lannlannmc’s blog

光り輝く島

光り輝く島スリランカ:(2章)自然との触れ合いを求めて

スリランカ編第1章はダンブッラ、アヌラーダブラそしてボロンナルワといった古代遺跡を巡る旅でしたが、第2章ではシギリヤからラトゥナプラまで自然と触れ合いながらの旅を紹介します。

 

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まずはスリランカで最も人気のシギリヤロック登頂から始めます。

 

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地球の歩き方より:   

その岩山はジャングルの中に突如として姿を現す。周囲の緑とはあまりにも対照的な赤褐色の岩肌は、空に向かってほとんど垂直に切り立っている。その景観を眺めていると、地球のエネルギーはよくこんな産物を残したものだと思わずにはいられない。シーギリヤへの旅は、こんな驚きとともに始まる。しかし、さらに驚くべきは、この岩山の頂上に華麗な王宮を建てて住んだ王がいたという事実だ。父を殺し、強引に王の座に就いた若き王子は、弟の復讐を恐れ、この狂気ともいえる城を築いた。急激な岩肌をはうようにして頂上へ登り詰め、いまは遺構だけとなった王宮に立ったとき、聞こえてくるのは風の音だけ。こんな寂しい場所で、自ら孤独を選び、権力を手にした若者は何を思っていたのだろう。

 

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朝7時前にトゥクトゥクでシギリヤ博物館にやって来ました。ここでシギリヤロックへの入場券を購入します。チカちゃんは腰痛のため登頂は諦めて周辺を散策することに。

 

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チケット(30ドル)を購入して入口に向かいます。 開園は7時ですが、5分前に入口に到着。長い列が出来ているかと思いきや、既に入場が始まっていました。

 

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ロック入口のお濠を超えて敷地内に入って行きます。

 

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600mほどの参道をロック目指して進みます。

 

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ここから登頂開始です! 岩山の高さは約180m。

 

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行く手には大きな岩、私達の立ち入りを拒んでいるかのようです。

 

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石段が続きます。

 

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石段が終わると次は螺旋階段。

 

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螺旋階段を登るとシギリヤレディのお出ましです。  

残念ながら撮影禁止のため、travel.jpさんの写真をお借りしました。

 

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フレスコ画で美女が描かれています。胸を隠していない女性の方が身分が高く、服を着ている女性は侍女だそうです。

 

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当初は数百人の美女が描かれていたそうですが、風化が進み現在は18体が残っているのみ。損傷が激しいものもありました。

 

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シギリヤレディに別れを告げ、下りの螺旋階段へ進むと、下にミラーウォールが見えて来ました。

 

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螺旋階段を下りるとミラーウォールへと続きます。

 

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かつては岩肌にフレスコ画の美女が描かれていました。その美女たちが反対側のミラーウォールに映し出されていたそうです。当時はミラーウォールも鏡のようにピカピカだったのでしょうね。

 

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岩山の中腹には建物の跡地や今にも落ちそうな大きな石があります。  

巨石の下には小さな石がはめ込まれていて、敵が襲ってきた時に落とすことが出来るようになっています。

 

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岩壁に沿って石段を登って行きます。

 

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中腹にあるライオン広場に到着。

入口から30分ほど、朝一でもあり混雑することなくやって来ました。

 

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ライオンの足に挟まれた階段が頂上への入口となるライオンゲート。かつてはライオンの顔もあって、ライオンに飲み込まれるように階段を登っていったのでしょうね。

 

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蜂に注意の標識があります。季節や時間帯にもよりますが、人が大勢いると蜂が襲って来るそうです。その時のために避難小屋が設けられています。

 

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一休みした後、登頂再開。

 

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ライオンゲートから入って行きます。

 

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岩肌にへばりつくように鉄製の階段が設置されています。「この階段、大丈夫?」なんてことは考えないで、ただひたすら上を向いて登って行きます。

 

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はるか下にライオン広場が見えています。

 

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頂上が近づいて来ました。

 

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45分ほどで180mを登り切りました。  

こんなところにも犬が! 仏さまを見習ってか、足を揃えて寝ています。 

 

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頂上の宮殿跡、王様専用のプールもあります。まさしく天空の城ですね。

 

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目の前には、ジャングルのパノラマビューが広がっています。

 

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頂上の広場はまっ平ではなく段々畑のようなテラスになっています。それぞれのテラスの上に建物が築かれていたわけですね。それを地上から見上げれば、何層ものお城のように、夜に灯りがともれば空中に浮かんでいるように見えたことでしょう。

 

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ロックの南側には人工池のシギリヤ・タンクが見えます。ランカさんによると、この池からお濠や庭園に水を引き込み、そしてポンプを使って頂上まで汲み上げていたそうです。1500年も前にそのような技術があったとは!

 

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アヌラーダブラ王朝時代、484年から495年までこの岩山の上に都が置かれていました。その後ジャングルの中に埋もれ、1400年の時を経て再び人々の前に姿を現わします。孤独の王がこの岩山の上に我々を誘ったかのようです。

 

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これから下ります。頂上での滞在時間は25分ほどでした。

 

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登る人も増え始めました。   

その足元を犬がすり抜けて頂上を目指しています。何のために登るのでしょう?

 

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ライオン広場から見上げると、頂上の宮殿跡が夢物語のようです。

 

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ミラーウォールやコブラの岩を眺めながら更に下って行きます。

 

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訪問者が王様と会うための謁見の間や人が生活をしていた洞窟などもあります。

 

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駐車場でチカちゃんが待っています。  

下りは25分、朝一番の登頂だったこともあり混み合うこともなく、登頂開始から1時間半余りでした。

 

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出口の駐車場からチケット売り場に戻ります。チケット売り場には博物館がありますが、9時からの開館でまだオープン前です。

 

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見学者が列をなして来ました。これからだと登頂にかなりの時間がかかりそうです。しかも灼熱地獄が待っているかも。

 

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シギリヤ博物館、日本の協力で建てられました。   

セイロン時代の10セント紙幣にもこのシギリヤロックが描かれています。

 

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昔はこのようにしてシギリヤレディを見ていたようです。命がけですね。

 

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岩壁にシギリヤレディが描かれています。もちろんレプリカ、写真撮影もOK。

 

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神秘のシギリヤロック。あっという間の登頂でした。

 

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岩見荘の人達とお別れ、アユボワン!

 

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ロック登頂後シギリヤから南へ約20km、ダンブッラからだと東へ10kmほどのところにあるヘリタンスカンダラマ・ホテルを訪れます。

 

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ヘリタンスカンダラマ湖のほとりに、スリランカが生んだ奇才の建築家ジェフリー・バワが設計したホテルが建っています。

 

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地球の歩き方より :

緑に埋もれるように建てられたホテルの全長はなんと968mにも及び、近くからその全貌を見ることは不可能だ。岩肌がむき出しとなったロビー、カンダラマ湖と一体になったかのように見えるプール。まるで自然との境界をなくしてしまったかのような建築は、バワの設計ならではのもの。ホテルそのものが観光名所といっていいほど、見どころ沢山のホテルだ。

 

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岩肌がむき出しになったロビー。

 

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受付ロビーからカンダマラ湖が素通しで見渡せます。

 

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ホテルの中にもむき出しの岩がそのまま使われています。

 

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テラス席のカフェでアフタヌーンティ。

 

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カフェから続くデコボコ道の先に湖があり、泳いでいる人達がいます。

 

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カンダマラ湖です。よく見ると、水の色が違っています。青く見えるところはプール、その先がカンダマラ湖です。プールと湖が一体になったように見えるインフィニティプールと呼ばれるもので、シンガポールのマリーナベイサンズホテルの屋上にあるプールが有名ですが、今では世界中で見られるようになりました。このインフィニティプールを最初に考案したのがバワです。

 

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プールの上の展望台からカンダマラ湖が見渡せます。ここからだと、プールが湖より高い所にあることが分かります。この高低差を利用して、湖とプールが一直線に見えるように設計したというわけです。簡単な原理ですが、コロンブスの卵ですね。

 

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ヘリタンスカンダラマ・ホテル、次の機会には是非泊まりたいものです。

 

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次の目的地はマータレー市近郊のスパイスガーデン。当初の予定はビンナワラに直行でしたが、ランカさんのお勧めで寄り道をすることに。

 

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スパイスガーデン。名前の通り、色々な種類の薬草やスパイスの木が栽培されています。

 

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左がビャクダン、右はペッパーの木。ビャクダンは香木で非常に高価なものです。

 

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カカオとバニラ。カカオは幹に直接実がなっています。

 

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赤いパイナップルとジャックフルーツ、ドリアンに似ていますね。この他にも多種多様のスパイスの木がありました。

 

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ガーデン内のレストランで昼食。  

園内には売店もあり、好みのスパイスを購入することが出来ます。

 

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大きくて煌びやかなマータレ・ヒンドゥー教寺院。

スパイスガーデンから10km余り南のマータレー市内にあるヒンドゥー教の寺院です。この日はあいにくのお休みで、中には入れませんでした。

 

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スリランカでは仏教徒のシンハラ人が多数派ですが、少数派のタミル人はヒンドゥー教を信仰。これほど立派なヒンドゥー教寺院があるということは、この地域にはタミル人が多く住んでいそうです。

 

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少し遠回りをしましたが、マータレーからクルネガラを経て、今夜の宿泊地であるビンナワラに向かいます。

 

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スリランカには数多くの象が生息していますが、親とはぐれた小象を飼育する象の孤児院がビンナワラという小さな町にあります。小象にミルクや果物を与えたり、川で水浴びをするところを見学することが出来ます。(注:2019年3月時点で小象はいませんでした。別の施設で保護されるようになったとのことです)

 

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夜の7時頃、ビンナワラのゲストハウスに到着。今日はシギリヤロック登頂後、ヘリタンスカンダラマとマータレを訪れ、移動だけでも5時間半、さすがに疲れました。

 

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2種類のコンセントがありますが、マルチ対応ではありません。日本から持参した接続用プラグを使って、携帯バッテリを充電、同時にスマホも充電します。

 

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夕食はランカさんがハネムーンで泊まったという高級ホテルのレストラン。ところがまだ8時前だというのに開いていたのは中華のみ、しかも閉店前でお客は我々だけ。お酒もありません。早寝早起き、普段は酒を飲まない、これがスリランカの人々の生活スタイルだそうです。

 

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ゲストハウスでの朝食。ミルクで炊き上げたミルキーライスを出してくれました。おなかにやさしい味で、チカちゃんもすっかり気に入ったようです。

 

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ビンナワラは小さな田舎町。そこに子供たちに大人気の象の孤児院があります。

 

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8時30分に開園すると、大きなサイレンとともに象が出口に向かってやって来ました。病気の象が一足先に川へ水浴びに行くところです。

 

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トラックが葉っぱを運んでいます。象の餌ですね。その方向へ歩いて行くと象さん達がいました。

 

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白い服を着た子供たちもいます。フィールドトリップ(実地見学)のようです。

 

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象さんへの果物やりが始まると、子供たちも続々と集まって来ました。

 

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私達の番です。象の舌はべっちょべちょ。  

こんな近くで危なくないのでしょうか? もし象がいうことをきかないようであれば、象使いが尖った棒の先で象の耳の柔らかいところをチクチクやるそうです。

 

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次は象の水浴びタイム。川まで300mほど、参道のようになっています。その両脇には土産物屋さんがズラリ。

 

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象がウンチを! 実物大の作りもので、象のウンチを再利用した土産物屋さんのディスプレです。

 

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このお店では象のウンチで紙を作っています。ウンチの塊をほぐし、色付け、そして紙をすいています。その後、水分をとり、乾燥させれば出来上がり。

 

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そうこうしているうちに、象がやって来ました。柵もなく、目の前を通り過ぎて行きます、迫力満点。

 

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川に入る前にシャワーを浴びて、水の中に寝ころび、体を洗ってもらっています。極楽、極楽!

 

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ひときわ大きな象、首に重そうな鎖をかけています。半野生のため人に危害を加えないよう重りでパワーを抑えているそうです。

 

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象の水浴びが間近で見られます。柵などもありません。

 

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白い制服の子供たちも象の水浴びをキラキラとした目で見つめています。

 

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見飽きることはありませんが、象さんたちにお別れ。

 

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次の目的地キャンディに向かう途中の果物屋さん。南国ならではのフルーツが盛沢山。バナナの中でも珍しい赤バナナ、果物の女王マンゴスティンなどなど。

 

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ローカルの食堂でランチ、ハエが一匹ウロチョロしていました。安全・安心の面でランカさんとしてはお勧めでないのですが、観光客向けのレストランはどこも同じようなスタイル。スリランカの人達がいつも食べているカレーが恋しい、ということでランカさんにお願いしました。

 

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ガソリンスタンドで給油。1リットル90円ほど、庶民にとってはかなり高いのでしょうね。計り売りもしていました。

 

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古都キャンディ。4世紀初めにインドからアヌラーダブラに持ち込まれた仏陀の歯は歴代王朝の都と共に移り変わり、現在はキャンディの仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)に祀られています。仏歯寺では日に3回お祈りがありますが、その時間に合わせて参拝します。

 

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地球の歩き方より :

キャンディの町は、標高300mほどのなだらかな山々に囲まれた狭い盆地にある。北に栄えていたシンハラ王朝が、インドからの侵入者に追われて南下を続け、最後に選んだのがこの地だった。周囲の山が敵の侵入を阻み、イギリスによって滅ぼされるまでの300年以上にわたり、シンハラ文化の華を咲かせた。「スリランカで最もスリランカらしい町」といわれるように、訪れてみれば、その落ち着いた町の雰囲気が、スリランカに住む人々がもつ独特の穏やかさによるものだと、うかがい知ることができる。

 

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ホテルは市街中心部にあり、周辺は車の音やクラクションでけたたましい音がしています。が、ホテルの中は至って静か。   

チェックイン後、街をブラつきながら、湖の畔にあるキャンディアンダンスの会場に向かいます。

 

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Natural Coffeeという日本人経営のカフェ。  

スリランカではかつてコーヒーが栽培されていました。セイロン・コーヒーといえばご存知の方も多いと思います。そのコーヒーの木が枯れてしまい、植民地時代にイギリス人が紅茶に切り替えてしまいました。今ではスリランカといえば紅茶と言われるほどですが、最近、日本人によってコーヒーの復活プロジェクトが進められています。そのセイロン・コーヒーがこのお店で頂けるというわけです。

 

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キャンディ湖。19世紀初めに造られた人造湖です。湖の中にある小さな島には王様のハーレムがあったそうです。

 

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湖の畔にキャンディアンダンスの会場 Kandyan cultural centre があります。  

 

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キャンディアンダンス。女性は優雅に舞い、男性は戦士のように激しく踊っています。

 

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踊りの後は屋外でファイアダンス。口にガソリンのようなものを含み、一気に炎を吐き出しています。

 

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最後は火の上を裸足で歩く、「火渡り」です。  

これで1時間ほどのショーが終わりました。

 

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トゥクトゥクでホテルまで帰り、近くのパブで夕食。パブだけあって、欧米系の観光客で賑わっていました。

 

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翌朝の5時前、トゥクトゥクで仏歯寺へ。  

入口前の花屋で献花用の花を購入しました。蓮の花でアレンジされています。

 

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先ずはセキュリティチェック。男性と女性の列は別々です。

 

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正面にライトアップされているのが八角堂。ここを左に行けば仏歯寺への入口です。皆さん、左へ。私達もつられて左へ行き、入り口で開場を待っていました。

 

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ところが、外国人用のチケット売り場は八角堂の右手とのこと。慌ててそちらへ行くと、今度は係員がいません。早朝のため外国人が少ないせいか開店休業!

ずいぶん時間をロスしましたが、仏歯寺に入って行きます。

 

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開場から10分ほどですが、参拝者がずいぶん増えています。

 

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2階への階段手前で流れがストップ。全く動かなくなりました。  

中には列を無視してすり抜けていく人も。この時は、どこにでもズルい人はいるものだ、なんて思ったものです。

 

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2階には仏歯が納められた部屋があります。その仏歯はストゥーパ(仏塔)の形をした容器に入っています。そして日に3回行われるプージャ(お祈り)の時間にその部屋の扉が開きます。

 

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仏歯の部屋の向かい側に献花台があります。列に並ばない人達が献花をして、お祈りをするためのものです。

 

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さて、1時間近くかかりましたが、私達の番がやって来ました。仏歯の部屋の前で係りの人に蓮の花を渡し、仏歯が納められた容器に向かってお祈りをします。

なお、仏歯の部屋の周りでは撮影が禁止されています。(少し離れればOKとのこと)

 

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仏歯の間以外の部屋は内部を見学出来ますが、撮影は禁止。

 

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寺院の外に出ると夜が明けていました。

 

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真っ白な八角堂の横を通り、出口に向かいます。

 

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出口付近では新婚さんが写真撮影をしていました。撮影スポットのようで別のカップルが順番待ちをしています。

 

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仏歯寺からトゥクトゥクでホテルへ帰り、屋上テラスで朝食。

 

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朝食後、キャンディを後にして紅茶の里ヌワラエリアに向かいます。ランカさんと合流、所要時間は3時間弱です。

 

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地球の歩き方より :

キャンディを出た列車はガンポラを過ぎると、緩やかな傾斜をあえぐように上っていく。車窓の景色は一変し、あたりは山また山。そしてその山々はすべて茶畑になっており、目をどこへ移しても茶の明るい緑一色になる。茶畑の合間合間には清流が筋を造り、ところどころで小さな滝となって流れ落ちる。窓から入ってくる風も涼やかで心地よい。スリランカの高原地帯はそんなさわやかさに包まれている。

 

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ヌワラエリア手前にあるオーク・レイ・ホテル・ティブッシュ・ランボダの見晴台で休憩。

 

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ここで栽培された紅茶、ティブッシュ・ランボダ。

 

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ヌワラエリアでは茶工場でお茶作りの工程を見学することが出来ます。2ヵ所訪れる予定で、最初はラブ―ケリー・ティ・センター。

 

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お茶は精製方法によってホワイトティ(白茶・弱発酵)、ブラックティ(紅茶・完全発酵)、ウーロンティ(青茶・半発酵)そしてグリーンティー(緑茶・不発酵)に分かれています。中でもホワイトティは小さな新芽のみが使われていて、超高級品です。  この工場ではホワイトティとブラックティのみを生産しています。

 

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それでは工場の見学をさせて頂きます。  

工程としては茶摘み後の乾燥から始まり、もみこみ、発酵、

 

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そして最終乾燥を行い、選別をして梱包・出荷となります。

 

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最後はティータイム。ブラックティの中で茶葉が大きいものはストレートティー向き、細かいものはミルクティ向きだそうです。茶葉の大きさによる品質の差はなく、全て高級品とのことでした。見学自体は無料ですが、紅茶の販売も行っています。

 

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工場見学後、ヌワラエリアの街中へ向かいます。

ヌワラエリアは標1800mの高原地帯にあり、茶畑だけでなく、イギリス植民地時代から避暑地としても賑わって来ました。

 

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郵便局、ヌワラエリアで一番古い建物です。レトロなポストが目を引きます。

 

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街中の大衆食堂。入口の棚にワディやロティといった揚げ物が並んでいます。  

カレーと一緒にナンが出て来ました。ここはインド系のレストランのようです。ランカさんによると、茶摘み作業はタミル人の女性の仕事で、ヌワラエリア周辺には多くのヒンドゥー教の人達が住んでいるとのことです。

 

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2種類のカレー。辛そう!    

ナンにカレーをかけて手でつまんで食べます。最後はミルクティ。

 

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昼食後は、1885年創業のペドロ社という茶工場を見学します。ここは有料で、ツアー中はエプロンを着用、残念ながら工場内は撮影禁止です。工程は最初のラブ―ケリーと同じようなものですが、設備はこちらの方がよさげです。

 

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見学後はティータイム、ブラックティとウーロンティが試飲出来ます。入れてくれるのは工場を案内してくれた目鼻立ちがすっきりしたお嬢さんです。

 

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このペドロ社、日本のキリンに ”午後の紅茶” を供給しています。

 

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工場の外にはペドロ社の茶畑が広がっています。

 

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キャンディを出発してヌワラエリアを見学後、今夜の宿泊地であるハプタレーまで移動します。

 

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地球の歩き方より :

ハプタレーは眺めのよい所として知られる山あいの町。これといった見どころがあるわけではないが、その雄大な山々の景色と新鮮な空気が魅力だ。(中略) ハプタレーに来たら、ぜひともこの紅茶を、山から湧き出た清水を使って入れてもらうといい。それはどんな高級なブレンドティーよりもおいしいものだということを知るだろう。

 

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ヌワラエリアから2時間余り、山あいを走る道路に沿ってハプタレーの街があります。今夜のゲストハウスも傾斜地にへばりつくように建っていました。

 

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ゲストハウスにはお酒がありません。今日はランカさんとの最後の夜でもあり、街中のホテルで乾杯をすることにしました。そのホテルまで200mほどですが、急な坂道を前かがみになって歩いて行きます。ここでは線路も立派な歩道です。

 

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夕食は私達のゲストハウスで頂きます。ランカさんは別のゲストハウスに泊まっていますが、オーナーの計らいで一緒に頂くことに。

 

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ライスとそうめんをベースとしたカレー、手で食べると、美味しさも格別です。

 

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食後はゲストハウスのご家族とグーグル翻訳でタミル語を使っての団らん。穏やかな人達です。

 

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朝5時過ぎ、突然大きな音が、ヒンドゥー教の礼拝の音が拡声器を通じて村中に流れて来ました。こんな早朝にうるさい? いえいえ、15分ほどですが、とても穏やかな気持ちになります。そして6時前、今度は汽車が警笛を鳴らしながらガタゴト、ガタゴトと通り過ぎて行きます。こちらも、うるさいというよりはノスタルジックな気分にさせてくれます。  

谷底は朝靄につつまれ、爽やかな朝がやって来ました。

 

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朝食はナンとクロワッサン、トースト、目玉焼き。   

食後はハプタレーの清水を使った紅茶。

 

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本日はハプタレーからウナワトゥナまで移動しますが、途中、宝石の産地ラトゥナプラに立ち寄ります。

 

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地球の歩き方より :

宝石の産地として、スリランカは古来から世界に知れわたっていた。紀元前10世紀、ソロモン王はシバの女王スリランカ産のルビーを贈って心を射止めたとされるし、アラビアン・ナイトの物語では、シンドバッドがここラトゥナプラを訪ねたという話が出てくる。13世紀、中国からの帰りにこの国に寄ったマルコ・ポーロも東方見聞録の中で、セイロン島の宝石がどんなにすばらしく、貴重なものであるかを記している。現代でもチャールズ皇太子が故ダイアナ妃に贈り、長男ウィリアム王子がキャサリン妃に贈った婚約指輪の、スリランカ産ブルーサファイアが有名だ。スリランカの歴史そのものであるかのような宝石。それらをたどっていった先に、ここ宝石の町ラトゥナプラがある。

 

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2時間余りでラトゥナプラの採掘場に到着。採掘場のオーナーさんと落ち合い現場へ向かいます。

 

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途中、緑色の毒蛇に出会ったりしましたが、300mほど奥まったところに採掘場がありました。

 

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ところで、誰でも好きに掘れる訳ではありません。採掘権を取得する必要があります。当たれば大儲け、はずせば借金まみれ、の世界かも。

 

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エンジンが大きな音をたてて、地下の坑道内に酸素を送り込んでいます。坑道に通じる縦穴の深さは15mくらいありそうです。

 

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作業者が滑車を回して何かを引き上げています。重そう、重労働ですね。すると縦穴から袋が出て来ました。

 

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すでに10袋ほどありますが、袋の紐をほどくことは御法度。今日はオーナーさんがいるので、特別に許可がおりました。袋の中は泥だらけ、この中に宝石の原石が!

 

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オーナーさんが坑道に入るよう誘って来ました。縦穴は深くてドロドロ、滑り落ちそうです。何度も断ったのですが、ズボンまで用意してくれたので意を決してトライすることに。ズボンにはポケットがないので、残念ですがカメラは諦めました。  

では、作業者に続いて下ります。落ちそうになった時にこの人がいるので心配ないと言うのですが、心配です。

 

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無事に下りきりました。採掘場所には4名の作業者がいて、私が行くと大歓迎。お祭り騒ぎのようで、酒を飲む格好をして歌っています。まるで「酒が飲める、酒が飲める、酒が飲めるぞ」といった調子。とにかく明るい連中です。 

一人が長さ1m20cmくらいの丸い鉄棒を持って来ました。その鉄棒の先端は片方が尖がっていて、もう一方は平たくなっています。尖がっている方で泥壁を突っついて崩し、平べったい方で土をかき出すそうです。私も鉄棒を使ってみましたが、泥壁が硬くて全くささりませんでした。重労働です。

 

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ロープにしがみついて上がって行きます。  

坑道にいたのは15分程でしたが、なかなか面白い体験でした。

 

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最後に、ランカさんのアドバイスもあり、お礼として3000ルピー(約2000円)を作業員のまとめ役である番頭さんに渡しました。番頭さんがこのお金で酒を買って来て、作業者8名にお酒を振る舞うそうです。坑道内でのあの騒ぎはまさしく、酒が飲めるぞ、状態だったのです。

 

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採掘場からラトゥナプラ市街に向かう途中のレストランでビュッフェスタイルのランチ。

 

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綺麗なレストランでカレーの種類も豊富です。飲み物はマンゴージュースと赤い方がパパイヤジュース。

 

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ラトゥナプラの市内には宝石を扱う大小の宝石店が軒を連ねています。が、本日は日曜でお休み。代わりに怪しげな個人商がうろついています。

 

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その個人商がサファイヤを売りつけて来ました。無視するとどんどん値下げ、本物でないことは明らかです。次は原石、石くずですが、記念に買うことに。現金を見せた瞬間、周りにいた10人くらいのおっちゃん達にこれもこれもと言って取り囲まれてしまいました。大パニック! なんとか車に逃げ込んで事なきを得ましたが、軽率でした。

 

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ラトゥナプラを後にして、車チャーターの最終地であるウナワトゥナに向かいます。

 

スリランカ編第3章ではウナワトゥナのビーチや世界遺産ゴール、ホエールウオッチング、そしてスリランカ最大の都市コロンボを紹介します。

 

 

光り輝く島スリランカ:(1章) 仏教の聖地で

台湾に続くリタイヤ後の旅第8弾はインド洋に浮かぶ小さな島スリランカです。

このブログを始めるきっかけとなったのがスリランカで、既に14回に渡って詳細を記載しましたが、この機会に3回に編集し直して掲載します。


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ベトナムハロン湾クルーズで知り合った女性から「もう一度行きたい国は?」と尋ねられたのが、44年ぶりのスリランカへと誘われることになったのです。

 

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スリランカシンハラ語で「光り輝く島」という意味を持ち、「インド洋の真珠」とも称される美しい国です。

正式名称はスリランカ民主社会主義共和国、面積は北海道の約0.8倍、人口2,180万人、一人当たり名目GDPは3,852米ドル(2019年)と日本の10分の1ほどです。まだまだ貧しさの残る国ですが、これから飛躍的に伸びようとしている国でもあります。

 

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先ずは、”地球の歩き方”の冒頭部分の写真と文章をご紹介しましょう。

現在、スリランカでは8つの世界遺産が登録されている。それは小さな島国でありながら、豊かな、あるいはユニークな、普遍的価値のある歴史と自然が残されていることを証明するもの。旅をする目的としてもふさわしい、すばらしい人類の宝物ばかりだ。

 

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2019年3月上旬、14日間の日程でスリランカへ出発。  

日本からの距離は約6,600km、スリランカ航空のダイレクト便で10時間弱のフライトです。時差は3時間30分、日本が進んでいます。

 

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機内食はカレー、懐かしい味です。私の旅の目的の一つは ”スリランカカレー”  と言っても過言ではありません。44年前に2ヵ月余り滞在しましたが、毎日々々飽きもせずカレーを食べていたのですから。

 

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1時間遅れの19時にバンダラナイケ国際空港に到着。   

第1章ではダンブッラからアヌラーダブラ、そしてボロンナルワといった古代遺跡が集中する北部を紹介します。

 

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到着すると最初に迎えてくれるのは仏様。しかし乗客の皆さん、仏様どころではありません。急ぎ足でイミグレーションに向かっています。私達も焦る気持ちはありましたが、まずは仏様にお参り。というのも、仏の教えが第二次世界大戦後の日本の危機を救ってくれたからです。

戦後、連合国による日本の分割統治が検討されていました。その会議の席上、セイロン(現スリランカ)の蔵相ジャヤワルダナ氏が仏の教えを引用して「憎しみは憎しみによって止むことはなく、憎しみを捨てることによって止む」と、日本への賠償請求を放棄するよう各国に求めたのです。この演説によって、国家存亡の危機にあった日本は分断されることなく主権を回復することが出来たのです。

その後ジャヤワルダナ氏はスリランカの第二代大統領になり、「右目はスリランカ人に、左目は日本人に」との遺言を残し、死後もなお日本を見つめているのです。

 

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初日は空港近くのゲストハウス(民宿)に泊まります。スリランカではこのゲストハウスが至る所にあり、とても便利です。設備はピンキリですが、エアコン、シャワー、冷蔵庫そして食事が出来るところを選定の目安にしています。

 

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チェックインが夜8時頃になったため、夕食は近くの中華レストランで。チャーハンに焼きそば、デザートは果物たっぷり。

 

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朝食はゲストハウスでアメリカンスタイル。  

本日からチャーターした車でスリランカの旅の始まりです。ドライバー兼ガイドはランカさん。ランカさんは研修で日本に2年間滞在した経験があり、日本語も達者です。

 

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最初の訪問地はクルネガラ。コロンボから北東に約80kmのところに位置する人口3万人ほどの町で、スリランカの主要都市を結ぶ交通の要衝として発展して来ました。 

44年前、2カ月余り滞在したのがこの町です。

 

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町はずれの湖畔にあるゲストハウス、私の定宿でした。一部改修されていましたが、昔と同じ佇まいです。ここで毎晩カレーを食べていました。懐かしさと美味しさがこみ上げて来ます。

 

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ゲストハウスのご主人やスタッフの方の親切が忘れられません。が、現在はオーナーも代わっており、当時のことを知る人は誰もいませんでした。半世紀近く経っていますからね。

 

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湖の向こうに見えるのはクルネガラのシンボル、エレファントロック。その頂上には大きな仏像があります。

 

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ドライバーのランカさんはクルネガラ在住です。そこで、お嬢様が通う学校(小・中学校)にお邪魔させて頂くことに。丁度、ダンスの練習をしているところでした。

 

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スリランカの伝統的な踊りで、この週末にお祭りがあり、そこで披露するそうです。  子供たちの目がキラキラと輝いていたのがとっても印象的でした。

 

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次の目的地ダンブッラに向かう途中のレストランでランチ。観光客向けのビュフェスタイルのカレーです。具材も豊富で見た目にもおいしそう!

 

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バンダラナイケ空港から北東へ約130km、車で3時間余りのところにダンブッラ石窟寺院があります。

 

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地球の歩き方より  : 

岩山の頂上付近にあった天然の洞窟に、極彩色の壁画が描かれ、大変な数の仏像が彫られているのを見ると、神聖な思いを抱かずにはいられない。数々の仏教説話を描いた壁画のなかには、シンハラ人とタミル人の戦争を描いたものもある。現在も問題となっているこの争いが、太古の昔から続けられてきたものだとあらためて実感させられ、複雑な思いにもさせられる。現在もユネスコによって石窟の修復が続けられてはいるが、訪れる人々が仏像に向かって真剣にお祈りをしている姿が見られる。2000年以上もの間、積み重ねられてきた彼らの祈りが、この石窟寺院にさらなる厳正さを与えている。

 

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ダンブッラ入口にある黄金に輝く仏像が見えて来ました。仏像の下は博物館ですが、ここは素通りしてチケット売り場を目指します。

 

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階段下に車を停めて、チケット売り場で2人分のチケットを購入。ガイドさんの分は不要です。

 

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チケット売り場の横に石窟寺院への階段があります。が、足腰に難のある我々は中腹まで車で行きます。元気な人はここから歩いて上りましょう。

 

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石窟寺院が見えて来ました。  

入り口の手前で靴を預けて、裸足になって寺院へお参りします。でも、岩の上は灼熱地獄のようなもの、持ってきた靴下に履き替えます。

 

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高さ160mほどの岩山の頂上付近にある洞窟を利用して造られた石窟寺院、1991年に世界遺産に登録されています。

 

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石窟寺院は手前から古い順に5つ並んでいます。第1窟から参拝をスタートします。

 

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ここには全長14mもある仏陀(悟りを開いたお釈迦様)の涅槃像が横たわっています。涅槃とは仏陀が入滅(死)しようとしている姿です。

 

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足裏には宇宙観を表す模様が描かれています。また足の指が左右で不揃い、仏陀が亡くなられたことを表しているそうです。

 

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第1窟の外にはアヌラーダブラから持って来た大きな菩提樹があります。ランカさんが落ちていた菩提樹の葉を拾って半分に折り、この輪郭が仏塔(ストゥーパとかパゴダ、あるいはダーガバとも称される)の形になっているとのこと。仏塔は仏陀の遺骨や遺品を納めるためのものです。なお、菩提樹から葉や枝を取ることは御法度です。

 

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第2窟に入ります。洞窟内にも小さな仏塔があります。確かに菩提樹の葉に似ています。

 

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石窟の大きさは幅52m、奥行き25m、高さ6mで、5窟の中で最大です。

 

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ここにも涅槃像があります。足の指先が左右揃っていますので、眠っているお姿です。

 

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第2窟には40体の座像と16体の立像が安置されています。

 

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天井一面に仏陀の生涯が描かれています。

 

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天井に水が滲み出しているところが!

 

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滲み出た水が壺に滴り落ちています。この水は枯れることがなく、お祈りなどの時に使われる聖水です。   

ダンブッラとは「水の湧き出る岩」という意味で、この寺院の名前の由来にもなっています。

 

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次は第3窟。5窟の中で2番目の大きさです。キャンディ王国時代に造られたもので、王の像も納められています。

 

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仏陀の涅槃像や仏像もびっしりと並んでいます。壁画や天井画も見逃せません。

 

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次は第4窟。仏塔や仏像が安置されています。仏塔には宝石が納められていたそうですが、盗難にあったとか。

 

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第4窟と5窟の間の屋根。洞窟内に雨水が滲み込まないように工夫されているそうです。

 

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最後の第5窟、小さな洞窟に涅槃像が安置されています。

 

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半眼で左右の足が揃っています。仏陀が永遠の眠りに入ろうとしているところですね。

 

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ところで何故、このような岩山の上の洞窟に寺院を設けたのでしょう。  

紀元前1世紀頃、南インドから侵入してきたタミル人によって都のアヌラーダブラを追われたアバヤ王はダンプッラまで落ちのびます。そこで修行僧に助けられて岩山の洞窟に身を潜めました。苦節15年、王はタミル人から都を奪い返します。修行僧たちのおかげで再び王の座に就いたアバヤ王は感謝の印としてこの洞窟に仏教寺院を建立したのです。その後、時代の権力者達によって整備され、現在のような姿になりました。

 

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大きな岩に今にも押し潰されそう!

 

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岩山の下には黄金の仏頭が、視界の先にはスリランカのシンボルともいえるシギリヤ・ロックが望めます。

 

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これからアヌラーダブラに向かいます。  

路上の果物屋さんで休憩。バナナの種類も豊富です。黄色いココナッツ! スリランカ原産のキングココナッツで、甘味がありジュースとして最適です。

 

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早速頂きます。ひんやりとして栄養満点、しかも安全安心。果肉も頂くことが出来ます。

 

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アヌラーダブラはスリランカの北中部に位置し、ダンブッラから約70km、1時間30分ほどのところにあります。

 

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地球の歩き方より :

アヌラーダブラ、ここは今からおよそ2500年以上も前にスリランカ最古の都のあった所。その文明を象徴するかのように、町のあちこちに点在するダーガバ(ストゥーパ、仏塔)は、天に壮大な姿でそびえ、数々の彫刻はどれも柔和な表情を浮かべている。仏教はこの地からスリランカ全土へ、そしてミャンマー、タイ、カンボジアへと、世界各地へ広がっていった。しかし、アヌラーダブラに栄えた王朝も、南インドからの侵入者との抗争の繰り返しの末、約1400年間で幕をとじることになる。

 

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アヌラーダブラ市街の北東に紀元前5世紀頃から8世紀にかけて栄えたシンハラ王朝の遺跡地区が広がっています。そこにはスリランカ最古の仏教遺跡が多数保存されており、仏教徒の聖地として1982年に世界遺産に登録されました。

 

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夕刻、アヌラーダブラのゲストハウスに到着。本日は移動だけでも5時間、初日からハードな日程です。早く休みたかったのですが、ランカさんからルワンウェリ・サーヤ仏塔の夜景がとても美しいとのことで、夕食は後回しにして行くことにしました。

 

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スリー・マハ・菩提樹の西門の入り口で靴を預けて入って行きます。スリー・マハでは白い装束をまとった信者が熱心にお祈りをしていました。

 

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スリー・マハ・菩提樹を通り抜け、北門から出てルワンウェリ・サーヤ仏塔へと向かいます。参道を500mほど歩くと、ライトアップされた白亜の仏塔が見えて来ました。

 

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ルワンウェリ・サーヤ仏塔。高さは55mで仏陀の遺骨が納められているそうです。

仏塔の周囲はアジア諸国からやって来た信者で溢れ返っていました。広場に座って熱心にお祈りしている姿を見ると、この地が仏教の聖地だということが理解できます。

 

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仏塔の周囲を等身大の象の像が護っています。  

夜のルワンウェリ・サーヤ仏塔、観光客を見かけることもなく、厳かな雰囲気が漂っていました。

 

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ゲストハウスに帰り、若奥さんの手作りカレーで夕食。

 

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スリランカ産のライオンビール。右が一般的なビール、左がストロングビールで9度もあります。

 

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カードと呼ばれるヨーグルト。生乳を一晩寝かせて作ったものです。44年前はバッファローの乳が使われていましたが、そのバッファローが少なくなったため、今は牛だそうです。これに、キトルヤシ(孔雀椰子)の花蜜から作ったキトゥルパニをかけて頂きます。栄養満点、懐かしい味です。

 

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部屋には蚊帳も備わっていますが、エアコンがあれば不要。ちなみにこのゲストハウスでは、蚊帳は無料、エアコンは有料です。

 

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スリランカの電圧は230~240V、コンセントはBF、B3、Bタイプがホテルにより混在しています。こちらはマルチ対応のコンセントで、日本のプラグがそのまま挿し込めます。私達が泊まったほとんどのゲストハウスでこのタイプのコンセントが装備されていました。

 

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朝食はカレーに加えて、トーストにオムレツも。オーナーの気配りが感じられます。デザートはフルーツの盛り合わせ。

 

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ゲストハウスのご家族、若いご夫婦で子育てをしながらの切り盛り。大変そうですが、張り切ってやっていました。   

本日はアヌラーダブラ遺跡を巡ります。

 

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ジェータワナ・ラーマヤ大塔。アヌラーダブラで最大の仏塔です。高さは74m、3世紀に建てられた時には122mもあったそうです。

 

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仏塔の周囲はお祈りのための大きな広場になっています。その広場では大勢の人が石畳の間の草を抜いていました。直射日光を受けて大変な作業ですが、そこは敬虔な仏教の国、除草剤などは使わないそうです。

 

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石畳の石が黒くえぐれています。これはアーユルヴェーダに使う薬草を磨り潰すために使われていた石だそうです。

 

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仏塔の上にもロープにぶら下がっている人がいました。この人もレンガの間の草を抜いています。

 

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仏塔の下にある建物の中には仏陀の涅槃像が安置されていました。

 

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こちらはアヌラーダブラ遺跡地区の北側にあるツインポンド(クッタム・ボクナ)、僧侶の沐浴場です。

 

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ツインポンドから西へ300mほどのところにサマーディ仏像があります。その手前には涅槃犬? 適当な場所で靴を脱いで、お参りをします。   

屋根の下で仏陀が瞑想していますが、かつては菩提樹で囲まれていたそうです。

 

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更に西へ300mほど行くと、高さ74mのアバヤギリ大塔があります。紀元前1世紀に建てられた大乗仏教の総本山ですが、12世紀になるとスリランカでは小乗仏教が本流となり大乗仏教は廃れてしまいました。一方、日本は大乗仏教ですから、アバヤギリ大塔が日本人にとっての聖地と言えるかもしれません。

 

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ところで大乗仏教小乗仏教の違いは?   

大きな乗り物と小さな乗り物に例えると、大乗仏教では厳しい修行に耐えて悟りを開いた者が多くの人を救うことが出来る、というのに対して、小乗仏教では厳しい修行に耐えて悟りを開いた者だけが救われる、ということのようです。バスと乗用車の違いでしょうか!

 

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こちらの建物の中にも涅槃像があります。また、壁に展示されている絵画から、当時は漆喰で塗り固められた白亜の美しい大仏塔だったようです。

 

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アバヤギリ大塔から西300mにスリランカで一番美しいとされるムーンストーンがあります。ムーンストーンとは神聖な場所に入る前に裸足になって身を清めるためのものです。が、ここだけは柵で囲って保護されていました。

 

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ムーンストーンの絵柄にはそれぞれ意味があります。外側から、炎の舌は物欲を、その内側に輪廻転生を意味する動物達、次の花芯は愛を、蓮の花をくわえたガチョウは純潔、そして一番内側の蓮の花は天国を表しています。

 

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外側から2番目の輪廻転生を表す動物は象・馬・ライオン・牡牛で、象は誕生、馬は老い、ライオンは病気、牡牛は死を意味しています。

 

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ムーンストーンの近くに宮殿の跡地ラトゥナプラサーダがあります。元々は5階建ての宮殿だったようです。

 

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この宮殿の入り口にはスリランカで一番美しいガードストーンがあります。ガードストーンは階段横にあって、魔除けの石です。

 

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午前10時半ですが、すでに猛暑まっただ中。キングココナッツの生ジュースで一休み。

 

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仏教徒の崇拝の対象となっているスリー・マハ・菩提樹

昨夜訪れましたが、昼間の菩提樹を参拝するため、極暑の中をやって来ました。

 

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ガードストーンに護られたお堂に上がると、献花台の前には信者と観光客でごった返しています。夜の神聖な雰囲気とは異なり、さすが人気の観光地です。

 

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仏陀菩提樹の下で悟りを開きます。紀元前3世紀、その菩提樹の分け木をインドからアヌラーダブラに運んで来ましたが、その時の様子が北門に展示されています。

 

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本家インドの菩提樹は枯れてしまいました。このスリー・マハ・菩提樹が世界最古の神木ということになります。

 

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次は、スリー・マハ・菩提樹と並んで人気のイスルムニヤ精舎です。遺跡地区の南側にあります。  

沐浴場の先に岩山を利用して御堂が建っています。御堂の左に見えるのが本堂で涅槃像が安置されていますが、撮影禁止でした。

 

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御堂の右横には岩肌を利用して彫られた火の神のレリーフや象のレリーフがあります。   四角い穴にコインが投げ込まれています。私もトライしましたが、コインは沐浴する羽目に。

 

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裸足になってムーンストーンで身を清め、ガードストーンに護られなが階段を上ってお参りします。

 

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御堂の中は岩山をくり抜いた石窟寺院で、仏様の座像が祀られています。紀元前3世紀に造られたスリランカで最初の仏教寺院と言われています。

 

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御堂後方の岩山に展望台があります。登って行くと、途中、巨石だらけ。

 

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岩の隙間はこうもりの巣になっています。  

直線状に丸い窪みの付いた巨石もあります。この窪みに穴を開け、熱湯を入れて石を割るそうです。

 

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岩のトンネルを抜けて進むと、大きな石に彫られた仏足石があります。お賽銭代わりにコインを入れて、頂上を目指します。

 

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岩山の頂上に到着。それほど高くはありませんが、ここから広々とした田園風景が見渡せます。

 

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最後は宝物殿。イスルムニヤ精舎で必見の「恋人のレリーフ」があります。残念ながら内部は撮影禁止、トリップアドバイザーさんから画像をお借りしました。

 

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紀元前2世紀頃、シンハラ王朝のサーリヤ王子がお忍びで街に出かけます。そこで町娘のサーラに出会い、恋に落ちてしまいます。しかし、カースト制度のもとでは身分があまりにも違うため、王様は大反対。それでも二人の想いが勝り、めでたしめでたし、というお話しです。

 

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規模は大きくありませんが、見どころの詰まったイスルムニヤ精舎でした。

 

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こちらは紀元前2世紀頃に建てられた美しい釣鐘型のミリサウェティヤ仏塔です。   これからアヌラーダブラを後にして、シギリヤのゲストハウスに向かいます。

 

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途中、ビュッフェスタイルのレストランで遅めの昼食。パパイヤは私の大好物、ニコニコ顔のバナナ、そしてパイナップルは芯まで食べれます。

 

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アヌラーダブラからダンブッラ石窟寺院の方角にひっくり返し、シギリヤで2泊します。シギリヤではボロンナルワ遺跡の日帰り観光やシギリヤロックへの登頂にトライします。

 

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シギリヤの村に入ったところで休憩。ランカさんがア―ッパなるものを見つけたようです。クレープのようなもので、米粉を溶かしたものをお椀の形をした鍋に垂らして焼き上げています。半球状で、パリッとして、おやつにもってこいですね。

 

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シギリヤのゲストハウス岩見荘に到着。さちこさんという方(漫画家の東條さち子さん)が経営されていますが、あいにく日本へ帰国中でした。

 

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部屋は広くて、ジャグジー付きの浴槽にトイレにはウォシュレットまであります。冷蔵庫も付いていて、スタッフに頼めばビールも買ってきてくれます。居心地最高!

 

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日本の100円玉2枚で使える洗濯機もあり、大助かり! 3階はレストランですが、建設中でした。

 

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レストランから見るシギリヤロック。この素晴らしい景色を眺めながら食事が楽しめるなんて、まさしく岩見荘ですね! 

 

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レストランが工事中のため、食事はパートナーさんのお宅で頂きます。

 

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3種類のカレーとライスの代わりに米粉のそうめん。手で食べると触覚も加わり、五感を総動員して美味しさを楽しめます。

 

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今日はシギリヤから日帰りでボロンナルワ遺跡を訪れます。岩見荘から約60kmで、片道1時間20分ほどです。帰りにはアーユルヴェーダ施設で2時間コースを体験します。

 

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地球の歩き方より :

ボロンナルワは10~12世紀の間にシンハラ王朝の首都があった所。その全盛期には、タイやビルマミャンマー)から僧が訪れるほどの仏教都市として繁栄を見せたという。その栄華を伝えるアジア有数の大遺跡群が、今は小都市となったこの町を世界に知らしめている。

 

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ボロンナルワ考古学博物館で遺跡への入場券を購入し、遺跡地区の南にある石立像からスタートします。その後、宮殿跡や人気のクワドラングルを見学しながら、ボロンナルワ遺跡を北上して行きます。

 

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さわやかな朝です。ベランダから鳥たちが起こしにやって来ました。 

 

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朝食にスリランカの代表的な食べ物を出してくれました。左上がアーッパ、時計回りに蒸しパン、ダール豆の揚げ物、ロール状のパンケーキ、カレー入りのもちもちした揚げ物、そして豆や野菜を混ぜた揚げ物です。フルーツはスイカ、パパイヤ、バナナ、パイナップル。

 

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朝食後ゲストハウスを出発して、ボロンナルワに入ると最初に目にするのは巨大な湖です。ボロンナルワ王朝で最も偉大な王とされるパラークラマ・バーフ1世によって12世紀後半に築かれた貯水池です。以来ずっと、この町の繁栄を支え続けて来ました。   

その湖の近くにボロンナルワ博物館があり、ここで遺跡への入場券を購入します。

 

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博物館から2km余り南へ下ったところから遺跡見学スタート。  

巨大な岩の上を歩いて行くと、スリランカのお札の肖像にもなっている王様の像があります。

 

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一枚の岩に彫られた石立像で、王様がヤシの葉に書かれた仏教経典を持っています。この王が誰か定かではないそうですが、人造湖を築いたパラークラマ・バーフ1世ではないかとのことです。

 

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石立像から200mほど南にポトグル・ヴィハーラがあります。かつての図書館で、ヤシの葉の仏教経典が保管されていたそうです。

 

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博物館の近くまで戻ったところに、パラークラマ・バーフ1世の宮殿跡があります。当時は7階建てでしたが、現在残っているのは3階部分まで。

 

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下の方に白く見える部分がありますが、漆喰です。当時は白く、美しい宮殿だったことが伺えます。

 

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台所やトイレの跡もあります。

 

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こちらは閣議場跡です。繊細な模様の柱がずらり並んでいますが、閣議の際に各大臣が座る位置になっているそうです。

 

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(クワドラングルの航空写真)

宮殿跡から600mほど北にあります。かつては四角形の城壁に囲まれたポロンナルワの中心だった場所です。

 

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クワドラングルの南の入り口に建っているのがトゥーパーラーマ仏堂です。ポロンナルワでは遺跡の多くが崩れ去っていますが、この仏堂は保存状態がよさそう。

 

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堂内には石仏像があります。仏像の前の小さな窓から朝陽が差し込むと、仏像の顔に当たり、宝石がはめ込まれた目が光ったそうです。今では宝石も略奪されて輝きを失っています。

 

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ラター・マンダパヤ。シンハラ王朝の王の名にちなんで名付けられた建物です。8本の石柱には蓮の茎が風に揺れる様がかたどられています。

 

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アタターゲ、旧仏歯寺です。4世紀にインドからアヌラーダブラに密かに持ち込まれた仏陀の歯は、王朝が変わる度にその保管場所も都とともに移ります。アヌラーダブラからボロンナルワに都が移された際、最初に仏歯が奉納されたのがこのアタターゲです。

 

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ハタターゲ。隣のアタターゲから仏歯を移すために12世紀に建てられた仏歯寺です。建物は崩れ去り、仏像の目の宝石は盗まれ、柱と壁を残すのみですが、壁石の文字が当時の様子を物語っています。

 

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ワタターゲ。クワドラングル内で最も人気の遺跡です。7世紀のアヌラーダブラ時代に建てられた円形状の仏塔で、東西南北に入り口があり、中には4体の仏像が安置されています。

 

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靴を脱ぎ、ムーンストーンで身を清め、ガードストーンに護られながら仏塔内へ上がります。

 

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4体の仏像が東西南北に向かって座っています。仏像は粉々に破壊され修復されていますが、その傷跡がまるで厳しい苦行に耐え抜いたかのようです。

 

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”石の本” という意味を持つガル・ポタ。長さ9m、幅1.5m、高さ0.5mで、重さ25トンの巨大な石に、ニッサンカ・マーラ1世の栄光の物語が彫られています。

 

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青くて酸っぱそうなミカン。店員さんが果汁に水を加え、上から下に落として混ぜています。酸味を抑えるためで、飲んでみるとさっぱりした美味しさです。  

かつてはミルクティを作る時にもこのようにして混ぜていました。これがとっても美味しかったのですが、今ではすっかり影を潜めてしまいました。

 

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クワドラングルから車で北上して行きます。ランコトゥ・ヴィハーラ、高さ55mのボロンナルワ遺跡で一番大きい釣鐘型の仏塔です。この美しい釣鐘様式がアユタヤ王朝から派遣された修行僧によってタイにも影響を及ぼすことになります。

 

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ランカティラカ寺院。13世紀に建てられた高さ17.5m、幅18m、奥行52mの巨大な寺院です。頭部が失われていますが、高さ13mもある仏立像を納めるための仏堂として建立されました。

 

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乳白色のキリ・ヴィハーラ。キリとはミルクの意味で、当時が偲ばれます。

 

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クワドラングルから2kmほど北に位置するガル・ヴィハーラ。大きな一枚の岩に4体の仏像が彫られています。

 

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左から瞑想中の座像。

 

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次は洞窟の中に彫られた座像。背後の彫刻も見事です。

 

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3体目は高さ7mの立像で、悟りを開いた仏陀だそうです。

 

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最後は全長14mの涅槃仏です。足の指先が不揃いですね。   

一枚の岩に、瞑想、悟り、入滅といった仏陀の生涯が描かれていました。

 

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大きな石の下に、小さな突っ張り棒。落石防止のおまじない?   

ガル・ヴィハーラを後にして更に北へと向かいます。

 

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ロータス・ポンド。名前の通り蓮の形をした直径8m程の美しい池です。石を積み重ねて作ったもので、僧の沐浴場として使われていました。

 

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ボロンナルワ遺跡で最も北にあるティワンカ・ピリマゲ寺院です。外壁が崩れかけていますが、もともとは漆喰で白く塗り固められていたようです。

 

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修復を終えた外壁と修復を待っている外壁。

 

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内部は撮影禁止、残念! 状態は良くありませんが、壁一面にフレスコ画が描かれています。

お目当ては「月とウサギ」。係員さんに尋ねると、懐中電灯で照らしてくれました。  旅人に食してもらうためにウサギが火の中に身を投じ、最後は月に祀られるという逸話です。13世紀頃、日本とスリランカに同じ物語りがあったわけです。奇遇でしょうか?

 

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観光客向けのレストランでランチカレー。ビュッフェスタイルで品数も豊富、ビールもあります。なによりも清潔ですね。

 

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シギリヤへ帰る途中、チカちゃんがアーユルヴェーダを体験するためハバラナという町に立ち寄りました。。その間、私は街を散策。市場で鰹節に似たモルディブ・フィッシュを見つけました。カレーの味付けにも使われる万能調味料です。

 

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一方チカちゃんは、町はずれの本格的なアーユルヴェーダ施設(Athreya Ayurvedic Hotel And Spa)で至福の時をすごします。   

最初にドクターの問診を受け、施術内容や使用するオイルを決めます。

 

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その後、オイルマッサージを60分、そしてシロダーラ(額の中心にオイルを流してストレスや頭痛を解消)30分、ハーバルスチーム(薬草を敷き詰めたサウナで体の毒素を出します)20分、最後にシャワーを浴びて2時間のコースが終了。極楽、極楽!

 

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シギリヤ村に戻って来ました。

 

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夕食は昨日立ち寄ったシギリヤ村の食堂です。地方では酒を提供するお店は限られていますので、前以って酒屋でビールを調達します。   

村はずれにポツンと一軒家、中に入ると鉄格子が! 来てはいけない所に来てしまった感じです。ドライバーのランカさんがいなければ無理ですね。

 

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食堂ではカタ・コト、カタ・コトとリズミカルな音がしています。熱した鉄板の上で、野菜やナンのようなものを両手に持った包丁で切り刻んでいる音です。それがまるで音楽のように静まり返った村中に響き渡っています。

 

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カタ・コトと野菜炒めのようなコッティ、ヘルシーでビールのつまみにも最高です。

 

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明朝、今回の旅のハイライトでもあるシギリヤロックに登ります。  

スリランカ編第2章でシギリヤロック登頂から宝石の産地ラトゥナプラまで掲載します。

























































































































































 

台湾:(後編)台南のリゾート地・墾丁(ケンティン)

台北市から新幹線で高雄へ、そこからバスで台湾最南端のリゾート地・墾丁(ケンティン)に移動し、3泊4日のバカンスを過ごします。その後、高雄に戻って半日観光、翌日のフライトで日本に帰ります。

 

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台北から高雄まで約350km、台湾高速鉄道で所要時間は1時間30分ほどです。最高速度は300km/hで、日本製の新幹線が採用されています。

 

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日本で指定席を予約、乗り心地も申し分ありません。

 

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台湾でも駅弁は大人気。台北駅で買っておいた駅弁(排骨便當)、味は期待していなかったのですが、これが実に美味しいのです。

 

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車窓から田植え後の田んぼが見えて来ました。区画整理され、規模も大きそうです。

 

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あっという間に高雄に到着。駅では愛ちゃんのお出迎え、台湾でも人気者ですね。

 

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高雄から南へ85kmほどの墾丁(ケンティン)に高速バスに乗って行きます。

 

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墾丁ではホテルやビーチでのんびり、また台湾最南端の灯台を訪れたりします。

 

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高雄駅から墾丁エクスプレスで出発。2時間ほどのバスの旅です。

 

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ヤシの木が見えて来ました。南国の気分を味わいながら、やがて美しい海岸線に沿って走り始めます。

 

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ホテルに到着。バスの運転手さんにホテル名を告げておくと近くのバス停で降ろしてくれました。

ホテルは昌煙的喬雅客旅店(スモーキーホテル Smokey Joe's Hotel)。それほど大きくありませんが、お洒落なホテルです。(最近、ホテル名が変わったようです)

 

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部屋も清潔で、ベランダからの眺めも緑がいっぱい。

 

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南国のリゾート感に溢れています。ここで3泊、のんびりと過ごします。

 

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墾丁の中心は墾丁大街。夜になると大通りの両側にたくさんのお店が並びます。

 

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私達のホテル周辺から夜市が始まり、道路に沿って南西へ800mほど続いています。

 

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イタリアンのお店を見つけました。今夜はここで!

 

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スパゲッティにピザ。久々です。

 

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墾丁の夜はとても華やか、お祭りのようです。

 

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さわやかな朝。

 

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のんびりと朝食、その後近くのビーチで過ごします。

 

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ホテルから約1.5kmのところにある小湾という小さなビーチ。路線バスでやって来ました。1本道なので迷うことはありません。

 

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きれいな砂浜に澄み切った海。

 

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プライベートエリアもありますが、一般の人にも開放されています。

 

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お店らしきものがあります。そこのおばさんに頼むと、好みの場所にパラソルを設置してくれました。

 

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缶ビールも売っています。飲んだり、泳いだり、うとうとしたり。

 

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カフェもあります。ランチはここで。

 

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レジャーボートを楽しんでいる人達もいます。

 

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ビーチで4時間ほど、まったりしました。

 

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ホテルに引き上げ、プールでウォーキング。

 

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今夜は「熱炒100」という食堂のような居酒屋さんに入りました。店の名前の通り、お値段は大半が100元(約400円)とシンプル。

 

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メニューは中国語だけ。漢字を頼りにチョイスしました。

 

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夜になると大勢の人が夜市にやって来ます。昼間はほとんど人を見かけないのに、これほどの人がどこにいたのかと不思議に思ってしまいます。

 

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人だかりの中でセクシーなお姉さんが踊っています。ショーパブ?、それとも墾丁版フーターズのお店でしょうか? 残念ながら? 未確認です。

 

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南国の朝は本当にさわやか!

 

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朝食はアメリカンブレックファーストとシュウマイ入りヌードルスープ。

 

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食後はホテルでのんびり。2階の渡り廊下から中庭が見渡せます。

 

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南国らしくヤシの木やバナナの木もあります。

 

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ホテル前にたむろしているタクシーと交渉して、台湾最南端の灯台を目指します。ホテルから10kmほどのプチ・ツアーです。

 

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途中にある船帆石。遠くから見ると帆船に似ているところから名付けられたそうです。でも、帆船というよりは、

 

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ニクソン米大統領にそっくり。2021年の日米首脳会談で菅総理とバイデン大統領が台湾問題に言及して話題になりましたが、半世紀前の日米首脳会談で台湾問題に言及したのがニクソン大統領です。その大統領が3年後に中国を訪問し米中共同声明を出します。つまりちゃぶ台返しをしたわけです。台湾の人たちはこの岩をどのような気持ちで見ているのでしょう?

 

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難しい問題はさておき、ツーショット。

 

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更に南下すると、砂島と呼ばれる美しい砂浜があります。

 

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この砂浜の98%はサンゴや貝殻などが波に浸食されて堆積したものです。非常に貴重な場所で、砂浜への立ち入りは禁止されています。

 

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こちらのごつごつした岩の上には入れます。珊瑚礁で出来た石灰岩ですね。

 

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透き通った海、

 

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エメラルドグリーンです。

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台湾最南端の地にやってきました。

公園内には墾丁のシンボルともいえる灯台があります。

 

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台湾八景に指定されている鵝鑾鼻(ガランビ)公園。南に向かって左は太平洋、右は南シナ海に面しています。

 

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最南端の灯台、高さは21.4m、1882 年にイギリス人によって建築されました。

 

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白亜の灯台の前で純白のウェディングドレス。素敵ですね。

 

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出入口付近には土産物屋さんが並んでいます。

南国定番のココナッツジュースを飲んでホテルへ引き上げます。

 

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ホテルのイタリアンレストランでランチ。少し暑いですがテラス席に限ります。するとスタッフが日陰を作ってくれました。

 

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メキシコのコロナ・エクストラ。世界中で、特にリゾート地でよく見かけます。    心地よい暑さでビールが進みます。

 

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遅めのランチ後、ホテル近くのビーチまで散歩。

 

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大湾にある墾丁海水浴場。美しいビーチがどこまでも続いています。左手に見える小高い山の向こう側に、昨日訪れた小弯ビーチがあります。

 

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この時期、まだ波が荒いせいか遊泳禁止になっていました。海開きまでもう少しのようです。

 

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墾丁での最後の夜市。

 

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今夜は台湾料理の何家食堂。メニューには写真がありません。漢字で ”酢豚” と書いて店員さんに注文。美味しそうな酢豚が出て来ました。

 

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朝食後、高速バスで高雄に移動します。

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高雄市は人口277万人で台湾第三の都市です。世界有数の港湾都市として台湾の産業と経済を支えています。

 

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高雄での観光は半日のみ。高雄駅の近くにある蓮池潭(れんちたん)という湖の周囲を中心に散策します。

 

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シャトー・デ・シン高雄ホテルに到着。 高雄の鹽埕埔駅からほど近い場所にあります。  

そのホテルに新婚さんカップルがやって来ました。これから披露宴のようです。

 

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高雄を代表する観光スポット、蓮池潭(れんちたん)。人造湖で周囲は約5kmほどで名前のように蓮の花で有名な湖です。

 

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蓮池潭のシンボルといえば龍虎塔。その龍虎塔の前にあるのが医学の神様を祀る左営慈済宮です。   

慈済宮から参道を通って龍虎塔に行きます。

 

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参道の先に七重の塔が2塔、龍虎の塔です。

その参道はジグザグになっています。参道を通れば身が清められますが、ジグザグだとその時間が長くなります。それと魔物は曲がった道を進むことが出来ないことからジグザグにしているそうです。

 

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参拝は高潔な龍の口から入り、狂暴な虎の口から出るのが習わしです。そうすることで、これまでの罪が清められ、福がやって来るそうです。

 

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龍の中は陶器で出来た物語が描かれています。ここを抜けて龍の塔の階段を上ります。

 

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回廊に出ると、天井がとても煌びやか。向かいには虎の塔が見えます。

 

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見下ろせば出口となる虎、目線の先には湖が広がっています。

 

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龍虎の口から参道がジグザグと慈済宮の方へ延びています。

 

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龍の塔から虎の塔へ移ります。今度は龍の塔が見えます。

 

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小さな龍と虎が屋根に乗っかっています。

 

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虎の口から出ます。これで厄払いも済みました。

 

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龍虎塔から湖畔沿いに歩いて次の見どころに向かいます。

 

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途中、道沿いにガイドブックにも載っていないような小さな寺院を見つけました。

 

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4面の拝所を持つお堂。願い事によって拝む方向があるようです。

 

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寺院の敷地には大きなガジュマルの樹があります。根元は洞穴のようになっていて、通り抜けることが出来ます。平安洞と書かれた祠、通り抜けるとご利益がありそう!

 

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龍虎塔から200mほど北にある啓明堂と春秋御閣にやって来ました。

 

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こちらが啓明堂。三国志で有名な関羽を祀る廟です。

 

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啓明堂の前にあるのが春秋御閣。春閣・秋閣と呼ばれる八角形の四重の塔です。

 

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春閣・秋閣の塔の前に大きな龍、その龍の背に観音様が乗っています。

 

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春秋御閣から湖上に延びた橋の先に屋根と柱だけの建物が浮かんで見えます。五里亭という春秋御閣のあずまや(休憩所)です。

 

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春秋御閣から400mほど先にある北極玄天上帝像に向かいます。

 

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北極玄天上帝像の入り口にある北極亭。

 

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北極亭から湖上の参道を通り、上帝像を参拝します。

 

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高さ21mの北極玄天上帝像、右手に七星剣という宝刀を持ち、左足で蛇と亀を踏みつけています。

 

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上帝像の下は2階建ての建物になっています。中は祭壇で、病を治すご利益があるそうです。

 

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建物の外では金の鶏が卵を抱いています。こちらは金運ですね。

 

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北極玄天上帝像が湖上で存在感を放っています。

 

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更に200mほど北に行くと、左営天府宮があります。龍や鳳凰で飾られた煌びやかな屋根が特徴の寺院です。

 

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蓮池潭を半周して高雄左営駅からMRTで美麗島駅にやって来ました。

 

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美麗島駅は高雄市の東西と南北のメトロが交差する駅で、「世界で最も美しい地下鉄駅ランキング」の2位に選ばれたこともあります。

 

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駅構内中央には2本の柱で支えられたステンドグラスのドームがあります。4500枚のステンドグラスで、日に3回、光のショーが開催されるとのことです。

 

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駅前のジュース屋さんで休憩。

タピオカミルクティとマンゴースムージー、とっても美味しい!

 

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台湾最大の港、高雄港。もともとはラグーンであったところを、17世紀になってオランダが開拓し、その後も時代の波に翻ろうされながら発展して来ました。

 

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今ではそのような面影もなく、世界有数のコンテナ港となっています。

 

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港の周辺には古い倉庫を利用して、アート作品やおしゃれなショップ、カフェなどが連なる芸術特区があります。

 

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ガンダムのような巨大なオブジェ。

 

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こちらはコンテナを繋ぎ合わせているようです。

 

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台湾の夜といえば夜市。先ほどの美しい「美麗島駅」の近くで六合国際観光夜市が開かれています。

 

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夕方になると屋台が出始め、道路は歩行者天国になります。

 

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屋台でB級グルメを堪能することも夜市の楽しみですが、旅の身ですので、安全をみてお店で食事を取ります。

 

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小籠包と麺類、そして空心菜のような野菜炒め。

 

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龍の髭という野菜です。確かに、調理前の野菜には髭のようなものがありました。

 

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道路上にテーブルが並び、皆さん食事を楽しんでいます。

 

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台湾の人にとって夜市は生活の一部なのかもしれませんね。でも、日本のようにビールで盛り上がっている光景にお目にかかることはありませんでした。

 

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朝食後、高雄から台北に移動し、その足で日本に帰国します。

 

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新幹線で台北へ。

 

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台北駅に到着後、MRTを乗り継いで台北松山空港へ。

 

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ラウンジで昼食。

 

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8日間の旅を終え、羽田空港へ帰ります。

 

台湾の次はスリランカです。スリランカはこのブログを始めるきっかけとなった旅先で、ブログの始まりでもあります。次回はリタイヤ後の旅第8弾として、スリランカ編を3回にアレンジし直して掲載したいと思います。

 

台湾:(前編)台北市から燈籠路の九份&天燈の十份へ

リタイヤ後の旅第7弾は、2018年4月、東京から3時間半ほどで行ける台湾に7泊8日の日程で訪れます。前半は台北市を中心とした北部、後半は台湾最南端のリゾート地・墾丁に滞在します。

前回のタイ・カンボジア・ベトナムを訪れてから暫く孫の面倒をみていたため、1年半ぶりの海外になります。 

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台湾の面積は3万6千平方km(日本の約10分の1)、人口は2360万人(日本の約5分の1)で、近代的な都市と下町の雰囲気を併せ持つ親日的な国です。

 

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台湾北部では首都台北市に滞在し、市内観光や周辺の人気観光地を訪れたり台湾グルメを楽しんだりします。

 

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羽田を午後1時20分に飛び立ち、3時45分に台北松山空港に到着。時差は日本が1時間進んでいますので、実際のフライトは3時間25分です。欧米に比べると近くて楽チン。

 

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ホテルに向かう途中、歴史を感じさせる立派な建物、中華民国総統府がありました。台湾の元首である総統が執務する官邸で、日清戦争後の日本統治時代に建設されたものです。

 

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ミッドタウン・リチャードソンホテル(徳立荘酒店)、ここに3泊します。若者で賑わう西門町の交差点に位置し、地下鉄MRTの西門駅にも隣接する立地最高のホテルです。

 

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初日の夜は「欣葉Shin Yeh」という老舗のレストランで夕食。

MRTの中山國小駅を降りてレストランに向かう途中に夜市(雙城街夜市)がありました。路上に屋台が並び、多くの人が食事を楽しんでいます。

 

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夜市の先にお目当てのレストラン欣葉があります。台湾に駐在していた友人のお勧めで、予約はしていませんでしたが、30分ほどで席に案内されました。

 

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スタッフのお勧めに従って注文。

 

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豚の角煮とカラスミの春巻き。

 

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切り干し大根が入ったオムレツと生姜風味のハマグリスープ。

 

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ビーフン炒めと空心菜をニンニクで炒めたもの。

こってりした中華料理をイメージしていましたが、食材や味付けなど家庭っぽいお料理で、美味しく頂きました。

 

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夜市の中ほどに「日本の名優 志村健先生」も絶賛したというマッサージ店の看板を見つけました。早速チカちゃんが足裏の施術を受けることに。

 

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台北2日目は国立故宮博物院からスタート。ホテルからMRTを乗り継ぎ士林駅で下車、そこからタクシーでやって来ました。

 

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ここには中国王朝の歴代皇帝によって集められた美術品が展示されています。フランスのルーブル美術館などと並んで世界四大博物館の1つとされています。

 

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ところで中国の美術品が何故この台湾に? 

戦後、中国共産党との内戦に敗れた蒋介石は国民政府を率いて台湾に撤退することになります。その際に多くの美術品が中国本土から台湾に移された、というわけです。

 

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故宮博物院三宝と言われているのが、「翠玉白菜」、「肉形石」そして「毛公鼎」です。これら三宝に「彫象牙透花雲龍紋套球 」と「雕橄欖核舟」の2点を加えると故宮の誇る五大宝物となります。

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こちらが故宮三宝の一つ「翠玉白菜」です。天然の翡翠と玉の色合いを利用して白菜の形に彫り上げています。

 

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白菜の上に多産と子孫繁栄の象徴であるキリギリスとイナゴがとまっています。

 

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翠玉白菜と並んで人気の「肉形石」。昨夜食べた豚の角煮にそっくり。

 

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3層になっている石を、職人さんが加工し磨きあげて美味しそうな肉の質感を出しています。これぞ職人の技ですね。

 

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「毛公鼎」は2800年以上も前の青銅器です。鼎(テイ/かなえ)とは古代中国で作られた三本の足と二つの耳をもつ釜のことです。

 

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鼎の胴内には32行、500文字の銘文が鋳刻されています。青銅器の銘文としては世界で最も長いものだそうです。

 

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こちらは「彫象牙透花人物套球」、故宮の五大宝物「彫象牙透花雲龍紋套球 」と交互に展示されています。どちらも一本の象牙を使って繊細な彫刻が施されています。

 

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直径12cmほどの球体の中に球体が、またその中にも球体があり、全部で21個の球体から出来ています。しかも各々独立して回転するそうです。どのようにして彫ったのでしょう?  

 

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先ず球体を作り、次に球体の中心に向かって円錐の穴を何個か開けます。その穴からL字型の彫刻刀で削って中心部の球体を作り、更に外側の球体へと進んで行きます。なんと気の遠くなるような作業でしょう。しかも各々の球体の表面には繊細な彫刻がなされています。親子3代に渡り100年以上もかけて作られたそうです。

 

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故宮五大宝物のうち「雕橄欖核舟」は貸し出し中のため、展示されていませんでした。写真は故宮博物院のものです。オリーブの種に船をかたどったもので、極小の船内には船頭や客など8人も乗っています。

 

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故宮博物院には約70万点のお宝が所蔵されています。そのうち展示されているのは7千点ほどで、定期的に入れ替えを行っているそうです。

 

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故宮博物院からMRTで市内に戻ってランチをとり、その後、車をチャーターして人気の観光地九份と十份を巡ります。

 

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ホテルから徒歩圏内にある點水樓 (てんすいろう)、日本にも支店のある人気のレストランです。

 

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この店のお勧めはカラフルな小籠包。メニューにも七色の小籠包が紹介されています。

 

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一番上の白が一般的な小籠包、時計回りにヘチマとエビ、蟹みそ、トリュフ、バジル、人参、そして中央がからし入りの小籠包です。

 

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スタッフお勧めの葱の包み揚げと大根餅。デザートは杏仁豆腐、濃厚でなめらか。

 

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ガイド付きの車をチャーターして15時にホテルを出発、50分ほどで十份という山あいの小さな町にやって来ました。

 

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商店街の中央を線路が走っています。その線路上で多くの人が何かしています。

 

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願い事を書いたランタン(天燈)を天空に揚げる、ランタン飛ばしです。ランタンは土産物屋さんで購入することが出来ます。筆と墨も貸してくれます。ランタンには色があり、色ごとに運勢があるそうです。例えば赤は健康運、黄色は金運、橙色は愛情運などです。好みの色を選びましょう。

 

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ランタンの4面に願い事や名前などを書いていきます。

 

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完成! これからランタン飛ばし、ガイドさんが写真とビデオを撮ってくれます。

 

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ランタンの上を持ちます。お店のお姉さんが火を点けてくれると、ランタンが膨らんで来ました。

 

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暖まってくれば、ランタンの下を持ちます。そして手を放し、発射。

 

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ゆっくりと上昇して行きます。

ランタンは竹細工の上に紙袋を乗せたもので、油を浸み込ませた紙を燃やして内部の空気を温めます。

 

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速度を増しながら、ランタンが天空へと二人の想いを運んで行きます。

 

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感動もの、 台湾で一番の思い出です。

その後のランタンの運命は? ガイドさんによると、地上に降りたランタンを地元の人が回収し、骨組みの部分を再利用するそうです。

 

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街のすぐ近くに静安吊橋という長さ128mの吊橋があります。かつては石炭を運ぶための橋でしたが、今は観光用になっています。

 

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静安という名前とは裏腹に、結構揺れます。わざと揺らす人もいます。チカちゃん、数メートルのところでUターン。

 

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列車が駅に到着。平渓線というローカル線で、1時間に1本程度走っています。

 

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商店街ではまだランタンを飛ばしていますが、大きなアナウンスが流れると、線路上から急いで退却し始めました。

 

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人が引き上げるのを見計らったかのように列車がやって来ました。

 

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そして何事もなかったように通り過ぎて行きました。

 

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列車が通り過ぎると同時に、ランタン飛ばしの再開。タイで見たメークロン市場の台湾版ですね。

 

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思い出に残る天燈ランタンでした。次は日本人にも大人気の観光地・九份です。十份から車で50分ほどのところにあります。

 

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九份は台湾北部にある山あいの町です。2001年公開のアニメ「千と千尋の神隠し」に出てくる館を彷彿させるとして話題になりました。

 

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九份を訪れるなら夕暮れ前がベスト。そのため、ホテルを午後3時に出発して十份で1時間ほど過ごした後、5時40分頃に着きました。

 

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ガイドさんと別れて、我々だけで観光スタート。九份の観光は「基山街」と「豎崎路」という2つのメインストリートが中心となります。セブンイレブンの横に「基山街」への入り口があります。

 

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通りには土産物店やB級グルメなどのお店が建ち並んでいます。食べ歩きも出来ます。

 

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小腹が空いていたので、さっそく食べ歩き。

いろいろと美味しそうなグルメが目に付きましたが、レストランを予約していますので、ほどほどに。

 

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九份のグルメといえば「阿柑姨芋圓」と言われるほど有名なスイーツ店があります。

 

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店内は混み合っていましたが、なんとか席を確保。一番人気のタロイモ団子のお汁粉を注文、あったかくて美味しい!

 

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「基山街」の突き当りに「豎崎路」、別名「燈籠路」があります。「燈籠路」は下り階段になっていて、通りに沿って提灯が吊り下げられています。

「基山街」から「燈籠路」に入り、階段を少し下りると、

 

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阿妹茶楼の館が見えて来ます。これが「千と千尋の神隠し」のモデルではないかと噂されている館です。階段途中に撮影スポットがありますが、人気なだけに大混雑。

 

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昔懐かしいような雰囲気が伝わってきます。それもそのはず、九份の街並みは20世紀前半の日本統治時代に造られたものです。

 

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阿妹茶楼 、日本語で ”あめおちゃ”と書かれた人気のレストランです。来る途中、ガイドさんにディナーの予約をお願いしましたが、既に満席でした。

 

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そこで予約してくれたのがこちらの「戯夢人生」。

この店名は日本統治時代の台湾を描いた映画、侯孝賢監督の「戯夢人生」に由来するものです。

 

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窓際の海が見渡せる席が空いていました。このフロアには日本の昭和初期の映画をはじめ東洋映画のポスターが壁一面に張られていて、燈籠路の提灯と合わせてノスタルジックな気分にさせてくれます。

 

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ここの小籠包も台北の有名店に劣らない美味しさです。

 

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「戯夢人生」を出て階段を下りて行くと、「悲情城市」と書かれた記念碑がありました。

 

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悲情城市」、台湾で大ヒットした映画です。そのロケ地がこの九份で、監督は「戯夢人生」と同じ侯孝賢です。

 

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戦後、日本軍から統治を引き継いだ中国国民党による台湾人への大虐殺の引き金となった ”2・28事件” を背景に、台湾の激動の時代を描いたのが「悲情城市」です。

 

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燈籠路を下り切ったところに小さな広場があります。ガイドさんと待ち合わせの時間まで少し間があったので、ビールで最後の余韻を楽しむことに。

 

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時代の波に翻弄され続けて来た台湾、戦後育ちの私達に理解することは難しいかもしれません。ただ、少し歴史を振り返れば、この九份がノスタルジックな風景を通して我々に何かを伝えようとしているのかのようでした。

 

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台北3日目は超高層ビル台北101と台湾北部の街・淡水を訪れます。

 

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台北101の展望台へのチケットを購入し、

 

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5階からエレベータに乗って89階の展望台まで上ります。このエレベータは東芝製で、2004年から2015年まで世界最速エレベータとしてギネスに認定されています。

 

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エレベータの計時器に45秒の表示。下りる時に要した時間のようです。上がり始めると高さや速度が表示され、37秒で382mの89階に到達。最高速度は61km/h。減圧器が付いているので耳詰まりがすることもなく、乗り心地も快適そのもの。

 

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台北101の高さは508m、2004年の完成時には世界一の高さをほこっていましたが、現在では10番目です。参考までに1位はアラブ首長国連邦ブルジュ・ハリファで828m、建設中のものではサウジアラビアのジッダタワーが1008mになります。

 

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382mの屋内展望台からは台北の高層ビルもはるか下にあります。

 

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超高層ビルといえば、ニューヨークの摩天楼「エンパイア・ステートビル」が浮かんできます。高さ381m、世界で43番目ですが、建築は1931年です。90年も前、戦前のことです。

 

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ところで日本一高いビルは大阪の「あべのハルカス」、60階建てで高さは300mです。エンパイアステートビルにも及びません。世界的にみても300位にも入っていません。ガンバレ、ニッポン!

 

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展望台のフロアが透明で、下の方まで見通せます。高い所が苦手なチカちゃんは恐る恐る。よく見ると、下のフロアに、その下にも次々と我々の姿が映っています。不思議なフロアです。

 

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展望台に併設されているギフトショップ。その左右に赤と緑のポストがあります。高い所へ来れば絵葉書を出したくなるのは、チカちゃんだけでしょうか。

 

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屋内展望台は89階ですが、その上の91階はスカイデッキ、下の88階にはダンパー(制振装置)が置かれた空間があります。

 

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91階は390mの高さで、私達が行くことの出来る最高地点です。しかも天候がいい日だけ解放されています。

 

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スカイデッキ、心地よい風を受けて爽快!

 

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見上げると、タワーの最上部が迫って来ます。

 

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88階に設置されているダンパー。直径5.5メートル、重さ660トンもあります。このシステムによって地震や台風でビルが倒れないようにコントロールされています。

 

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ダンパー室は92階まで吹き抜けで、上からワイヤーで巨大なダンパーを吊るしています。

 

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台北101のキャラクター「ダンパーベイビー」君。顔が101、胴体がダンパーになっていて、売店でオリジナルグッズが販売されています。

 

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ダンパーについての説明がされています。起源は日本だとか。「日本では古くから家の基盤に石を使用。地震時に生じる上部構造と地盤との相対変位を利用し、地震エネルギーを減少」とあります。相対変位?、なんのこっちゃ。それにしても、昔の人は偉い!

 

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感心したところで、サンゴや宝石売り場を通り抜けて、下りのエレベータ乗り場へ。

 

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台北101の前には大きなオブジェがあります。胎児のようなものはエレベータの使用済みワイヤーで作られた「無限の生命」です。

 

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こちらは巨大なLOVEのオブジェ。アメリカのロバート・インディアナの作で世界中に同じようなものがあるそうです。新宿アイランドにも。ⅤとEの間をすり抜けると恋が成就するとか。

 

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101ビルにはショッピングセンターやフードコートが入っています。 小籠包で有名な鼎泰豊の支店もありましたが、本店へ行くことにします。

 

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鼎泰豊(信義店)。”台湾に行くなら鼎泰豊” と言われるだけあって、人だかりが出来ています。待ち時間は40分ほどとのことでしたが、1時間余りかかりました。

 

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皆さんが真剣に見ているのはメニュー。オーダーシートをもらって、注文内容を事前に決めておきます。

 

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小籠包が蒸篭に入って出て来ました。ハーフサイズで普通の小籠包とヘチマ・エビ入りの2種類。ショウガ入りのタレで頂きます。

 

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天使の羽根付き餃子。こちらのタレにもショウガが入っています。台湾ではこのきざみショウガが定番のようです。

 

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デザートはくるみとあずきの入った蒸しケーキ、それと黒ゴマ入りだんごの甘酒スープ。

どれも日本人好みの味で、暑い中を待った甲斐がありました。

 

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鼎泰豊のある東門駅からMRT淡水信義線(赤ライン)で終着駅の淡水にやって来ました。45分ほどです。

 

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淡水は台湾のベニスとも呼ばれる水の都で、台湾の北部を流れる淡水河の河口付近にあります。

 

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駅を出て淡水老街廣場の左手に昔懐かしい街並みの淡水老街があります。

 

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航海の女神を祀っている媽祖廟です。ここまでは台湾らしい雰囲気の街並みでしたが、ここから左に少し行くと、

 

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淡水河の河岸に出ます。河沿いに広々とした遊歩道があり、ヨーロッパらしい香りがして来ました。

 

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チカちゃんが旅行雑誌に載っている有名な酸梅湯のお店を見つけました。酸梅湯は梅ジュースのようなもので、淡水のものが台湾で一番美味しいそうです。私は明日からの台南リゾート地に備え、帽子とサンダルを調達。

 

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川沿いのカフェで一休み。カフェでは臭屁豆腐(しゅうどうふ)も売っていました。名前の通りものすごい異臭を周囲に放っています。この臭屁豆腐を美女が一人で食べているではありませんか。ならば私達も、ということで挑戦することに。

 

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鼻をつまんで口に放り込めば大丈夫! と思いきや、なんとなんと、口の中で強烈な匂いを感じます。ビールで流し込みましたが、臭屁豆腐、ただものではありませんね。

 

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淡水は美しい夕陽が拝めるとあってカップルにも大人気。

 

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あと1時間ほどでサンセットが始まりそうですが、西の空は曇りがち。暗くなる前に引き上げることにします。

 

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台北市内から1時間足らずの淡水、水辺でのんびりするのもいいですね。

 

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淡水でのんびりした後は、市内に帰る途中にある夜市で夕食。台北で一番大きな士林夜市です。

 

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屋台で買って食べ歩きも出来ますが、夜市の中ほどに建物(士林市場)があり、その地下に飲食店街があります。

 

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士林市場の1階では洋服やアクセサリー、おもちゃ、雑貨などを扱っているお店や、占いやゲームなどを楽しめるところもあります。

 

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地下の飲食店街は人で溢れ返っていて、座る席などありません。躊躇していると、店員さんが客を押しのけて2人分の席を作ってくれました。メニューはテーブルクロスです。ビールも置いています。

 

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イカゲソのから揚げと牡蠣オムレツ。牡蠣オムレツには甘いようなしょっぱいようなタレがかかっていて、この店のお勧めです。

 

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小籠包。これまで高級店や有名店で食べて来ましたが、店の雰囲気や接客サービスは別にして、味としてはここが一番かな。庶民の味ですものね。

 

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台北滞在4日目。ホテルはロケーションも抜群で快適そのもの。ただ、中国からの団体客が多く、朝食時にかち合うと大混雑。少しずらすとのんびり出来ます。

本日は午後から台湾南端のリゾート地「墾丁」に移動します。それまでホテル周辺の西門を散策。

 

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ホテルの目の前にMRT西門駅、そして交差点があります。日本でいえば渋谷のスクランブル交差点のようなところでしょうか!

 

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10時過ぎの気温は27度。今日は暑くなりそう。というのも、昨日まで寒い日が続いていました。4月も後半だというのに、しかも台湾で、想定外でした。

 

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西門街のシンボル「西門紅楼」。赤レンガの美しい建物で、日本の統治時代に建てられたものです。

 

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歩道に沿って白っぽいバイクが並んでいます。レンタルバイクかと思いきや、警察のパトロール用です。小回りが効いて、混雑する場所に最適ですね。

 

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杏仁豆腐の専門店「于記杏仁」。店名の通り、杏仁(アーモンド)を使ったスイーツばかり。日本人にも人気のお店で、探し求めてやって来ました。

 

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定番の杏仁豆腐、トッピング無しで頂きます。カップに入った杏仁豆腐を黒いお椀に移し、

 

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パック入りの杏仁ミルクを杏仁豆腐にかければ完了。これが本場の味! これまで私が食べていたのはみつ豆のようなものでした。

 

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台湾のコンビニで買ったキティちゃんのキーホルダー? ICカード乗車券です。

 

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これから新幹線に乗るため台北駅に向かいます。

後編は台湾南部のリゾート地からです。

 

















































 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ベトナム社会主義共和国 : 首都ハノイ & 世界遺産ハロン湾クルーズ

バンコク(タイ)、シェムリアップカンボジア)に続いて今回の旅の締めくくりはベトナムの首都ハノイです。2016年12月中旬に4泊5日で訪れます。

 

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ベトナム南シナ海に面した南北に細長い国で、面積は33万平方km、人口98百万人の社会主義国家です。一人当たりの名目GDP(2019年)は3,416米ドルで日本の約12分の1、タイの半分、カンボジアの倍ほどです。歴史的には、永らく中国の支配を受け、19世紀後半にはフランスの植民地となります。第二次大戦後は南北に分断され、1965年から米国との本格的な戦争、いわゆるベトナム戦争が始まります。その10年後に米国が支配するサイゴンホーチミン市)が陥落、南北が統一されてベトナム社会主義共和国が誕生しました。

 

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ハノイでは今もなお中国やフランスの文化の香りが漂い、街の中心部にはかつて商業区だった旧市街が古き時代のベトナムの面影を残しています。週末にはナイトマーケットが開催され街中が市民や観光客でごった返しています。

 

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ホテルは旧市街の中心部にあり、街歩きにはもってこい。もちろん週末のナイトマーケットに合わせて日程を組んでいます。

 

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カンボジアシェムリアップを出発し、夜の9時半ころハノイの旧市街にあるラ・シエスタホテルに到着。

 

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ウェルカムドリンクのおもてなし。スタッフの気遣いが伝わって来ます。

 

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もうすぐクリスマス。

 

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この日はホテルで夕食。中華ですが、洗練されたお味です。

 

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初日はハノイの市内見学。

ホーチミンの生誕100周年を記念して建てられたホーチミン博物館にやって来ました。ホテルから西へ2kmほどのところにあります。

 

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ホーチミンは、第二次世界大戦中は日本軍と、戦後は南北ベトナム統一のためにフランスと、その後米国とのベトナム戦争を戦って来たベトナムの英雄です。

 

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階段を上って行くと、人民服をまとったホーチミンの像が右手を挙げて出迎えてくれます。ここからホーチミンの生涯にまつわる品々を見学して回ります。

 

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茅葺の家、ホーチミンの生家を再現したもの。

 

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裕福な人々の乗り物や家具。支配階級の人達の生活スタイルです。

 

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こちらには貧しい人々の生活ぶりが展示されています。 

植民地時代の悲惨な状況がホーチミン独立運動へと誘ったのでしょうね。

 

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ホーチミン博物館の東側に一柱寺があります。

一柱寺は俗称で、南向いにある本堂の楼閣として建立されたものです。

 

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蓮池の中に一本の丸い柱を立て、その上に仏堂を載せています。小さなお寺ですが、池に浮かぶ蓮の花のようなお寺としてハノイのシンボルになっています。

 

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階段の手前にお供え物のための台が置かれています。燃え残ったお線香が花火のよう!

 

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10段ほどの階段を上ってお参り。お堂には8本手の黄金の観音様が安置されています。チカちゃん、何をお祈りしたのでしょう?

 

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蓮華(レンゲ:蓮の花)の上で子供を抱いている観音様の夢を見た王様に子が授かり、お礼に一柱寺を建立しました。

ということで、子宝のご利益があるそうです。

 

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一柱寺から北へ200mほどのところにホーチミン廟があります。

 

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廟の周辺は広々としていて、整然と管理されています。いかに大切な場所であるかが伝わってきます。

 

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ホーチミン廟は総大理石造りで、ベトナムの民族的英雄ホー・チ・ミン主席の遺体が安置されています。拝観は午前中のみ、しかも本日金曜日は休館日でした。

 

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ホーチミン廟から南へ1kmほどのところにある文廟(孔子廟)に人力三輪車シクロに乗って向かいます。

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街中バイクだらけ。シクロは完全オープンカーですから、まともに排ガスをくらってしまいます。アジア都市部に共通した悩みですね。

 

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文廟(ぶんびょう)への入り口となる文廟門に到着。文廟は儒学の開祖である孔子を祀るための霊廟で、孔子廟とも呼ばれ、1070年に建立されました。

 

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「皇帝の道」と呼ばれる赤煉瓦が敷き詰められた歩道が文廟へと真っ直ぐに伸びています。その道を進むと、第二の門となる大中門があります。

 

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大中門の赤い瓦屋根の上に破砕タイルが埋め込まれた2匹の鯉が踊っています。滝登りをしているところで、滝を登り切った鯉は龍になると言われ、「登龍門」の語源にもなっています。

 

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更に皇帝の道を進むと、第三の門・奎文閣(けいぶんかく)があります。2階の丸い窓が文学を司る ”奎星” を表しており、ハノイのシンボルとしてベトナムのお札にも描かれています。

 

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奎文閣の門をくぐると四角い形の池があります。

 

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池の両側に亀に背負われた石碑が並んでいます。この石碑には官吏登用試験(科挙)に合格した人の名前が刻まれています。

 

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亀の頭をなでると試験に合格出来るというご利益があるそうですが、ユネスコの世界記憶遺産に登録された2010年以降、触れることは出来ません。

 

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池から大成門をくぐると広場があり、その先に文廟の拝堂と大聖殿があります。

 

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チカちゃんの後ろに見えるのが拝堂です。

 

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広場に素敵なドレスを着た美女が! 観光客がカメラを向けています。

 

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これがベトナムの民族衣装、アオザイですね。

 

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拝堂に、亀の背中に乗っている鶴の銅像がありました。こちらの像には触ることが出来ます。鶴の胸を撫でている人を鶴鶴頭の亀が恨めしそうに見上げています。

 

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拝堂から奥へ進むと大聖殿があります。

 

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この大聖殿に孔子が祀られています。

 

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黄金の亀、珍しく何も背負っていません。科挙に合格した出世亀でしょうか。

 

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大成門から奎文閣へ、そして皇帝の道を引き返して大中門をくぐりるとその先に出入口の文廟門があります。

 

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出口付近には龍の形をしたトピアリー(樹木の造形物)もありました。

文廟からシクロでセントジョセフ教会に移動します。

 

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セントジョセフ教会。旧市街にある大聖堂でハノイ教会とも呼ばれ、ハノイのシンボルとして親しまれています。残念ながら昼休みの時間で閉まっていました。

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教会のそばにカフェがあります。カフェといっても、皆さん風呂イスのようなものに腰掛けています。チカちゃん、最初は躊躇していましたが、意を決して入ることに。

 

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チカちゃんが周りをキョロキョロ。皆さん、何か食べています。柿の種ならぬ、ひまわりの種です。お代は不要、食べ放題です。

 

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殻は床にポイ。特に美味しいというほどのものではありませんが、食べ始めると止まらなくなります。

 

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旧市街のチャンカム通りにあるマダムヒエンに来ました。フランス人シェフが開いた創作ベトナム料理のお店です。人気店ですが、遅めのランチだったので席がありました。

 

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外は暑いですが、テラス席に限ります。モザイク装飾の素敵なテーブルですね。

 

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ランチメニューをオーダー。

お椀にライスをよそってくれます。テーブルには具材が並んでいます。 

 

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これら具材をライスの上に載せれば出来上がり。

 

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デザートも付いています。雰囲気といい、味付けといい、これがベトナム! と思ってしまいます。

 

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食後は街の中心にある湖を散歩しながらホテルへ帰ります。

 

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ホアンキエム湖。周囲1.8kmほどの小さな湖ですが、湖畔は緑豊かで市民の憩いの場になっています。

 

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湖の中に島があります。この島のお寺に体長2mほどの大亀の剥製が展示されているそうです。

 

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島へは朱色の橋を渡って行くことが出来ます。

 

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夜のホアンキエム湖。先ほどの橋がライトアップされています。

 

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湖の近くに、観光客に人気のタンロン水上人形劇場があります。

何故かピカチューがうろちょろ。ここは素通りしてレストランへ。

 

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グリーンタンジェリンで夕食。タンロン人形劇場の近くにある、フランス料理とベトナム料理が融合された人気のレストランです。

 

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店内も洒落た造りになっています。

 

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フレンチコースとベトナミーズコースがありますが、ベトナム料理をチョイス。

 

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メインディッシュとデザート。フレンチ風の雰囲気で美味しく頂きました。

 

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食後は旧市街の通りに沿ってライトアップされたナイトマーケットをぶらつきます。屋台やテラス席で家族や友人と、食事やお酒を楽しんでいます。

 

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ホテル前も華やか。  

明日はハロン湾クルーズで、早朝にホテルを出発します。

 

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現地ツアーに参加し、ハロン湾までバスで行きます。港まで約160kmで4時間ほど。現在は高速が開通し便利になっているようです。

 

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ハロン湾には大小3000もの島々や奇岩があります。水面に浮かんで見える島々の景観は水墨画のように幻想的で、「海の桂林」とも呼ばれています。1994年に世界自然遺産に登録されました。

  

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途中、ドライブインのような土産物店で休憩。ここには工房もあり、多くの女性が工芸品の刺繍絵を作っていました。絵画と見間違えるほど精緻に出来ています。

 

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 ハロン湾クルーズの拠点となる港に到着。人気の観光地だけに多くの人で溢れています。

 

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船乗り場に移動中、港内に水上人形劇場がありました。こちらは劇場そのものが水上にあります。

 

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 クルーズ船に搭乗。乗船後、ハロン湾名物のシーフードランチとなります。

 

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 テーブル席でのビュフェスタイル。種類も量も豊富、味も申し分ありません。

 

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 メインは大きな鯛の姿蒸し。誰が最初に手を出すのか躊躇していると、同じツアーの女性が取り分けてくれました。

 

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 食事が終わる頃には見学地点に到着。

 

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 島々や岩々が海面から突き出ています。

 

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 我々が訪れたのは DAU GO という島です。クルーズ船の出発港から3~4kmほどのところ、意外と近いですね。

ここでクルーズ船を降りて、DAU GO島の湾内や鍾乳洞を見学します。

 

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 島々に囲まれた湾の中に建物が浮かんでいます。水上に浮かぶ船着き場です。

 

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 船着き場に着くと、小舟が集まって来ました。

 

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ここで手漕ぎボートに乗り換えます。乗るのは船頭さんと私達5名。

 

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 ハロン湾の洞窟探検に出発!

 

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 白い岩肌の下に洞窟が見えます。

 

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 この洞窟の中に入って行きます。多くの小舟が列をなしています。

 

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 石灰岩の台地が長い時間をかけ、浸食されて出来た洞窟です。

 

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洞窟を抜けると、次の洞窟へと向かいます。

 

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 小舟の渋滞で、順番待ち。

 

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 石灰岩はサンゴや貝殻など、生物の死骸が海底に堆積して出来たものです。

 

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それが隆起し、さらに浸食を繰り返してこのような景観が生まれました。

 

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 くぐり抜けると、別の洞窟を目指します。

 

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カモが列をなして移動しているようです。

 

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 洞窟を抜けたところでツアー仲間と記念撮影。

ところで、チカちゃんの後ろの女性から「もう一度行きたい国は?」と尋ねられ、「スリランカ」と答えると、驚きながら「私も。この前行ってきたところ、最高!」と返してきたのです。

これが私を42年ぶりのスリランカへと誘い、備忘録としてこのブログを始めるきっかけとなるのです。

 

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 白い岩肌のトンネルをくぐります。

 

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 ハロンとは、ハが降りる、ロンが龍、つまり龍が降りるという意味です。その昔、中国が侵略して来た時、龍が舞い降り、口から真珠を吹き出して中国軍を撃退しました。その真珠がハロン湾の島々に姿を変えた、という言い伝えです。

 

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 船着き場に戻って来ました。

 

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 船着き場の近くには、海の守り神でしょうか、祠(ほこら)のようなものもありました。

 

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 ここでクルーズ船に乗り換え、次の目的地に向かいます。

 

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 湾の中にポツンと小さな島が浮かんでいます。

 

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香炉のような形をしているところから香炉島と呼ばれ、ベトナム紙幣の図柄にもなっている有名な島です。

 

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 DAU GO島の北側にあるティエンクン鍾乳洞に移動します。

 

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船を降りて、遊歩道を道なりに進みます。

 

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鍾乳洞の見学コース。一本道です。
 

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天空という名の美しい鍾乳洞ですが、その中でも「妖精の乳房」と称される鍾乳石が大人気。

 

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 洞窟に入って行きます。

 

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 洞窟内はライトアップされていて、とてもカラフル。

 

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 上の穴から光が差し込んでいます。

この穴に出入りしている猿を見て、この鍾乳洞が発見されたそうです。

 

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 形や色も様々です。まるで彫刻のよう! 

 

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 これらの鍾乳石は70万年前から1万年前にかけて形成されたものです。

 

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 「妖精の乳房」です。上から見ると乳白色。

実は多くの人がこの乳房、ではなく鍾乳石に触っていました。いいのかな?

 

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 鍾乳洞から出ると、湾内にクルーズ船が待機しているのが見えます。

 

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 遊歩道を下りて行きます。

 

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 途中にあった看板の写真から。

エメラルドグリーンの海に浮かぶ島々、これが ”海の桂林” とも呼ばれる所以ですね。

 

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 鍾乳洞は3000平方mほどでそれほど大きくはありませんが、鍾乳石の形や色が多彩で美しく見応え十分でした。

 

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  クルーズ船に乗ってDAU GO島を後にします。

 

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 そろそろ日の入り。ハノイまで4時間ほど、残念ですがサンセットを楽しむ余裕はありません。

 

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 港に到着。ここからバスでハノイに帰ります。

 

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 バスの中からのサンセット。

 

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 9時過ぎにハノイに到着。夕食は旧市街にあるBLACK JACK’Sで。

 

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 ステーキやバーガー、ピザなどがあり、アメリカン風のレストランです。

 

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メキシカンもありました。タコスをオーダー、ビールに合いますね。

 

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食後は、ナイトマーケットをぶらつきながらホテルへ。サタデーナイトだけあって、どの通りも賑わっています。

 

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 家族で楽しんでいます。

 

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 若さでみなぎっている、そんなパワーを感じます。

 

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今回の旅の最終日。ホテル周辺の旧市街を散策しながら、庶民の生活を垣間見たいと思います。

 

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 自転車の荷台に籠を乗せ、花や果物を売り歩いています。

 

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 旧市街の北にあるドンスアン市場に向かいます。

 

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 ドンスアン市場、ハノイ最大級の屋内型の市場です。

 

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 所狭しと店が並び、路地には屋台が連なっています。

 

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ドンスアン市場から南のホアンキエム湖まで数多くの土産物店があります。

途中のレストランで昼食を取ることに。

 

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 MADAM TRAN レストラン。ベトナム料理で人気のお店です。

 

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「東南アジアではベトナム料理が一番」と知人が言っていました。パクチー嫌いの私はあり得ないと思っていましたが、来てみると、知人の言っていた通りだと実感させられました。

 

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 レストランの近くに、DORA NINJA というどら焼きのお店がありました。日本語とベトナム語と英語の説明書きが張られています。

 

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 格式のありそうな建物、キムガン亭です。ハノイ旧市街は “ハノイ36通り” とも呼ばれ、36種の職人さんからなる街という意味があります。この街の守護神を祀っているのがこのキムガン亭です。

 

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 中に入ると、立派な祭壇があります。

 

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 私達のホテルの斜め前に、”マーマイの家” という人気の観光施設があります。

 

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19世紀後半に建てられた商人の家で、入り口は狭く奥に長いベトナムの伝統的な木造家屋です。1階の奥に居間や台所があります。

 

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 2階の寝室には豪華な木彫りのダブルベッドが置かれています。

 

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 ベトナム最後の夜はホテルのレストランで。

 

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 コースメニューでベトナムとフレンチを合わせたハイブリッドのような料理です。

 

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 どれも洗練されたお味です。フランス統治下におけるフランス人の食へのこだわりを感じます。

 

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 食後酒にウェイターが火をかざしています。

 

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 炎が! 一瞬の出来事でした。

 

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食後の散歩。

 

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 日曜の夜でナイトマーケットも盛況です。

 

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 名残は尽きませんが、明日帰国します。

 

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 ビュフェスタイルの朝食。

 

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 12日間の日程でタイからカンボジアそしてベトナムを巡り、これから日本へ帰ります。

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ハノイノイバイ国際空港

 

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羽田まで4時間30分のフライトです。

一柱寺にお祈りしたおかげでしょうか、この旅の翌年、孫が誕生。暫らく旅を見合わせていましたが、リタイヤ後の旅第7弾として身近な国である台湾を訪れます。






































































































 

 








 


 

カンボジア王国 : アンコールワット遺跡群

タイの首都バンコクの次は東南アジア屈指の観光地アンコールワット遺跡を訪ねます。

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カンボジアは第二次大戦後1953年にフランスから独立しましたが、1970年頃から1991年まで内戦が続きました。特に、1975年に樹立されたポル・ポト政権下で大量の虐殺が行われ、亡くなった国民は100万人とも200万人とも言われています。現在でも経済的に混迷を極め、2019年の一人当たり名目GDPは1620米ドルで、日本の25分の1にしか過ぎません。

 

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 アンコールワットカンボジアの首都プノンペンから北西へ約300kmに位置するシェムリアップにあります。  

日本からの直行便はありません。バンコクから移動し、3泊4日の予定で過ごします。

 

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 シェムリアップ。人口14万人ほどの小さな町ですが、北に世界遺産アンコールワット、南に東南アジア最大の湖・トンレサップ湖を有する観光の街です。

 

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 街の中心にはレストランなどが連なるパブストリートやオールドマーケットという大きな市場があり、多くの観光客で賑わっています。私達のホテルから2~3分のところです。

 

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バンコク午前10時発のフライトで、チャオプラヤ川を眼下に眺めながら、カンボジアシェムリアップに向かいます。

 

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 午前11時にシェムリアップ空港に到着。バンコクとの時差はありません。日本は12時、1時間差です。

 

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 クメールマンションブティックホテル。空港からタクシーで10分ほど。小さなホテルですが、繁華街にも近く、緑に囲まれた素敵なホテルです。

 

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 ウェルカムドリンクのおもてなし。タロイモチップとミニケーキも付いています。

 

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部屋は4階、最上階の角部屋で眺めも最高。半年以上前に予約したこともあり、一番いい部屋をあてがってくれたようです。

 

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 しかし問題が。エレベーターが改修工事のため使えません。足腰に難を抱えているため、2階の部屋に替えて頂くことにしました。

 

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 落ち着いたところで、先ずは現地視察。シェムリアップの繁華街パブストリートにはレストランやパブ、屋台などが並んでいます。

 

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 早速カフェでビール。暑いですからね。

 

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 路地裏にもお店があります。バイクで引っ張るトゥクトゥク、屋台風で雰囲気があります。

 

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 ホテルに帰って、2階の部屋に移動。荷物はスタッフが運んでくれていました。その後、プールサイドでのんびり。

 

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 夕食はカフェ・モイモイです。ホテルからアンコールワットの方向へ4kmほどのところにあります。日本人女性とカンボジア人の夫妻が経営するカフェレストランです。

 

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アラカルトもありますが、セットメニューからチョイスします。

 

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カンボジアの家庭料理が日本食風にアレンジされています。

 

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食事が終わったころ、オーナーの小出陽子さんと旦那さまがテーブルにやって来られました。

 

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 小出さんはカンボジアで農民の自立や生活向上、アンコールの遺跡発掘・修復への支援、バイヨン中学校の教育支援など多岐に渡って活動されているとのことです。

 

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 お店では、地域の方が作られた工芸品を販売しています。私たちもお箸をペアで購入。  モイモイMoiMoiはクメール語で「ゆっくりゆっくり」という意味だそうです。そのような雰囲気を感じさせてくれるお店でした。

 

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 ホテルに帰ると、入り口の通路にはイルミネーションが。もうすぐクリスマスです。

 

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 ところで、チェックイン時「ニューハーフショーで夜の8:30~10:00まで大音量の音楽が聞こえてくる」との説明がありましたが、真夜中の12時を過ぎても収まる気配がありません。街中に響き渡る音源を探し求めて夜道を200mほど行くと、そこはホテルの真裏、しかも壁を隔てて私たちの部屋の真ん前のようです。

 

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 ニューハーフショーの真っ最中。舞台の前にはマッサージ用ベッドが並んでいますが、お客は誰もいません。ホテルに帰り、スタッフに翌日から部屋を替えてもらうようお願いして、轟音の中を寝ることに。

 

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 睡眠不足ですが、気持ちのいい朝です。

 

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 朝食は9種類のメニューから選べます。

 

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 私はクメールのお粥。スパイスでピリッとしますが、さっぱりしていて優しい味です。どのメニューもフレッシュフルーツが付いています。

 

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 今日は日本語の現地ツアーに参加してアンコールワット遺跡群を訪れます。

先ずはバルーンに乗って上空からの眺めを楽しみます。オプションで、参加するのは2組4名のみ。乗らない人は地上で待機です。

 

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 ヘリュームガスタイプのバルーン。定員は20名。4名だけなので自由に動けます。

 

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 地上とはケーブルで繋がっています。熱気球のように空中遊覧は出来ませんが、安全そのもの。真っ直ぐ上に上昇して行きます。

 

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 地上が徐々に小さくなって行きます。上空約120m、最高地点です。

 

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我々が乗るバスケットはドーナツ状で、移動すれば360度のパノラマビューが楽しめます。一面ジャングルの大平原、どこまでもまっ平。

 

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 ジャングルの中に建物が見えます。アンコールワットのようです。

 

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10分ほどのバルーン体験でした。最後は地上と合体。

 

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 アンコール遺跡群 : アンコール・ワット、アンコール・トム、タ・ブロームなど、9~15世紀に東南アジアで栄えたクメール王朝の遺跡が世界遺産に登録されています。

 

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 遺跡巡りは、アンコール・トムの南大門からスタート。

門前で待ち構えている象さんに乗って周辺を観光することも出来ます。

 

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 アンコールとは「都市」、トムは「大きい」を意味し、「大きな都」がアンコール・トムです。クメール王朝最盛期の12世紀後半に構築された、3km四方もの城壁に囲まれた大きな城塞都市です。

 

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 お濠を渡る参道の両側には54体の像が前向きに並んでいます。その先頭に大蛇の像ナーガがいます。

 

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 阿修羅像や神々の像が大蛇の胴体を引っ張っています。 ヒンドゥー教の乳海攪拌という天地創造の神話で、蛇神ナーガの胴体を引っ張って海を攪拌している場面です。

 

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 アンコール・トム遺跡の入口となる南大門。門の上部に大きな顔が彫られています。観音菩薩の四面像で、顔の大きさは3mほどもあります。

 

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 門をくぐると、アンコール・トムの中心にあるバイヨン寺院が見えて来ました。大きな祠堂の周りには16の四面仏塔が建っています。

 

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寺院への入り口。その柱には精緻なレリーフが刻まれています。

 

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 仏塔の四面に仏様の顔が彫られています。お坊さんも記念撮影。

 

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 「カンボジアの微笑み」と称されるバイヨンを代表する四面仏です。

 

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チカちゃんが何か見つめています。仏様とKiss、ガイドさんの得意技のようです。

 

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 レリーフも見逃せません。なまめかしいですね。

 

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 優しいお顔のお坊様。

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 バイヨン寺院を後にしかけたところで、ガイドさんからリクエスト。

 

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 なんでジャンプをするのか分かりませんが、とにかく言われるままに。

 

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 バイヨン寺院からバプーオン寺院を経て象のテラスへ向かいます。

 

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 バプーオン寺院への参道。200mほどの参道は円形の柱で支えられています。   またまたガイドさんの計らいで、参道に潜って記念撮影。こんなことをやっているのは我々のグループだけ。おかげで参道の素晴らしさがよく分かりました。

 

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 バプーオン寺院。11世紀に建築されたピラミッド型をしたヒンドゥー教の寺院です。

 

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 バプーオン寺院を素通りして、象のテラスに向かって進みます。テラスの長さは300m以上にも及びます。

 

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 象のテラス。12世紀に建造されたそうです。

 

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象が鼻先で持っているのは蓮の花や食べ物。

 

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 壁にも繊細で美しいレリーフが施されています。

 

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 このテラスの前で兵士を乗せた象軍団が整列し、王様や王族による閲兵式や凱旋パレードが行われたそうです。

 

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 象のテラスの隣りにライ王の像があります。らい病にかかった王様です。この像はレプリカで本物は国立博物館にあります。

 

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 土産物屋さんで休憩。ココナッツジュースを頂きます。

 

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 次はアンコール・トムの東側に位置するタ・ブローム寺院。東西1km、南北600mの広大な敷地の中にあります。案内順路に従って見学して行きます。

 

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 タ・ブロームは12世紀末に仏教寺院として建てられ、その後ヒンドゥー教寺院に改宗されました。周壁に囲まれた境内に入ると遺跡の壁石や石柱などが至る所にゴロゴロしています。

 

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 最初に目にするのは、人が包み込まれるほどの巨木。

 

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 こちらでは巨木が石塀に馬乗り状態。

 

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 建物の上にも! 至る所で建物や塀がガジュマロのような巨木によって浸食されています。

 

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最初は戦争によるものかと思ったのですが、自然の力だったとは! 壁石のレリーフも修復を願っているかのようです。

 

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修復計画もあるとのことですが、自然の凄まじさが遺跡の人気でもあり、あえてこのまま保存する方針だそうです。

 

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 樹齢300年の巨木も今なお成長を続けています。このままでは人気の遺跡そのものがなくなってしまいかねません。矛盾を抱えた遺跡ですね。

 

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 根っこの中に何かあります。仏像です。タイのアユタヤ遺跡で見た菩提樹の木の根に包み込まれた仏像の頭部と同じ状況ですね。

 

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 巨大な根っこ。まだ食べ尽くし切れていないとでも言いたそうなタ・ブローム寺院でした。

 

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ヤマト・ゲストハウスで昼食。レストランを兼ねて民宿を営んでいます。       昼食後は、今回の旅のハイライト、アンコール・ワット遺跡の見学です。

 

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アンコール・トムは「大きな都」という意味でしたが、アンコール・ワットは「都の寺」、つまり大きな都にあるお寺だということですね。幅200mほどの大きな濠が境内の周囲を取り囲んでいます。

 

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お濠の中の参道を西門へと渡ります。この参道の修復に上智大学プロジェクトチームが関わったことが書かれています。

 

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西門から境内に入ると、アンコール・ワット寺院へ600mほどの参道が続いています。

 

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アンコール・ワット寺院。入り口周辺は観光客で溢れています。

 

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 参道の途中で庭園に入ると、「逆さアンコールワット」として人気の撮影スポットがあります。 左の写真は上下逆で、右が本来の姿です。

 

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 チカちゃんがアンコール・ワットを持ち上げています。手の位置もピッタリ、撮影はガイドさん。

 

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 参道の両側にはヒンドゥー教の乳海攪拌という天地創造の神話に出てくる蛇神ナーガがいます。

 

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 入り口の近くに東西・南北の回廊が交わる「十字回廊」があります。        またまたガイドさんの提案で、十字回廊の天井を中心にして4人が東西南北に並んで撮影することに。かなり高度な技だと思うのですが、いともあっさりパチリ。

 

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 内戦によるものか、こちらの仏像には頭部がありません。

 

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 柱に落書きがあります。江戸時代の武士 森本右近大夫によるものです。1633年に第1次鎖国令が発令されますが、それ以前は朱印船貿易によって東南アジアの各地に多くの日本人が住み付いていました。十字回廊にあるこの落書きは1632年になされたもので、彼は鎖国令直前に帰国しています。

 

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アンコール・ワットは3層構造で、最上部の第3回廊に5つの祠堂があります。

 

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 第2回廊に長蛇の列!

 

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第3回廊への石段。人数制限をしながら入れています。

 

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 急な階段を上って第3回廊へ。

 

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 第3回廊は田の字をした方形で4隅に祠堂があり、真ん中に中央祠堂があります。

 

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 回廊の中を歩いていると、

 

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 涅槃仏が祀られていました。

 

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 ジャングルの中のバルーン。今朝、私達が体験したものです。

 

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 手前が第2回廊の建物、その向こうが第1回廊です。

 

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 向こうに西門と参道が見えます。

 

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 こちらが中央祠堂。地上からの高さ65mです。

 

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 石段を下りて、第2回廊から第1回廊へ向かいます。

 

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 第1回廊は東西215m、南北180mの長さがあります。

 

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 回廊の壁には、古代インドの叙事詩ラーマーヤナ」や「マハーバーラタ」、「天国と地獄」、「神々と阿修羅の戦い」といった物語が描かれたレリーフが残っています。

 

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 その中で最も有名なのが「乳海攪拌」のレリーフです。  争いを繰り広げていた阿修羅と神々が戦いを中断し、協力して大蛇(蛇神ナーガ)の胴体を振り回して海をかき混ぜます。すると海は乳海となり、更に攪拌すると水の中から太陽や月、動物などあらゆるものが生まれる、というヒンドゥー教天地創造の神話が描かれています。

 

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 こちらは猿の将軍ハマーン。アジア各地でよく目にします。

 

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 日の入りが近づいて来ましたが、生憎と西の空は曇りがち。

 

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夕暮れ迫る逆さアンコール・ワット

 

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 残念ですが夕陽に映えるアンコール・ワットは諦めて、アブサラダンスショーの会場へ移動します。

 

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クーレン2レストランでアブサラダンスを鑑賞しながらビュフェスタイルのディナーを頂きます。

 

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ビュッフェにはクメール料理をはじめとして世界各国の料理が並んでいます。

 

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大きな会場で団体客がほとんど。私たちの席は残念ながら後ろの方です。

 

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 ステージ中央にはバイヨン寺院で見た四面仏が微笑んでいます。ショーは「天女の舞い」といわれる宮廷舞踊で、煌びやかな衣装をまとった踊り子が打楽器の音色に合わせて優美に舞います。

 

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 ホテルへ帰ると、部屋が1階のプールサイドに変わっていました。ニューハーフショーのすさまじい音楽は相変わらずでしたが、部屋に入ると何とか我慢出来ます。  

 

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翌朝。ロビーにきれいな花、何の花でしょう。

 

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 スタッフによると、ニューハーフショー側と話し合いの結果10時には終わるとのこと。実際は11時ごろまで行われていましたが、仕方ないでしょう。なんといっても、あの大音量はシェムリアップの夜を大いに盛り上げていますから。

 

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 本日も現地ツアーに参加してペンメリア寺院とトレンサップ湖を訪れます。

 

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 ペンメリアに到着。シェムリアップから東方面へ約60kmのところにあります。ペンメリア寺院訪問前に、10分ほど民家を見学します。 

 

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 伝統的な高床式の家です。暑いですからね。それに、蛇など野生動物の侵入を防ぐことも出来ます。機械化された裕福な農家も見受けられます。

 

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多くの農家はまだまだ貧しそうです。牛もガリガリ。 

 

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 カンボジアの発展を妨げているのは内戦時代にバラまかれた地雷です。今なお数百万個の地雷が全土に埋まっていて、毎年多くの犠牲者が出ています。ドイツの支援による地雷除去の看板がありました。2003年に始まり、今も継続中とあります。

 

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 子供たちの教育も満足に行き届きません。給与が安いため先生のなり手がなく、海外からの支援に頼るしかないそうです。カフェ・モイモイの小出陽子さんのように。

 

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 田舎のコンビニ。

 

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 ペンメリア寺院へ向かいます。ペンメリア寺院はアンコール遺跡群のひとつとして世界遺産に登録されています。

 

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 いきなり瓦礫の山が目に飛び込んできました。

 

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 崩壊したままで、遺跡の石が雑然と積まれています。地雷の撤去作業が継続中でもあり、アンコール・ワットのように修復が進んでいません。

 

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木やツタが絡み付き、今もなお浸食が進んでいます。

 

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廃墟と化したまま、時が止まってしまったかのようです。

 

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 自然のまま残すか、修復するか、タ・ブローム寺院と同じように悩ましいようです。

 

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 板張りの通路に沿って見学します。

 

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 密林の中で木の根に飲み込まれた遺跡です。

 

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天空の城ラピュタのモデルになったと言われるペンメリア寺院。

 

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崩壊した石の上に佇む寺院とその寺院を包み込む樹木がラピュタの城を彷彿とさせます。

 

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一度シェムリアップに帰り、昼食後、トンレサップ湖に行きます。途中で、露店を見つけました。

 

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竹筒に豆ごはんを入れて焼いています。もち米、黒豆、ココナッツミルク、そして塩と砂糖で味付けして焼いた赤飯です。おやつ代わりに最高!

 

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トンレサップ湖シェムリアップから南へ10kmほどのところにある東南アジア最大級の湖です。

 

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トンレサップ湖クルーズに出発。湖というよりは海のような感じです。

 

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 水に浮かぶレストランやマーケットがあります。

 

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トンレサップ湖は乾季と雨季で湖の大きさが変わります。乾季は東京都ほどですが、雨季になると日本で2位の面積を有する岩手県よりも大きい湖になるそうです。

 

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湖が季節によって大きく姿を変えるため、湖畔に住居を構えることが出来ず、人々は湖上で生活するようになりました。

 

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 水上の家々を回って生活品を売っている移動売店ボートもあります。

 

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 教会が見えます。他にも学校や病院、スーパーマーケットなどもあります。

 

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 トンレサップ湖には2万戸以上の水上家屋があるそうです。

 

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 湖の中に大きな建物が浮いています。展望台やレストランなどがあり、まるで湖上のオアシスです。

 

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 更に沖へ出ます。海の真っただ中にいるよう! 地平線も丸みを帯びて見えます。

 

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 先ほどの湖上のオアシスに戻って来ました。大きな筏に載せた建物をいくつも繋ぎ合わせて出来ています。

 

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展望台。下では子供を乗せた小舟を器用に操っています。それにしても水が濁っています。

 

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 夕方5時頃で、夕陽を鑑賞するため多くの観光船が来ています。水上タクシーもいます。

 

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 展望台から見る湖上の集落。

 

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 こちらにも教会が。トンレサップ湖にはクメール人ベトナム人など多種多様な人々が生活しています。クリスチャンも多いようです。 

 

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ワニもいました。食用やワニ革製品用として養殖されています。この湖にもワニがうじゃうじゃいるのでしょうね。

 

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 湖に赤く染まる夕陽が人気のトンレサップ湖。まもなくですが、港に引き返します。

 

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 子供たちがいます。水上の学校ですね。壁に貧しい人たちへの支援を募る幕が張られています。 

 

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 トンレサップ湖の日の入りですが、あいにくの曇りでした。

 

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ホテルの近くに日本食居酒屋がありました。お座敷風ですが、道路から丸見え。

 

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 日本料理や、カンボジア、韓国、中国、イタリア、タイなどの多国籍居酒屋です。ビールのお値段はジョッキで1米ドル、100円ほどです。

 

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餃子2ドル、たこ焼き2.25ドル。焼きそばやラーメンもありましたが、席を替えてパブストリートに行くことに。

 

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 パブストリート。世界各地からの観光客で賑わっています。

 

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100mほどのこの通りにパブやバー、レストランが建ち並んでいます。

 

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 こちらのビールは0.5米ドル。50円とは、ビール天国です。参考までにマッサージも1時間5ドルという格安のお店があちこちにあります。

 

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 こちらはナイトマーケット。パブストリート周辺に5つほどのナイトマーケットがあり、土産物などを売っているお店が通りにズラリと並んでいます。ほろ酔い気分でブラブラしながらシェムリアップの夜を楽しみます。

 

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 カンボジア最後の朝です。

 

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 ニューハーフショー問題はありましたが、心温まるおもてなしで居心地の良いホテルでした。

 

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 朝食はいつも通りクメールお粥とアメリカンブレックファースト。

 

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食後はベランダでパパイヤのデザート。昨日、市場で買って来ました。

 

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 ホテルの前のドクターフィッシュによるマッサージ。時間無制限とはいえ2ドルとは、ちょっとお高目!

 

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 土産物を探しにオールドマーケットへ。その前にパブストリート周辺でランチ。

 

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パブストリート近くのオールドマーケット。大きな建物の中に小さなお店が所狭しと並んでいます。日用品から、生鮮食品や衣料、バッグ、貴金属と何でも揃っています。スパイスを探していると、日本では貴重な赤胡椒を見つけました。

 

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 チェックアウト。マンゴージュースとパイナップルジュースで最後のおもてなし。

 

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ところで気になっていたことがあります。この花な~に? 

 

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 するとスタッフが白い蓮の花を持って来ました。そして花びらを広げて折り始めました。

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 折り紙ならぬ、折り花。綺麗な花に大変身。

 

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 いろいろトラブルもありましたが、スタッフの心遣いに楽しく過ごすことが出来ました。

 

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カンボジアを後にして次の訪問地ベトナムハノイに向かいます。

 

































































































 

タイ王国 : 天使の都バンコク

 リタイヤ後の旅第6弾はタイの首都バンコクカンボジアの観光都シェムリアップ、そしてベトナムの首都ハノイです。

2016年12月、12日間の日程で3地域を巡ります。

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最初の訪問地はタイの首都バンコクで、4泊の予定です。

羽田から約7時間のフライト、真夜中に飛び立ち、早朝に到着します。時差は2時間、日本が進んでいます。

 

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 タイの人口は6600万人でそのうち仏教徒は94%、まさしく仏教王国と呼ぶにふさわしい国です。

その首都バンコクではエメラルド仏陀で知られるワット・プラケオなどの三大仏教寺院や周辺の観光地を訪れます。

 

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 イーストングランドホテル・サトーン。高級ホテルですが、バンコク中心地から少し離れていることもあり格安で利用できます。しかもBTS(スカイトレイン)スラサック駅のホームに直結していてとても便利です。

 

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 早朝のチェックインでしたが、それほど待つことなく部屋を準備してくれました。

 

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 ホテルの部屋から見えるバンコクの高層ビル群。

 

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 スカイトレインでサイアムスクエアに行きます。日本でいえば渋谷や原宿のようなファッションの街です。

 

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 とりあえず昼食。適当な場所を探します。

 

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 おいしそう!

 

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バンコク名物の渋滞。バイクも多いですね。

 

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 通りをぶらついた後、サイアムセンターにやって来ました。 

サイアムセンターはサイアム・ディスカバリーと繋がっていて、2棟で巨大なショッピングモールを形成しています。

 

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お洒落で、東南アジアのイメージではありません。こちらがお上りさんのよう!

 

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 こじゃれたカフェで一休み。タイで有名なファッションブランドが運営するグレイハウンドカフェです。

  

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 サイアム・ディスカバリーの6階でハリウッドの大スター、トム・クルーズとバッタリ。チカちゃんとツーショット。ヤッターと思いきや、マダムタッソウでした。

 

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 夕食はホテルのレストランで。

 

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 14階のレストランの屋外にはインフィニティプールがあります。

 

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 プールサイドで食後のひと時。

 

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朝食はビュッフェスタイル。私はお腹にやさしいお粥、チカちゃんはクロワッサン。

 

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 今日はバンコク市内の寺院巡り。

ホテルからスカイトレインで隣駅のサパーンタクシンへ行き、高架下の船着場から水上バスに乗ります。

 

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渋滞だらけのバンコクでは水上バスが便利。

 

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バンコクの中央を流れるチャオプラヤ川。流域にワットプラケオやワットポー、ワットアルンといった三大寺院やショッピングで人気のカオサン通りがあります。

 

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 20分ほどでワットアルンに着きました。正面に見えているのが高さ75mの大仏塔。

 

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 ワットアルンはアユタヤ王朝の時代(1351年〜1767年)に建てられ、19世紀前半に仏塔が造られました。”暁の寺” という意味を持つワットアルンは、三島由紀夫の小説「豊饒の海」の第三巻「暁の寺」の舞台になったことでも知られています。

その小説の中で、「そもそもバンコックの名は、アユタヤ王朝時代、ここに橄欖樹が多かったところから、バーン(町)コーク(橄欖)と名附けられたのにはじまるが、古名は又、天使都(クルン・テープ)と謂った」とあります。バンコクは「天使の都」だったのですね。  (注)橄欖樹;カンラン、オリーブに似ていることからオリーブの誤称として使われることもある。

 

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 ワットアルンのシンボルである仏塔は、高さ75mの大仏塔とその周りに4基の小仏塔があります。こちらは小仏塔。

 

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 カラフルなモザイク。仏塔を両手で支えている像、バリ島で見たケチャックダンスに出てくる猿の大将ハマーンにどことなく似ています。

 

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 それもそのはず、ワットアルンはヒンドゥー教の影響を色濃く受けた仏教寺院で、塔の周りにはガルーダや猿など「ラーマキエン物語」の場面が描かれています。古代インドの大叙事詩ラーマーヤナ」のタイ版です。

 

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 大仏塔は2013年から修復中で上れませんでした。

 

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 バンコクの暑い日差しを受けてタイルが眩しく照り輝いています。

 

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 民族衣装をまとった人たちが記念撮影をしていました。

 

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本堂への入り口で番をする青鬼と白鬼。

 

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本堂。ラーマ2世の菩提寺です。

 

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 本堂の回廊には120体の仏像が並んでいます。

  

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 ご本尊の台座の下にラーマ2世の遺骨が納められています。

 

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 貸衣装屋さんがありました。

 

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 タイの民族衣装とアクセサリーを付けて記念撮影。

 

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 先ほど記念撮影をしていたグループの民族衣装は略式のものです。こちらはフォーマルな衣装。

 

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店員さんがポーズの取り方を教えてくれます。

 

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 ワットアルンの次は、チャオプラヤ川の対岸にあるワットポーに船で渡ります。

 

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ワットポーは18世紀後半にラマ1世によって建てられた古い歴史を持つ寺院です。

 

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 ワットポー最大の見どころはお釈迦様の涅槃仏です。

 

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 先ずはお釈迦様のお顔を拝顔するところからスタート。

 

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 全長46m、高さ15m、全身金箔の涅槃像。金色の輝きは、人々を喜ばせ願いを叶えるという意味があるそうです。

 

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足の指先が揃っています。悟りを開いた仏陀が安らぎの境地に入っているところです。

 

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 長さ5m、幅1.5mの足の裏。偏平足ですが、悟りを開いた証だそうです。

 

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 足裏には仏教の世界観を表した108の絵図が描かれています。極めてありがたい足裏です。そのためかどうかは兎も角、ワットポーはタイ式マッサージの総本山としても知られています。

 

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 アルミ皿に小銭が入っています。20バーツを寄進すると頂けます。

 

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 足裏から背中側に回ると、108個の鉢が並んでいます。この鉢に小銭を入れると音が響き渡り、108の煩悩が消えていくそうです。ありがたや、ありがたや。

 

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 お釈迦様の後ろ姿。

 

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 後頭部が見えて来ました。

 

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 枕の装飾も繊細で優美。

 

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 石の上で休憩。後ろに変わった像があります。よく見ると、ヨガをしている行者の石像です。

 

 

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 境内には大きな仏塔が4基あります。ラーマ1世から4世まで歴代王の遺骨が納められています。

  

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装飾タイルで覆われた仏塔。

 

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 青色ベースの繊細でカラフルな模様です。

 

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 こちらは緑色のタイルがベース。色の違いによってどの王様の仏塔か分かるようになっています。ちなみに緑色の仏塔にはラーマ1世の遺骨が納められています。

 

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 本堂回廊の黄金の仏像。

 

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 敷地内でもタイ古式マッサージを受けられるそうですが、今回は諦めて、

 

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 トゥクトゥクカオサン通りに向かいます。

 

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 ショッピングやグルメを楽しむならカオサン通り、ということでやって来ました。

 

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 バックパッカーの聖地でもあり、手頃なお値段の商品を扱うお店が並んでいます。

 

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 若い人たちの街といった感じですね。

 

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 タクシーでホテルに帰って来ました。8kmほどの距離でしたが、渋滞だらけで1時間以上かかってしまいました。

 

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 夕食はホテル周辺の居酒屋風のお店を探します。

途中、おまわりさんかと思いきや、バイクタクシーでした。興味がありましたが、乗るだけの勇気はありません。

 

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 アラカルトで注文。

 

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 バンコクは昼も夜も渋滞!

 

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 バンコクから北へ80kmほどのところに古都アユタヤがあります。14世紀からアユタヤ王朝の首都として栄華を極めましたが、18世紀なるとビルマの侵攻によって400年余りの歴史に幕を閉じました。

1991年に世界文化遺産に登録されています。

 

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現地ツアーでアユタヤの世界遺産巡りと象乗り体験を楽しみます。

 

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早朝にホテルを出発。他の参加者をピックアップした後、アユタヤのワット・ヤイ・チャイ・モンコンに到着。

 

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 まずはワットヤイ本堂を参拝。みなさんお線香や花を供え、お祈りをしてます。

 

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 私たちも! その後、遺跡見学です。

 

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 ワット・ヤイ・チャイ・モンコンは、初代のアユタヤ王がセイロン(スリランカ)から帰国した修行僧たちの瞑想場として建立した寺院です。

 

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高さ72mの巨大な仏塔。16世紀末のビルマ軍との戦いで、アユタヤ王とビルマ(現ミャンマー)の王子が象に乗って一騎打ちをし、ビルマ軍に勝利したことを記念して建立されました。スリランカの釣鐘型の仏塔に似ていることからも、当時のセイロンの影響を受けていることが伺えます。

 

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仏塔に上って行くことも出来ますが、時間の関係もあり下から見上げるだけ。上部回廊には白い仏像が並んでいるそうです。

 

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 巨大仏塔に加え、もう一つの見どころはお釈迦様の白い涅槃仏。やまぶき色の袈裟が仏像の白に映えています。

 

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 全長は30mくらい。ワットポーの涅槃仏よりやや小さめです。足の裏にコインを貼り付け願い事をすると叶うといわれています。

 

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 漆喰の仏像。金ぴかもいいけれど、漆喰の白さが何とも言えない穏やかさを感じさせてくれます。

 

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こちらはワット・マハタート遺跡。先ほどのワット・ヤイ・チャイ・モンコンから4kmほどのところにあります。

 

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 ワット・マハタート寺院は14世紀後半に建立されましたが、18世紀のビルマ軍侵攻によって壊滅的な打撃を受けました。

 

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 マハタートの最大の見どころは、菩提樹の木の根に包み込まれた仏像の頭部です。

 

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 ビルマ軍によって切り取られた頭部を、木の根が優しく包み込み250年もの歳月を守り通して来ました。

 

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 注意書きには「頭部より上に立たないよに」とあります。?、ガイドさんによると、写真を撮る際には仏頭より高くならないように注意しましょう、とのこと。仏像に敬意を払うためです。

 

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 ということで、ガイドさんに撮っていただきました。

 

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 当時、黄金の仏塔とその周囲に仏堂などがあったそうです。

 

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アユタヤ王朝はビルマ軍の徹底的な破壊攻撃によって廃墟と化してしまいました。

 

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 修復された仏像。よく見ると、痛々しいほどに破壊されていたことが伺えます。

 

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 こちらには頭部のない仏像が無残な姿でずらりと並んでいます。

 

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 当時、仏像の頭部には金箔が貼られていたそうです。その頭部をビルマ軍がことごとく持ち帰ってしまいました。

 

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 ”仏頭や 兵どもが 夢の跡” でした。

 

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 アユタヤ・エレファント・キャンプにやって来ました。先ほどの遺跡の近くにあります。

 

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 お楽しみの象乗り体験。

 

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 二人乗りのベンチのような椅子が象の背に取り付けられています。

 

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 象の背の高さは2m50cmくらいでしょうか。それに椅子が乗っかっているので、かなりの高さに感じます。チカちゃんも恐る恐る象車。

 

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 出発。のっしのっしと歩むたびに結構揺れます。乗り心地はよくありませんが、それがかえって象に乗っているという実感を与えてくれます。

 

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 片道500m程の距離を往復します。

 

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車道も歩道もお構いなし。象優先道路ですね。

 

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大人も子供も楽しめます。

 

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 スタッフが撮影してくれました。もちろん有料です。

 

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10分足らずで帰り着きました。

 

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 事前にチケットを購入していますが、降りる際にチップ(20バーツ/約60円)を象さんに渡します。このチップが象と象使いの収入なので必ず渡すように、とガイドさんから説明がありました。中には興奮して忘れる人もいましたが。

 

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 その後、有料で小象さんと記念撮影。

 

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 こんなポーズまで。やってくれますよね。

 

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 象乗り体験の後は、ワット・プラ・シーサンペット遺跡を見学。

 

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 14世紀中頃にアユタヤ王朝の王宮がこの地に築かれました。その後400年余り栄華を極めましたが、18世紀のビルマ軍侵攻によってあらゆるものが破壊されたのです。

 

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 当時はこのような街並みでしたが、今は見る影もありません。

 

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現在では3人の王が眠る3基の仏塔が残るのみ。

 

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 スリランカ様式の釣鐘型の美しい仏塔です。

 

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 かなり風化していますが、当時は漆喰で塗り固められた白い仏塔だったようです。

 

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 ことごとく破壊された中で、何かを語り掛けようとしている、そんな「古都アユタヤ」でした。

 

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 バンコクに帰りインターコンチネンタルホテルで遅めの昼食を取り、そこでツアー終了。

 

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昼過ぎの暑い盛りですが、バンコク三大寺院の一つであるワット・プラケオを訪れます。

 

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 白い塀に囲まれたワット・プラケオが見えて来ました。

 

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 ワット・プラケオにはエメラルドグリーンの翡翠で出来た仏像が本堂に祀られています。このことからエメラルド寺院とも呼ばれています。

 

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タイでは去る10月にプミポン国王がご崩御され、国を挙げて喪に服しているところでした。そのためか本堂は閉ざされおり、エメラルドブッダを拝むことは叶いませんでした。

 

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 エメラルドブッダは紀元前にインドで作られ、スリランカなどを経て、18世紀後半にラオスからタイに持ち帰ったとされています。そしてエメラルドブッダを納めるために本堂が建立されました。

 

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 エメラルドブッダスリランカコロンボにあるガンガラーマ寺院で撮影したレプリカです。参考までに!

 

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本堂の隣にある鐘楼。

 

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 鐘楼の壁面にほどこされた精緻な装飾タイル。

 

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 プラサート・プラテープ・ビードン。内部は非公開です。こちらも装飾が見事ですね。

 

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こちらは仏教の経典が納められている建物プラ・モンドップ。

 

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 壁の緑と模様がエメラルドのようです。

 

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 黄金の仏塔、プラ・シー・ラタナ・チェディー。

 

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 スリランカ様式で、仏陀の遺骨が納められています。

 

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 王宮の入り口を守る鬼神のヤックと猿神のモック。

 

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 黄金の仏塔、プラ・スワナ・チェディー。

 

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 この仏塔を支えているのもヤックとモック。緑がヤック、白がモックです。

 

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 ポーズをまねて、パチリ。

 

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蛇神ナークが祀られているウィハーン・ヨート。ナークはヒンドゥー教の乳海攪拌という天地創造の神話に出てくる神様です。

 

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 金ぴかの像もあります。

 

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 顔はいかめしいですが、衣装はエメラルドやルビーをちりばめたかのようにゴージャス。

 

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 王室の守護寺院として建立されたワット・プラケオ。煌びやかで美しく、格式を感じさせる寺院でした。

 

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 ぶちゃいくで愛嬌たっぷり、ライオンですね。

 

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ブッサラカム・ロイヤル・タイ・レストラン。

国賓や著名人も訪れるタイ宮廷料理を代表するレストランです。

 

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 ホテルから近くの静かな通りにあるお洒落なレストランです。

 

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 ところが、宮廷料理は提供していないとのこと。残念ですが、セットメニューを注文することに。(国王の喪中期間中のためですね。旅の予約は国王が亡くなるずっと前でしたから、想定外でした)

 

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 セットメニューとはいえ、宮廷料理の雰囲気は楽しめます。

 

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 「美しく、香り高く、美味しい」が宮廷料理の基本だそうです。

 

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 どれも美味しくて洗練された味でした。

 

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 サワディカップ

 

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 本日はバンコクから南西70Kmほどのところにあるメークロン市場と水上マーケットを現地ツアーに参加して訪れます。

 

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早朝6時過ぎにホテルを出発して8時前にメークロン市場に到着。メークロン線の線路上にある市場です。

 

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 道路を挟んで反対側にメークロン駅があります。

 

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 メークロン駅は終着駅。その先にはタイランド湾に注ぐメークロン川があります。

 

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 列車の運行は1日4往復。列車の到着予定は8時30分。それまで周辺をぶらぶら。

 

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線路を挟むようにして品物が並べてあります。

 

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 ここでは魚、野菜、果物、日用品など生活に必要なあらゆるものが売られています。が、観光客向けの土産物屋さんは見当たりませんでした。

 

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市場の外に出ることに。 

 

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 路上の屋台で焼きバナナを売っていました。おいしそう! 

 

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 ココナッツジュースもあります。栄養満点、しかも安心です。

 

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 列車到着のアナウンスが流れると、店員さんが片づけ始めました。

 

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線路脇の商品を1mほど後ろにずらしています。あっという間。

 

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次はテントの折りたたみ。メークロンの別名はタラート・ロムフッブで、傘をたたむ市場という意味だそうです。

 

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 片づけが終わるや否や列車がやって来ました。

 

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観光客のみなさん、写真を撮るのに夢中です。

 

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 真横を通り過ぎて行きます。危険ですが、みんなへっちゃら。私たち観光客の方が危険ですね。

 

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 通り過ぎると同時に、再開準備に取り掛かっています。

 

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 あっという間に終了。片づけ始めてから、列車が過ぎ去り、再開完了まで4~5分ほどの出来事でした。

 

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 道路の遮断機も上がり、何事もなかったかように、普段の生活に戻りました。

 

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 ところが、駅構内は観光客でごった返しています。列車と記念撮影ですね。

 

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ココナッツの花。

メークロン市場の次はココナッツファームで見学を兼ねて休憩。

 

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 花の中にピンポン玉のように見えているのがココナッツの実になる部分です。

 

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 ココナッツの内部の白い果肉を削りココナッツミルクやココナッツ砂糖を作ります。

 

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 削り取った果肉を大きな釜戸でぐつぐつと煮込みます。

 

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キャラメル状になったものを乾燥させると、

 

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 おせんべいのようですが、ココナッツ砂糖の出来上がり。

 

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 こちらが試食用のココナッツ砂糖。甘くって、健康にもいいそうです。

 

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 メークロン市場から北へ15kmほどのところにダムヌンサドゥアック水上マーケットがあります。 

ボート乗り場で、大きな木彫りの象のお出迎え。

 

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モーター付きのボートに乗って運河巡りを楽しみながら水上マーケットに向かいます。

 

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 運河を張り巡らせることによって水上交通が発達し、街が発展しました。

 

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 運河沿いには高床式の家屋が並んでいます。

 

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真っ直ぐなところでは猛スピードで飛ばします。スリル満点!

 

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 ウェルカムの看板。ボート乗り場から20分程で水上マーケットに到着しました。

 

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 運河沿いにレストランや土産物店があります。

 

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ここで手漕ぎボートに乗り換え、買い物タイムです。

 

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漕ぎ手のおかあさん。

 

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まるでラッシュアワー。ボート同士がぶつかり合いながら進んで行きます。

 

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爆買いをしている観光客もいれば、楽しむだけの人も。

 

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お店の人はボートを掴んで引っ張り込んで来ます。

 

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 手漕ぎボートを降りて上陸。

 

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ガス器具をボートに載せて調理しています。ラーメン屋さんですね。果物屋さんのボートもあります。

 

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 高床式の土産物屋さんからの眺め。

 

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船着場は大渋滞。

 

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 ツアー仲間も帰って来ました。楽しかったようですね。

 

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 ガイドさんがドリアンのようなものを持ってきてくれました。ジャックフルーツだそうです。慣れるととても美味とのこと。

 

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バンコクに帰りツアー終了。その後の予定はありませんでしたが、どうしても行きたい場所がありました。

父が残した戦争体験記の中に「転属のため一人、インドネシアのスラバヤからシンガポールを経てマレー半島を汽車で縦断し、バンコクに着いた時に最初に目に飛び込んで来たのが丘の上に燦然と輝く”黄金の仏塔” だった」 とあります。これまでに訪れた三大寺院の中の一つだと思っていたのですが、しっくりしませんでした。

そこでもう一度調べてみるとそれらしきものがありました。何はともあれ、トゥクトゥクで行くことに。

 

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ゴールデン・マウントとあります。目的の場所で間違いなさそう。「金色の丘」とも称されるワット・サケット寺院です。

 

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 入り口になぜか「見ざる聞かざる言わざる」の三猿が。猿の下に「344の階段」と書かれています。344段も! この暑いのに、と躊躇しましたが、三猿が「何も考えないで上りなさい」とでも言っているようです。

 

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 さあ、上りましょう。

 

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頂上付近まで上ると、鐘が並んで吊るされています。

 

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大きなドラも! 突いてみると、重くて低い音が響き渡ります。

 

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そこから見上げると、白い壁の上にお堂が見えます。

 

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 更に階段を上ると、金色の屋根や柱で出来たお堂がありました。

 

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 靴を脱いでお堂に入ります。お堂の中の階段を上り、

 

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 屋上に出ると、そこにまさしく ”燦然と輝く黄金の仏塔” がありました。

 

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高さ80mの小高い丘の上にあり、回廊からは360度のパノラマビューが広がっています。

 

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 バンコクの三大寺院は観光客で溢れ返っていましたが、ここにはツアー客など見当たりません。穏やかな雰囲気の中に黄金の仏塔が佇み、下界の喧騒を見守っているかのようです。

三島由紀夫もここに立ち、天使都(クルン・テープ)に思いをはせたのではないでしょうか。

 

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 下りていく途中にも、釣鐘があります。鐘を突きながら煩悩を払って下りて行きます。

 

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 黄金の丘の模型もありました。

 

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バンコク最後の夜はチャオプラヤー川のリバーサイドにあるナイトマーケット ”アジアティーク・ザ・リバー・フロント” に行きます。営業時間は17時~24時。

 

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 ホテルの隣り駅から無料のシャトルボートで10分ほど。

 

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 東京ドーム2.5個分もあるエリアは大きく4つに分かれています。川沿いから、高級レストランやバーが並ぶウォーターフロント エリア、次に高級ショップなどが集まるファクトリー エリア、その奥にレストランや屋台などがあるタウンスクエア エリア、そして一番奥が雑貨や土産物などを扱っているチャルンクルン エリアとなっています。

 

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実物大の象さん。

 

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 日本食もあります。

 

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手軽にイタリアンで。

 

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 今夜のお目当てはタイ名物のニューハーフショー、バンコクの老舗キャバレー「カリプソ」です。

 

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 華やかな衣装をまとった美人のニューハーフさん達が歌い踊ります。

 

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 ギャグあり、派手なパフォーマンスありで、1時間余り飽きることはありません。

 

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 終了後には、美人の元お兄さんと記念撮影。すり抜けようとしたのですが、捕まってしまいました。

 

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 中には男も惚れ惚れとするような美人が!

 

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バンコクの夜を満喫した後は、水上ボートとスカイトレインを乗り継いでホテルへ帰ります。

 

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 天使都バンコクにサワディカップ

次の旅先はカンボジアです。