祀られています。そして年に一度、当時を偲び、仏歯を象の背中に乗せて、煌びやかに着飾った100頭ほどの象と共に街を練り歩きます。これがヘラペラ祭りで、アジアを代表する壮大なお祭りです。私は42年前に社長さんのご家族と一緒に特別席で見ています。

 

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係員に確認したところ、後ろの方であれば写真撮影OKとのこと。でも、仏歯の入った容器を見ることは出来ませんでした。

 

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列に並ばない人達はここまで。扉の近くに行くことは出来ません。我慢して良かった!

 

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仏歯の部屋の扉まで10m近くあります。中央に象の牙が見えている所が、仏歯の部屋です。

 

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仏歯寺内にはいくつもの小部屋がありますが、撮影禁止です。

 

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真剣にお祈りをしています。

 

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外に出ると、夜が明けかけていました。

 

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夜明けの八角

 

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仏歯寺を後にします。

 

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出口付近で、新婚さんが写真撮影をしていました。

 

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お美しいですね。

 

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別のカップルが待っています。ここは新婚さんの撮影スポットのようです。

 

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トゥクトゥクでホテルへ。帰りは遠回りになるので300Rs(200円)でした。

 

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朝食はホテルの屋上です。カラスがいました。

 

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コンチネンタル・ブレックファースト

 

食後、紅茶の産地ヌワラエリアに向かいます。

 

 

スリランカ16. ビンナワラの象の孤児院

スリランカには多くの象が生息していますが、親とはぐれた小象を飼育する象の孤児院がビンナワラにあります。午前中、小象にミルクや果物を与えたり、川へ移動して水浴びをする象たちを見学することにします。

(注)2019年3月時点で、ミルクやりは行われていませんでした。

  

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 今日はシギリヤを出てから、ダンブッラ近郊のヘリタンスカンダラマ、キャンディ近くのマータレ、そしてクルネガラを経由してビンナワラにやって来ました。。移動だけで5時間半、さすがに疲れますね。

 

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ビンナワラのゲストハウス(G.H.)に着きました。

 

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蚊帳がありますが、使うことはありませんでした。

 

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コンセント。2種類ありますが、どちらも日本のプラグは使えません。参考までにスリランカ滞在中、日本のプラグが使えなかったホテルやゲストハウスは8ヵ所中ここだけです。

 

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日本から持ってきた接続用プラグです。左がBFタイプ、右がB3タイプです。

 

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右上の白いケースが携帯用バッテリーです。携帯で写真を撮りまくりますので、電池が1日持ちません。このバッテリが旅行中大活躍。満充電しておけば携帯3台分の充電が可能です。

 

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遅くなりましたが近くの高級ホテルでドライバーのランカさんと一緒に夕食です。ランカさんがハネムーンに使ったホテルだそうです。このホテルは川沿いにあり、昼間はこのレストランから象の水浴びを見学することが出来ます。

ところでまさかのビールがありません。アルコールフリーのジンジャービールで我慢するしかなさそうです。

 

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中華系レストランのためかカレーがなかったので、焼き飯と焼きそばを注文しました。

 

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朝です。

 

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鉢の中にメダカのような魚が泳いでいました。

 

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キングココナッツ

 

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見なれない果物です。袋を被せています。写真を撮っているとマダムが実を取ってくれました。

 

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赤い実です。味は? 水気のないパサついた味で、日本人好みではないと思います。すみません。

 

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朝食

 

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ミルキーライスです。ランカさんが特別メニューとして頼んでくれました。やさしい味です。チカちゃんはスリランカへ来てから食べ過ぎで胃が疲れ気味。すっかり気に入ったようです。

 

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赤いスパイスのようなもので辛さや味を調整します。

 

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お別れです。このG.H.を選んだ理由はスタッフに対する口コミ評価の高さです。評価通りマダムの気遣いが伝わって来ました。

 

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象の孤児院前の土産物店

 

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木彫りの象や家具を売っています。

 

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土産物屋さんでチカちゃんがズボンを購入。旅行中に履くためですが、日本の蒸し暑い夏にも合いそうです。

 

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イケメンの店員さんと

 

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外国人用のチケット売り場。1人3000Rs(2000円)

 

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売り場に変なものを見つけました。

 

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園内のスケジュール表ですが、09:15amからの小象へのミルクやりが消されています。なんで? ランカさんによると、小象がいないらしいのです。孤児院なのに? 近年、ジャングルで親とはぐれた小象は別の施設へ引き取られるようになったそうです。また、最近、この施設で産まれた小象も産まれる予定の小象もいないとのこと。ということでミルクやりが行えなくなってしまいました。せっかく来たのに残念ですが、仕方ありません。ただ、果物やりは予定通りやっています。

 

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8時30分にオープンすると間もなく、サイレンがなって、象さん達がこちらにやって来ました。

 

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病気の象が、一足先に川へ水浴びに行くようです。

 

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象が去った後、園内に向かって行きます。

 

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象の餌である葉っぱを運んでいます。

 

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象がいました。目の前にいます。

 

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人が集まって来ました。

 

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子供達も来ています。野外研修のようです。

 

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砂浴びをしている象もいます。

 

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ぞくぞくと子供たちがやって来ます。我々観光客に気恥ずかしそうに手を振っています。

 

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こちらも手を振ると、大きく降り返してくれます。そこで一緒にパチリ。

 

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象への果物やりが始まりました。

 

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小さな子供もあげています。危なくないのでしょうか。

 

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象使いの道具です。長い棒の先が尖がっていて、いうことをきかない時には、これで象の耳の柔らかいところをチクチクやるそうです。

 

 

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チカちゃんの番です。値段は果物1かごで500Rs(350円)。

 

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イカをあげています。

 

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象に押され気味

 

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象の舌はとてつもなく大きくてベチョベチョです。2人で1かご500Rs、良い体験でした。

 

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象が川へ水浴びに行く時間です。我々は一足先に行って象を待ちます。

 

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チケットのチェック。入園時と同じものです。

 

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土産物店が並んでいます。

 

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象がウンチをしています! 作り物です。

 

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象のウンチで作ったものを売る土産物屋さんがありました。究極のエコですね。

 

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象のウンチで作ったカレンダー。買っちゃいました。

 

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椰子やバナナなど、象のえさとなる葉っぱが並んでいます。

 

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象のウンチ、カラカラに乾燥しています。匂いもありません。

 

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このウンチを使って紙を作ります。折角ですから、紙を作る工程を見学させて頂きました。先ずはウンチの塊ををほぐします。

 

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この色はウンチの色ではありません。黄色の色付けがしてあります。

 

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紙をすいています。和紙を作る時と同じ要領だと思います。和紙を作るところを見たことはありませんが。

 

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布を掛けています。

 

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押して、水分を取っているようです。

 

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布を外して、後は自然乾燥させます。

 

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出来上がりのサンプルです。数種類の色がありました。

 

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おばちゃんが何か踏んづけています。

 

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木彫りの象です。踏んでも壊れないというところをアピールしています。

 

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そうこうしているうちに、象がやって来ました。

 

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土産物屋さんの前を通り過ぎます。

 

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象使いのおじさんが槍をもっています。

 

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象の忘れ物です。健康そうです。病気の象のウンチは完全に消化しきれていないので、一目で分かります。

 

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川に入る前にシャワーを浴びています。

 

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寝転んで、体を洗ってもらっています。

 

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大きな象がやって来ました。

 

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重い鎖をかけています。虐待? 半野生で人に危害を加える可能性があるため、重りで象のパワーを抑えているそうです。

 

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レストランからも見学出来ます。

 

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水をかけています。手で洗う代わりでしょうか。

 

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沢山の象さんがいます。

 

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観客もたくさん

 

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白い学生服の子供達も安全な場所から見ています。

 

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カメラに気を取られて、近づき過ぎないようにしましょう。

 

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子供達であふれています。やはり象は人気ですね。

 

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象の水浴びは迫力満点!

 

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なごりおしいですが、お別れです。

 

次の目的地キャンディに向かいます。








































































































 

 

 

 







 

スリランカ15. バワの世界:ヘリタンスカンダラマホテル

ヘリタンスカンダラマホテル:地球の歩き方より

 ダンブッラ旧市街から東へ10kmほど入った所にある、森と湖に囲まれた大型高級ホテル。緑に埋もれるように建てられたホテルの全長はなんと968mにも及び、近くからその全貌を見ることは不可能だ。岩肌がむき出しとなったロビー、カンダラマ湖と一体になったかのように見えるプール。まるで自然との境界をなくしてしまったかのような建築は、バワの設計ならではのもの。ホテルそのものが観光名所といっていいほど、見どころ沢山のホテルだ。バワ唯一の内陸部リゾート。

 

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午前中シギリヤロックに登頂した後、スリランカが生んだ奇才の建築家バワの代表作であるヘリタンスカンダラマホテルに向かいます。ホテル見学後、スパイスガーデンのあるマータレーに立ち寄り、クルネガラを経て本日の宿泊地であるビンナワラまで移動します。

 

 

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カンダラマ湖。対岸に目的地のヘリタンスカンダラマホテルがあります。

 

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ヘリタンスカンダラマ・ホテルに到着

 

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ホテルの入口。岩肌がむき出しとなったロビー、ですね。

 

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スペイン・バルセロナサグラダファミリアに代表されるアントニ・ガウディの建造物が大好きなチカちゃんにとっては興味津々!

 

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受付。壁やドアといった外部との仕切りになるものはありません。

 

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受付側からの眺め

 

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受付から奥へ入って行きます。見学自由ですが、スタッフにことわりを入れています。

 

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ロビーが見えて来ました。

 

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ホテルのレイアウト図。印のある中央部分が現在地です。全長が968mとのことですが、入口から現在地まで100mほどですから計算してみるとその位はありそうです。なお、宿泊者以外はこの先立ち入り禁止になっています。

 

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現在地(レイアウト図で人が立っている位置)からの眺め
 

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現在地からの眺め

 

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現在地からの眺め。このホテル特有のツタが絡んでいます。

 

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ロビー

 

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 ロビー、広々としています。

 

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ロビーから湖が見えます。ヘリタンスカンダラマ湖です。

 

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手前と向こうで水の色が違います。また、ロープが張られていて、外側が遊泳禁止区域のような感じです。

 

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手前はプールでした。湖とプールの境をなくすような造りになっています。これはバワが初めて取り入れた手法で、今では世界中で見受けられるようになりました。シンガポールのマリーナベイサンズホテルの屋上にあるプールがインフィニティプールとして有名ですが、それよりも先にバワが設計しています。

 

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プールを側面から見たところ。この段差が、インフィニティプールの秘密かな? 人の目の位置、プールの端っこ、そして湖(あるいは海)が一直線になると、プールと湖の境がなくなることになりますね。

 

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ロビーからの景色

 

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建物が緑に埋もれるように建てられています。もちろん建てた当初はこのような姿ではありません。こうなることを見越して設計したところがバワの凄さです。

 

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ロビーでアフタヌーンティ。高級ホテルにしてはそれほど高くはありませんでした。

 

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チカちゃんはもちろん紅茶

 

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私はセイロンコーヒー。お湯がぬるめだったのが残念。

 

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私達の後方から湖を撮ってもらうつもりでしたが、背中だけになりました。

 

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ロビーを出て、上の方に行きます。

 

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山というよりも岩山ですね。

 

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見晴台がありました。

 

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見晴台からの眺め

 

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かすかにシギリヤロックが見えています。

 

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上にもプールがあります。奥の建物では結婚式が行われていました。

 

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インドから来た若者です。服を着た人は、日本で2年間働いていたそうです。

 

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ヘリタンスカンダラマ・ホテルを後にします。

 

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スパイスガーデン

キャンディから1時間位のところにあるマータレ市のスパイスガーデンにやって来ました。名前の通り、色々な薬草やスパイスの木があり、販売も行っています。

 

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中央右の小さな木がビャクダン、高価な香木です。

 

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カカオ、幹に直接なります。

 

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ペッパーの木

 

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バニラ

 

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赤いパイナップル

 

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パイナップル

 

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コーヒー

 

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ドリアンに似ているジャックフルーツ

ガーデン内には薬草や胡椒の販売店もあります。

 

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ガーデン内にあるレストランで遅めの昼食。観光客向け用でビュフェスタイルです。

 

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スパイスガーデンから近くにあるヒンズー教の寺院。この日は休みで中には入れませんでした。

 

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大きな寺院です。

 

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スリランカ仏教徒のシンハラ人が多数派ですが、これほど大きなヒンズー教の寺院があるということは、この地域には少数派のタミル人が多く住んでいるのでしょうね。

 

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仏教寺院に比べると極彩色できらびやか!

 

これからクルネガラを経て、今夜の宿泊地であるビンナワラに行きます。ここから3時間余りかかりそうです。




























































 

 

 

スリランカ14. 天空の城シギリヤロック

本日はスリランカで最も人気のシギリヤロックに登頂します。1982年に世界文化遺産に登録されました。 

 

シギリヤロック:地球の歩き方より

その岩山はジャングルの中に突如として姿を現す。周囲の緑とはあまりにも対照的な赤褐色の岩肌は、空に向かってほとんど垂直に切り立っている。その景観を眺めていると、地球のエネルギーはよくこんな産物を残したものだと思わずにはいられない。シーギリヤへの旅は、こんな驚きとともに始まる。しかし、さらに驚くべきは、この岩山の頂上に華麗な王宮を建てて住んだ王がいたという事実だ。父を殺し、強引に王の座に就いた若き王子は、弟の復讐を恐れ、この狂気ともいえる城を築いた。急激な岩肌をはうようにして頂上へ登り詰め、いまは遺構だけとなった王宮に立ったとき、聞こえてくるのは風の音だけ。こんな寂しい場所で、自ら孤独を選び、権力を手にした若者は何を思っていたのだろう。

 

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空港近くのゲストハウスを出発してからクルネガラ、ダンブッラを経由してアヌラーダブラで1泊、そしてこのシギリヤの岩見荘で2泊しました。昨日シギリヤからボロンナルワを日帰りで観光し、本日早朝にシギリヤロックに登頂します。

  

Googleの画像より借用)

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岩山の上に宮殿の跡地が見てとれます。当時はまさしく天空の城だったのでしょうね。



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岩見荘3階からの眺め。当時の宮殿はどのように見えていたのでしょう。それを人々はどのような気持ちで眺めていたのでしょうか。

 

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シギリヤロックのチケット売り場は岩見荘から1.5km程ですが、体力温存のためトゥクトゥクで行きます。6時30分にゲストハウスを出発。なお、チカちゃんは腰に不安があるためロック登頂は諦めて、その周辺を散策することにしました。

 

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シギリヤ博物館でチケットを購入。1人30ドル。ゲストハウス1泊分に相当、2人分で2泊出来ます。高いですね! 貴重な遺跡がいつまでも維持されることを祈るばかりです。

 

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博物館にはトイレがあります。心配な方は行っておきましょう。

 

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シギリヤロックの案内図

 

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チカちゃんと別れて、入口に向かいます。

 

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入口。7時前ですが、既に人が入っていました。開門は7時と聞いていたのですが?

 

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入門時、環境保護のためペットボトルのシールをはぎ取ってくれました。

 

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ロック周囲を取り巻いているお堀です。

 

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入口からロックの麓まで600m程です。

 

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池には白鷺(だと思います)が群れていました。

 

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徐々に近づいて来ました。

 

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さあ、登り始めます。7時01分スタート。

 

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大きな石の下に洞窟跡があります。

 

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大きな岩が私たちの立ち入りを阻んでいるような、そんな感じです。

 

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岩をくぐって振り返ってみました。ぼつぼつと人が登り始めています。

 

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石段が続きます。

 

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どんどん登って行きます。

 

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左に赤茶色のミラーウォールが見えて来ました。

 

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ミラーウォールのレベルに到達。7時10分

 

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ここからシギリヤレディまで螺旋階段を登ります。

 

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螺旋階段には金網があります。

 

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下にミラーウォールが見えます。

 

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シギリヤレディ達の登場です。残念ながら撮影禁止です。travel.jpさんの写真をお借りします。

 

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(travel.jpさんより)  

胸を隠していない女性の方が身分が高く、服を着ている女性は侍女だそうです。

 

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(travel.jpさんより) 

美しい方々です。

 

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(travel.jpさんより) 

当初は数百人描かれていたそうですが、風化が進み現在は18体が残っているのみです。

 

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(travel.jpさんより) 

損傷しているものもありました。

 

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レディ達を後にして、ミラーウォールのレベルまで下ります。

 

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ミラーウォール

 

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かつてこの岩壁にもフレスコ画の美女が描かれていたそうです。

 

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その当時、左側のミラーウォールは鏡のようにピカピカに磨かれていました。そのミラーウォールに岩壁の美女が映し出されていたそうです。

 

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振り返ると、レディ達への螺旋階段が見えます。

 

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ロックの周りは一面ジャングルです。

 

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建物の跡地が見えて来ました。

 

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大きな石、その石の下に小さな石がはめ込まれています。敵が襲ってきた時に、この石を落として城を守るためのものです。

 

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再び頂上を目指して登り始めます。膝をいたわりながら登っている人もいます。

 

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振り返ると、下界が見えます。

 

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中腹にあるライオン広場に着きました。7時27分。一休みします。

 

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ライオンの足だけが残っています。

 

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当初はライオンの顔があって、人を飲み込むような形で階段部分に口があったそうです。

 

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蜂に注意の標識があります。季節や時間帯、加えて人が大勢いると蜂が襲って来るようです。

 

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蜂に襲われた時の避難小屋です。

 

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金網で覆われています。今は早朝でもあり、蜂がいるような気配は全くありません。

 

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元気が出て来ましたので登頂再開です。7時32分

 

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ライオンの口があった場所、ライオンゲートから上を目指します。

 

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石段が続きます。

 

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鉄製の階段が岩壁にへばりつくように造られています。

 

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頑張って登るだけ

 

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垂直に切り立っています。

 

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怖いと思う余裕はありません。写真を撮りながら登るだけです。

 

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頂上が近づいて来ました。

 

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本当に大きな岩山ですね。

 

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最後の一踏ん張り、ガンバレ。

 

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岩もろとも落ちたりしないのでしょうか。

 

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高いところが苦手な人にとっては? 正直、思っていたほど恐くはありません。ただ長蛇の列が出来て流れが止まった時、この階段大丈夫かな? と不安に思うかもしれませんね。 西欧人のガタイ大きいですから!

 

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振り返れば、こんな感じ。

 

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頂上、と思いきや、まだ階段がありました。

 

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上りと下りが別れています。

 

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下にライオン広場が見えます。

 

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頂上が近づいた感じがします。

 

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石段に変わりました。もうすぐです。

 

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これが最後かな!

 

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まだあります。でも、あそこが紛れもなく頂上ですね。

 

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本当に最後の階段です。

 

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レンガで積まれた石垣のようです。

 

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頂上に着きました。7時44分、登頂開始から43分です。

東に、太陽が昇っていました。

 

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西

 

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北には、 ピドゥランガラロックが見えます。あちらの山頂からもシギリヤロックが一望出来ます。元気な方、時間の許す方、是非とも登ってみてください。お勧めらしいですよ。

 

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180mを登り切りました。本当に清々しい気分です。

 

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広場になっています。もちろん宮殿跡です。

 

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犬も両足を揃えて寝ています。涅槃犬?

 

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王の沐浴場。ドライバーのランカさんによれば、当時この水は近くの池からパイプを使って汲み上げていたそうです。本当でしょうか? いまだに信じられません。

 

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眼下にはジャングルが広がっています。

 

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こんな所にも建物があったとは!

 

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入口からの道が見えます。出口はロックを降りて左側になります。

 

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天空の城。このような岩山の上に何故お城を築いたのか改めて考えてしまいます。

 

(マーちゃんの昔話)

むかーしむかーし5世紀頃、インド洋に浮かぶ小さな島のアヌラーダプラというところにシンハラ王朝がありました。その国の王様ダートゥセーナには側室に産ませた後継ぎのカーシャパ王子がいました。ところが、正妻にモッガラーナ王子が生まれたのです。弟に王位を奪われることを懸念したカーシャパは父親を殺します。弟はインドに亡命しました。カーシャパは王様になったものの弟モッガラーナの復讐を怖れ、シギリヤのジャングルの中にある180mもの岩山の上に14年の歳月をかけて宮殿を作り、ここを都と定めました。狂気としか言いようがありません。それから11年の歳月が経ちましたが、カーシャパ王の気が安らぐことはありませんでした。そして、自ら命を絶ってしまうのです。インドから戻ってきた弟モッガラーナはシギリヤの王宮を仏教僧に寄付し、都をアヌラーダプラに戻しました。

 

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これから下ります、8時10分。

 

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登って来る人も多くなり始めました。

 

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右が下り専用、この区間のみです。すぐに区別がなくなります。

 

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急な階段ですが、それほど恐くはありません。

 

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犬が昇っています。

 

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あっという間にすり抜けて行きました。

 

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さすがに4本足は速いですね。

 

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ライオン広場まで下りて来ました。8時17分。

 

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ミラーウォールを過ぎました。

 

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コブラの岩

 

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駐車場への標識。入口とは異なります。

 

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女の人が石垣を掃除しています。

 

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ここまでやるとは! きれい好きなスリランカ人らしいですね。

 

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Audience Hallとありましたので、王様が訪問者と会う謁見の間のようです。

 

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洞窟跡

 

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降りて来ました。8時35分、降り始めてから25分です。早朝一番にスタートしたこともあり、トータル1時間40分程で登頂を終えることが出来ました。これが遅い時間だと長い行列が出来て、もっと時間がかかるものと思います。それに暑さもそれ程でもなく、とっても爽やかな気分でした。

 

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チカちゃんが絵はがきに便りを書いていました。

 

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土産物屋さんが並んでいます。ここからトゥクトゥクで帰る予定でしたが、チカちゃんによると博物館は9時から開くためまだ見ていないとのこと。せっかくだから来た道を戻ることにしました。

 

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夫婦のお猿さんでしょうか、ノミを取ってあげているようです。

 

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観光客が増えて来ました。

 

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岩山は大行列が出来そうです。早く来てよかった。

 

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池の蓮に鳥がのっています。仏陀のように蓮の上で瞑想しているのでしょうか!

 

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シギリヤ博物館。ロックへの入場券も売っています。

 

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博物館の前の池

 

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この博物館は日本の協力で建てられています。

 

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昔はこのようにして観光していたのでしょうか? 命がけですね。

 

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セイロン時代の10セント切手にシギリヤロックが描かれています。

 

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壁にシギリヤレディが描かれています。もちろんレプリカ。本物は写真撮影禁止なので、ここで思う存分撮っておきましょう。

 

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ライオンゲートのライオンの顔を想像して書いた子供の絵が展示されていました。日本の子もいます。

 

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これはすごいと思った絵がこれです。日本のKORI YUKIさんです。小学生かな?

 

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シギリヤロックを後にして、トゥクトゥクで岩見荘へ帰ります。朝と同じトゥクトゥクでした。

 

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岩見荘で遅い朝食を頂いた後、ドライバーのランカさんと合流してダンブッラの近くにあるヘリタンスカンダラマへ向かいます。岩見荘の皆さんありがとうございました。

 

 






































































































































 

スリランカ13. ボロンナルワ遺跡

ボロンナルワ遺跡:地球の歩き方より   

ボロンナルワは10~12世紀の間にシンハラ王朝の首都があった所。その全盛期には、タイやビルマから僧が訪れるほどの仏教都市として繁栄を見せたという。その栄華を伝えるアジア有数の大遺跡群が、今は小都市となったこの町を世界に知らしめている。

 

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 今日はボロンナルワ遺跡を訪れます。

シギリヤのゲストハウス(G.H)から1時間半弱です。ボロンナルワは1982年に世界文化遺産に登録されました。

 

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さわやかな朝です。ベランダから鳥たちが覗いています。

 

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朝食はスリランカの代表的な食べ物です。G.H.のオーナーさんのお宅で頂きます。

左上がアーッパ、右が蒸しパンのようなものであっさりしています。中段左が豆や野菜を混ぜて揚げたもの、真ん中はカレー入りのもちもちした揚げ物、その右がダール豆の揚げ物、下がロール状のパンケーキ。フルーツはスイカ、パパイヤ、バナナ、パイナップルです。

朝食後、ボロンナルワに向けてG.H.を出発します。

 

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ボロンナルワ博物館に到着。ここで遺跡への入場券を購入。1人25米ドル。

 

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ボロンナルワの繁栄を支え続けてきた巨大な人造湖。博物館の近くにあります。

遺跡の見学は南からスタートし、北上して行きます。

 

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車で南に位置する石立像がある場所まで移動。巨大な岩の上を歩いていると、その先に遺跡がありました。

 

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石立像。1枚の岩に彫られています。

 

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骨董屋さんで見つけた10Rs紙幣。現在使われていませんが、この紙幣に石立像が印刷されていました。

 

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ポトグル・ヴィハーラ。かつての図書館で石立像の近くにあります。

 

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中は円形状になっています。右の方に白くなっている部分がありますが、これは漆喰で、かつては壁全体が漆喰で白く塗られていました。

 

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宮殿跡に車で移動。ボロンナルワ博物館の近くにあります。

当時は7階建てでしたが、現在残っているのは3階部分まで。

 

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厚い壁で出来ています。

 

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下の白い部分は漆喰です。白く、美しい宮殿だったことが想像出来ます。

 

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トイレ跡

 

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宮殿の東側にある閣議場跡です。

 

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閣議場入口のムーンストーン。かなり擦り減っています。

 

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数多くの柱が立っていますが、閣議の際に各大臣が座る位置を示しているそうです。

 

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柱にはきめ細かな模様が彫られています。

 

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宮殿の北側にボロンナルワ遺跡群の中でも人気のクワドラングルがあります。クワドラングルには11の建物があり、かつてボロンナルワの中心だった所です。

これはクワドラングルの南入口にあるトゥーパーラーマ、仏堂です。

 

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堂内の仏像、損傷が激しいですね。向かい側の小さな窓から朝日が差し込むと、仏像の顔を照らす仕組みになっているそうです。

 

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ラター・マンダパヤ。8本の石柱はハスが風に揺れている姿を表現しています。

 

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アタターゲ。11世紀に建てられた仏歯寺です。

 

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アヌラーダプラに持ち込まれた仏歯は、その後、王朝が変わる度に都とともに移されることになります。ボロンナルワに都が移された際、60日間でアタターゲを完成させ仏歯を奉納したそうです。

 

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ハタターゲ。仏歯寺跡です。12世紀に隣のアタターゲから仏歯を移動してここに奉納されました。

 

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仏歯寺を護るガードストーン

 

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ハタターゲの壁石に文字が刻まれています。石本で当時の様子が分かる貴重な資料です。

 

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ハタターゲの中にある仏像。目には宝石が使われていましたが、盗まれてしまったようです。

 

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ワタターゲ。クワドラングル内の遺跡で最も人気の高い円形状の仏塔です。

 

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ムーンストーンの手前で靴を脱ぎます。昼前で、石の上は足が焼けるような暑さです。 

 

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ムーンストン。輪廻転生の部分は象と馬とライオンで牛が描かれていません。

 

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ガードストーン。悪魔からワタターゲを護っています。

 

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ワタターゲの内部。仏像が破壊されたままです。

 

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仏像の後ろ、つまりワタターゲの中心にダーガバ(パゴダとかストゥーパとも称される仏塔)があります。

 

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ガル・ポタという巨大な石本です。側面にはガチョウや象が彫られています。

 

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長さ9m、幅1.5m、高さ0.5mもあります。これほど大きな石をどこからどのようにして運んできたのでしょう!

 

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クワドラングル見学後、休憩。お店には緑色のミカンが! 酸っぱそうです。試してみることにしました。

  

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酸っぱさを和らげるためなのか、このようにしてミカンと水を混ぜています。水はペットボトルを使っていますが、念のため氷は入れないように頼みました。 

昔はミルクティを作る時も紅茶とミルクをこのように混ぜていました。これがとても旨いのです。今回の旅行でもこのミルクティを楽しみにしていたのですが、最近ではこのようなやり方はすっかり影をひそめてしまったようです。残念!

 

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さっぱりしておいしい!

 

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クワドラングルの北に位置するランコトゥ・ヴィハーラに向かいます。

 

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高さ55mのボロンナルワで一番大きいダーガバです。

 

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かつて尖塔部分は金で覆われていたそうです。

   

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更に北に行くとランカティラカという大きな寺院があります。高さが17.5m、幅18m、奥行き52m

 

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仏像に背を向けて写真を撮らないでください、と書かれています。注意しましょう。

 

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中に仏像があります。

 

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頭の取れた巨大な立像です。思わず仏像と記念写真を撮りそうですが、背を向けないようにしましょう。

 

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キリ・ヴィハーラ。ランカティラカの北隣にあります。キリとはミルクの意味で当時の白い姿のままです。

 

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更に北上するとガル・ヴィハーラがあります。大きな1枚の岩に4体の仏陀が彫られています。

 

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左端にある座像

 

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横から見ると、岩に彫り込まれていることが分かりますね。

 

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洞内がフェンスで囲まれています。

 

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その中に、きめ細かく彫られた座像がありました。

 

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座像の右側に立像があります。

 

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立像の高さは7m。

 

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右端が涅槃像

 

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枕は太陽を表すそうです。

 

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全長14m。両足の指が不揃いですので、亡くなられています(入滅)

 

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ガル・ヴィハーラ横にある大きな石。

 

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よく見ると、石が転げ落ちないように? 突っ張りがされています。(もちろん、お遊びです)

 

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蓮の咲いている池もあります。

これからガル・ヴィハーラを後にして北に向かいます。

 

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ロータス・ポンド。名前の通り蓮の形をした僧の沐浴場です。

 

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石を積み重ねて作ったもので、直径8m程です。

 

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ボロンナルワ遺跡の最北に位置するティワンカ・ピリマゲ寺院。ここを訪れる人はまばらです。

 

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外壁が崩れかけていますが、もともとは漆喰で白く塗られていたようです。

 

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寺院への入口。内部は撮影禁止、残念!

 

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奥に仏像が見えています。

 

スリランカに来る前ですが、”遺跡ときどき猫”さんのブログに「ここには飢えた僧に捧げるものを持たなかった兎が我が身を火の中に投じたという説話も描かれています。兎の善行を記念して帝釈天は月に兎の姿を描きます」という記事が見つかりました。どこかで聞いたような話です。俄然興味が湧いて来ました。また寺院内部は薄暗いため、懐中電灯が役に立ったとも書かれていました。

 

(マーちゃんの昔話)

むかーしむかーしその昔、あるところに猿と狐と兎がいました。ある日、みすぼらしい老人に姿を変えた天の神様がやって来て、「お腹が空いています。何か食べ物を下さい」と言いました。猿は木の実を、狐は魚を取って来て老人に差し出しました。しかし、兎には何もありません。そこで「私の身を食べて下さい」と言って、火の中に飛び込みました。これを見た老人は神様の姿に戻り、兎を月に葬ってあげたのです。

この物語は12世紀~14世紀頃の逸話集である今昔物語に収められています。これと同じ物語りがスリランカのボロンナルワにもあった訳です。ティワンカ・ピリマゲ寺院は13世紀に建てられていますから、同じ時代に、同じ物語が遠く離れた日本とスリランカで作られていたことになります。なんて不思議な繋がりでしょう! 

 

中に入ると、壁一面にフレスコ画が描かれていました。状態はよくありませんが、それでも見ごたえ十分です。

早速「月とうさぎ」の壁画を探しましたが、薄暗くてよく分かりません。係員に尋ねると即座に「そこっ」と指さしてくれました。それでも暗くて見えません。このために懐中電灯を持って来ています。照らすと、月の中にウサギが描かれていました。「あったー」、、、ではありませんか。

 

遺跡ときどき猫さん”のブログより内部の写真をお借りしました

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( 遺跡ときどき猫さん”のブログより) 頭が失われた仏像

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( 遺跡ときどき猫さん”のブログより) 美女のフレスコ画。懐中電灯を当てています。

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( 遺跡ときどき猫さん”のブログより) 美女のフレスコ画

 

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こちらの外壁はかなり修復が進んでいます。

 

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こちらはこれから修復されるようです。

 

これでボロンナルワ遺跡の見学終了です。これからシギリヤに帰ります。

 

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木立の中に鹿がいました。ランカさんによるとスリランカでは鹿は珍しいそうです。

 

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ランチタイム

 

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観光客向けのビュッフェスタイルのレストランです。

 

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カレーの種類も豊富で美味しそう!

 

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食後はチカちゃんのアーユルヴェーダタイムです。この三日間、暑い中を歩き回り、疲れもかなり溜まっています。2時間コースで至福のひと時を過ごしてもらいましょう。

 

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ここは観光客向けのアーユルヴェーダ施設です。

最初に医師の問診を受けて、施術内容と使用するオイルを決めます。その後、

60分 全身のオイルマッサージ

30分 シロダーラ (額の中心にオイルを流して、ストレスや頭痛を解消します。ただし、シロダーラは頭を冷やす作用もあるので注意が必要とのことです)

20分 ハーバルスチーム・トリートメント (薬草を敷き詰めたサウナで体の毒素を出します) 

10分 シャワー   

ちなみに、2時間コースで料金は12,000Rs(8000円)でした。 なお、本格的なアーユルヴェーダは1週間ほどかけて、食事療法も交えて行うそうです。

 

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極楽、極楽

 

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一方、チカちゃんが至福のひと時を過ごしている間、私は近くの町で両替、その後ビールでも飲みながら過ごすつもりです。

 

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青空市場をやっていました。

 

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生活に必要なものが揃っていて、現地の人にとってはスーパーマーケットのようなものですね。

 

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鰹節のようなものを見つけました。モルジブフィッシュです。カレーにも使われる万能調味料です。鰹節のように硬くはありません。

 

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昼の3時、暑い。町の中をビールを探し求めて歩き回りましたが、ありません。ぶっ倒れそう。諦めかけたころ、街外れで見つけました。

 

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ライオンビールが美味い。500Rs(350円)

 

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夕暮れ時に、シギリヤの岩見荘に着きました。

 

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夕食は昨日立ち寄った村の食堂で頂くことにしました。ゲストハウスのカレーも食べたかったのですが、ランカさんお薦めの地元料理にトライすることにしました。

 

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熱した鉄板の上で、野菜やナンのようなものを両手に持った包丁でカタコト、カタコトと切り刻んで行きます。コットゥ・ロッティです。

 

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まるで音楽を奏でるように軽快なリズムで叩いてます。この音から、この料理をコトコト・ロッティと呼ぶことにしました。

 

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ここで問題が!、この店にはビールがありません。スリランカの人はあまりお酒を飲みませんので、地方では酒類を販売する店が少ないようです。加えて、酒類を扱うと店のランクが上がり、それにつれて税率も上がってしまうためだとか。

近くに酒を売っている店がないか尋ねると、2Km程先にあるとのことです。そこでランカさんに車で連れて行ってもらいました。民家もない暗く寂しい道をしばらく走ると村はずれにありました。車があったからよかったものの、夜道をトゥクトゥクで行くのはどうでしょう? ましてや女性だけで行くなんて、いくらスリランカが安全な国だといっても極めて危険ですね。

鉄格子を挟んで売っていました。ビール3本、アラック小瓶1本をゲット。これで1000Rs(700円)弱でした。

 

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先程の食堂に戻って、料理が出来上がるのを待っています。

 

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コトコト・コッティ2人前。ボリュームたっぷり、ランカさんの分も別にあります。見た目通り、ヘルシーで日本人向きの味でした。また、作っている時のカタコトのリズムが妙に食欲をそそり、聴覚でも楽しめる料理です。もちろん、ビールのつまみにも最高。

 

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ア―ッパも注文

 

明日の早朝、今回の旅のハイライトであるシギリヤロックへ登ります。